徹底ネタバレ『ヘレディタリー継承』結末や何かの正体、伏線と感想考察について

2019年11月30日に最恐ホラームービー『ヘレディタリー/継承』が公開されました。

全米を凍り付かせた悪夢と銘打っているこの映画、

割とレビューの評価もいいことから楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、

・『ヘレディタリー/継承』の結末

・家族が受け継いでしまう何かの正体

・作品伏線、感想と考察について

記載していきます。

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※ネタバレ記事のため注意※

!続編の有無についてはこちら

目次

『ヘレディタリー/継承』予告動画+あらすじ

一応、ネタバレ前に予告とあらすじをさっくりご紹介。。。

いらんという方は飛ばしてくださいまし(*_*;

予告動画

あらすじ

祖母エレンがなくなったグラハム家。

過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持っていた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。

しかし、祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。

最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。

家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。

家族が受け継いだ何かの正体

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タイトルからも何かが誰かに継承されるものがあると察しがつく本作。

実際、劇中でも青い靄のようなものが何度も登場

長女(ピーターの13歳の妹)チャーリーや長男(マリファナ中毒の高校生)ピーターの前に現れては消えたり。

最終的には長男ピーターに青い靄が入っていき、映画ラストへつながっていきますが……

このもやの正体はいったい何でしょうか。

絶対にそうだとはいいがたいですが、おそらくこの青い靄が家族が世襲する、継承されるべきものではないでしょうか。

目に見えて遷っていくものはこの靄以外にはないので継承されるという点では青い靄で間違いはないと思います。

映画ラスト(終盤)では、母であるアニーが実母リーの残した遺物を確認し、

リーは生前、悪魔であるペイモンを崇拝しており、リー自身が王妃としてペイモン崇拝者に崇拝されていた事実が明らかになります。

要は、アニーの母親であるリーが崇拝していたペイモンを継承するということでしょう。

継承する何かの正体は「ペイモン」です。

ペイモンとは

ペイモンとは、『ヘレディタリー/継承』オリジナルのキャラクターではなく、実際に1700年代のヨーロッパの伝承に登場する悪魔です

魔術書「レメゲトン」やヨハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」などに登場しています。

地獄の階層ランクでは高位に位置していて、地位は王や公爵。

人間界に現れるときは王冠を被って登場するといわれている悪魔です。

映画ラストでもペイモンが宿ったピーターに王冠を被らせる描写がありましたね。

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映画結末について

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映画ラストでは、ペイモンを宿らせたピーターが崇拝者たちに崇拝されてバッドエンド(生き残れたという点ではハッピーなのか?)を迎えます。

宿主候補であった妹のチャーリーはリーの血族である男ではなかったため(女の子だったから)ペイモンを宿すことができず用済みとなって事故死。

父親のスティーブはペイモンが意思疎通のためとアニーが授けたノートを焼くことで、ノートと連動してノートが焼かれると同時に焼死。

ピーターの母親アニーに関してはペイモンにあやつられてか、自らぎーこぎーこと糸で首を切って死亡。

ペイモンを継承したピーター以外、家族はみんな死んでしまいます

チャーリーの死について

個人的に一番かわいそうだと思ったのは妹のチャーリー。

母親のアニーに、祖母に差し出されて、ペイモンの宿主にされそうになったチャーリーは、

祖母に「男の子になってほしい」といわれ、ペイモンに宿られそうになったあげくにおかしくなってしまい、普通とは違った子に育ってしまいます。

そんなチャーリーはアニーの強引な説得から兄に同行したパーティでナッツ入り(チャーリーはナッツアレルギー)ケーキを食べて苦しみ、兄ピーターが急いで病院へ運ぶ途中、不慮の事故で頭がぶっ飛んで死亡

兄は兄で事故を起こしたにも関わらず誰にも言わずに道路に転がったチャーリーの首を拾うことなく帰宅。

警察にも届け出ず、なにくわぬ顔で首無し遺体をチャーリーのベッドへ運び寝てしまうという奇行ぶり。

容赦なく頭がぶっ飛んで、次の日の朝見つかったチャーリーの頭には無数のアリがたかっているので、

その描写が怖いといえば怖いですが、ピーターの行動が倫理的にいかがなものかと……そっちの方に気を取られて、管理人はチャーリーがかわいそうでならないと思ってしまいました。

チャーリーを演じた子役さんについて詳細はこちらから

作品の考察と伏線

管理人は察しがあまりよくないですが、できる限り作品について考察してみました。

伏線についても一緒に拾っていきます。

あくまで個人的な解釈なのでうのみにはしないでくださいね_(:3」∠)_

ナッツアレルギ―

チャーリーは祖母リーの葬式の際にクランキー?みたいなチョコレートを食べています。

この際にチョコレートにナッツが入っていないかと父親にいわれて「ノー」と答えているため、ナッツアレルギ―であることが伏線として貼られます。

何の意味もないように思えましたが、実際、ピーターに同行したパーティで食べたケーキの中にナッツが入っていてアレルギーを起こして死にかけてしまうチャーリー。

車で運ばれている途中で窓を開けて空気を吸おうとしたチャーリーはそのままピーターのハンドルミスで車がスピンした上に電柱に頭を打ち付けて首がぶっ飛び死亡。

彼女が死ぬ1つの要因としてナッツアレルギ―は重要な伏線でした。

ペイモンはチャーリーの中にいた?

祖母を抜いて、家族の中で異質なのはチャーリーでしょう。

(母であるアニーはラストでは完全に気がくるってしまいますが、

映画序盤では祖母を失って気持ちの整理がつかない普通の女性のように思えるので置いておきます汗)

チャーリーは学校の窓にあたって死んでしまった鳥の首をばっさり斬り落として持ち歩いたり、普通とは違った行動をよくとります。

また、気になったのが母親アニーがチャーリーに語った「あなたは生まれたときでさえ泣かなかった」という言葉。

あかちゃんって普通は泣きますし……泣かなかったら空気が肺に入らず、肺がうまく膨らまないので医学的に考えると普通に死にます。

泣かずに生まれたのに生きているというのは人間としてはちょっとありえないです……。

いや、もしかしたら何かしらの医療行為を施して生き残ったかもしれませんが、この言葉の意味を深読みするなら、もしかしたら、生まれた直後、または生まれる前からチャーリーの中にペイモンは宿っていたと考えられるかもしれません。

悪魔だったら生まれた時に泣かなくてもいいかもしれませんしね!

実際、リーは、母親のアニーに不干渉のルールを設けられていたため生前はピーターには近づけなかったわけで、チャーリーに固執するしかなかったと思います。

そう考えると生まれる前からペイモンを宿らせようと祖母が細工していたとしても問題はないかなぁ……

あくまで個人の考察の域を脱しはしませんが汗

チャーリーの部屋に書かれた文字について

誰がかいたかは不明ですが、映画内でちらほらチャーリーの部屋が映って壁にあやしげな文字が書かれているのが描写されます。

「サトニー」とか、「ザサス」とか……要は「謎の呪文」ですね……

これは、ペイモンを召喚するためにリーがかいたか、ペイモンが宿った?チャーリーがかいたかしたものでしょうか。

チャーリーは宿主になりきれなかったのでリーがかいたとしたほうが自然かとは思いますが、誰がかいたか否かはこの際あまり関係ないですかね(笑

「サトニー」は「死者とコミュニケーションを取るために使われた言葉」で、さらに、「サザス」は著名なイギリス人オカルティス、アレイスター・クロウリーが悪魔のコロンゾンを呼び出すために唱えた呪