実写版『鋼の錬金術師』ネタバレあり酷評

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こんにちは、Kazuです。
公開される前から多様な意味で話題を呼んでいた『鋼の錬金術師』実写版が公開されましたが、皆さん映画館に足を運ぶ、もしくはレンタルして鑑賞はお済でしょうか。

実際私が鑑賞してみて思ったことをネタバレを含みつつ以下載せていきます!

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最初に注意ですが、酷評です。めちゃめちゃこの映画が好きで好きで愛しすぎている人はプラウザバックをお願いします!

目次
あらすじ
キャスト
ネタバレあり感想

あらすじ

幼くして天才的才能を持つエドと弟アルは、亡くなった母にもう一度会いたいと禁忌の「人体錬成」に挑んだ。しかし、結果は失敗。”錬金術とは等価交換である——”その容赦ない鉄則はエドの左脚と、アルの身体すべてを奪い去った。瀕死のエドは、自らの右腕と引き換えに弟の魂をなんとか引き戻し、近くにあった鎧に定着させた。

多くを失ったエドだが、諦めはしなかった。アルを元の身体に戻す。

そう決心し、鋼の義肢、オートメイル(機械鎧)をつけた身で史上最年少の国家錬金術師「鋼の錬金術師」になった。兄は、自分が巻き込んでしまった弟のために。そして弟は、命を捨てる覚悟で自分の魂を錬成してくれた兄のために。

絶対の絆で結ばれた兄弟は、失った身体を取り戻すため、カギとなる伝説の「賢者の石」を求めて旅に出る。

↓↓予告動画↓↓

【キャスト】

「エドワード・エルリック」(山田涼介)
「アルフォンス・エルリック」(水石亜飛夢)
「ウィンリィ・ロックベル」(本田翼)
「ロイ・マスタング」(ディーン・フジオカ)
「リザ・ホークアイ」(蓮沸美沙子)
「マース・ヒューズ」(佐藤隆太)
「ハクロ将軍」(小日向文世)
「ショウ・タッカー」(大泉洋)
「マリア・ロス」(夏菜)
「グレイシア・ヒューズ」(原田夏希)
「ラスト」(松雪泰子)
「エンヴィ」(本郷奏多)
「グラトニー」(内山信二)
「ドクター・マルコー」(國村隼)
「コーネロ」(石丸謙二郎)

上記キャストを見る限りかなり豪華!!

ネタバレあり感想

・映画自体は面白かったか

正直いうと個人的には全く楽しめなかったです。。。つまるところ面白くなかったです。

ある意味めっちゃ面白いシーン(笑いがとまらなくなる)はたくさんあったのですが、「この人実写でもいいな」と思う演技力がある俳優さんたちは早々に死ぬので、最終的には芋役者の無法地帯になり観ている側にとっては地獄の映画といえそうです。

それでも観に行くとか観たいとかいう猛者は演技力に期待していくのは控えたほうがよろしいかと(あくまで個人的な意見です)

【俳優陣の演技は?】(盛大なネタバレ含む)

安定感のある俳優さんは最終的にみんな死にます。
佐藤隆太(ヒューズ)と小日向さん(ハクロ)コンビは個人的に演技もうまいしいいなと思っていたのですがすぐに佐藤隆太死ぬし割と終盤まで生きていたハクロさんも賢者の石で生成されたよくわからない化け物?(ちょっとかわいい)に食されて死にます。しかも全く抵抗せずあっさりと。

その他いろいろいいたいことがありますが本郷奏多さん演じるエンヴィーが個人的に残念でした。
本郷さんが悪いのではなくて、これ本郷さんじゃなくても全然よかったんじゃ? と思ってしまうくらい本郷さんがエンヴィーとして出てくるシーンが少ないんです。本郷さんがほかのキャラに化けることが多く、最後の方でロイに丸焦げにされた後はもはや本郷要素皆無。。。

これ誰だったっけ? ってなりますほんとに。本郷さんのプチホットリミット(衣装がエロい)を観られると思っていた私としてはなんだかちょっと物足りない、本郷足りないになりました。

あとこれは書くか迷いましたが本田翼さんがまぁひどいです。

一応原作は外人設定なので日本人的な要素ってそもそも合わないといいますか……もともと設定が外人だし名前も外人なのに演技の仕方がもろに日本人で物語に全く合わず、かみ合ってないです。。。

なんというか、ファンタジー世界に迷い込んだ女子高生みたいに見えます。こんな子にオートメイルなんて作れるん? ってツッコミたくなるくらい。

いろいろと違和感の塊感が半端ないので割り切ってみたらある意味笑えると思いますが本田翼が好きでも「かわいい!!」って言えないくらい違和感を覚えると思います。

個人的には本田翼大好きですがこの映画にはあってなかったのかなと。。。

あとディーン・フジオカ。これもうロイじゃないです。ただのディーン・フジオカです。

原作のロイっていうキャラクターはかっこよくて無能じゃない日はめっちゃ強いし、野心に満ち満ちた、女の子が大好きな部下想いな上司だったはずなんですけど……映画では、無能なのか有能なのかはっきりしないしちょっとあった肉弾戦もあんまかっこよくないし、とにかくずっと不機嫌でロイの良さが全くの皆無。。。お前誰役なんだよってなります。

別にディーン・フジオカがロイに似ているわけでもないのでこれロイって名前じゃなくてもよかった気がします。

ラストはよかった。

ラストは予告観て期待していた通り本物に近かったです。すごい。

声も似ていたし、アニメみて原作読んで勉強してほんとすごいなガチだなって思ったのですがなんというか最後のほうでながいネイルおられて「うわあああああああ!!!」てなるのがそれダメージあるん?ってなってそこだけ残念でした。

爪おられても根本から折れなかったら別に人間的にはいたくないしホムンクルスって爪にまで神経いってるのかな? と上映中に無駄なことを考えてしまいました。

タッカー面白い。
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タッカーは「みんなのトラウマ」ニーナとアレキサンダーを錬成するという禁忌を犯すとんでもオヤジですが、原作通りなら怖くてゾッとするシーンがあるのでドキドキしながら見入っていた私。

が、タッカー役の大泉洋が出てきた瞬間「探偵はバーにいる感がすごい」となって違う役を演じていた大泉洋を思い出してしまい全く集中できず。

禁忌を犯したことがばれてエドにふるぼっこにされ、メガネが吹っ飛んだ瞬間大泉洋感がゴリゴリきます。全然怖くない。

でもこれに関しては人によるみたいで、怖かったっていう人もめっちゃタッカーだったっていう人もいたので私だけ面白いと感じたのかもしれないです。

【CG、演出はどうなの?】

CGに関しては期待していたよりはきれいじゃなかったです。あと思ったより画質が悪い。そんな期待しないで行った方がいいと思います。正直一言でいうと画面ガッサガサなので。

演出はもうなんかロイの炎がとにかく原作と違って笑えます
原作は大気中の酵素濃度を調整して錬成陣が描かれた手袋を用いて火を起こして攻撃したいものや燃やしたいものを攻撃するって感じでしたが、映画は指を鳴らしたら指先から火炎放射が出るなんかすげえ手袋みたいになってて大気中のふんたらってくだりが全く無視されています。

いやいやこれたぶん原作知らなきゃ普通にあの手袋すげえにしかならないです。ロイがすごいんじゃなくて手袋すごい感がぬぐえない

【肝心のストーリーはどうだった?】

いやいやいやもうなんていうか出オチ感がすごい。

冒頭で早々に幼少期のエドとアルが母親を人体錬成する名シーンが出てきますが、これ子役も二人とも日本人なので金髪なのに違和感しかないです。やらされてる感が半端じゃない。金髪似合ってない。

(これは割と似合っちゃった山田さん)

錬成シーンは演出的にも割ときれいでよかったんですけど心理に持っていかれるシーンは原作と違ってこれまた違和感。
錬成に失敗した?と思いきやシーンは終わりタイトル演出に。この演出なんですけどこれもうなんていうかものすごくハリーポッターなんですよね。関係者に怒られそうと観客が心配になるレベル。多分ハリーポッターの曲が流れてても違和感ないと思います。

人間界を出ようっていうジャンルとしてはあってるか(違う

その後はリオールの話になりますが、教主の話はまあまあ原作通りでした。エドが攻撃をかわしたり街を壊して教主をおいつめたりしていくシーンもハガレンっぽくていいです。リオールの話は私は好きでした。

で、す、が、この後登場するフジオカに割と全部もってかれます。出てきて早々「いや、お前誰?」ってなります。原作好きなら。

ディーンはロイには全く見えなくて、キャラクターも原作と乖離しすぎててこれもうフジオカとしてみるしかないじゃんってなります。

フジオカとしてみるなら面白いかもしれないです。ストーリー入ってこないくらいフジオカがフジオカしてます。ヒューズが殺されるシーンとかもう笑いがこらえきれないです。電話口で「今助けに行くからな!!」といいつつ全然電話を切って助けに行こうとしない腰の重さに「はやくいけよ」とツッコミたくなるレベル。

特にフジオカ好きでもない原作ファンの私は「なにこいつ誰だよ帰れ」ってなりました。ごめんなさい。

そのあとはなんか小日向さんが賢者の石を使ってよくわからない目玉の白い化け物?を大量に生成しますがこの白い化け物はよくわからないうちにみんないなくなってるので何がしたかったのかわけがわからないです。

(画像:めん玉化け物代表)

目玉のばけもんがいなくなる前にラストとエンヴィーにエドとフジオカが挑んでいますがなーんかもう全部フジオカの炎の出し方(火炎放射)に持ってかれて話が全然入ってこないです。

最終的にフジオカがラストとエンヴィーをこげこげにして終了しますがそんな火力出せたんかいなとツッコミが止まらない。

まぁひと悶着あって日の出をみんなでみておしまいになります。

ピカーン(画像はイメージです)

いやいやいやほんとにおわったん? なぁんかあっけなく終わってしまって盛り上がるというより配役や演出に笑う映画になっているような気がしてやっぱり今回も漫画、アニメの実写化が失敗になったって言わざるを得ないと思います。

おそらく原作を全く知らなければある程度は面白いなと思えて楽しめたと思いますが、原作のファンでちょっと見てみようかなでみると確実に失望します。少なくとも私は楽しめなかったです。

人によるかと思いますがもし観に行くとしたら原作ファンは原作通りではなく、配役とキャラクターは別物としてみるのが良いかと思います。
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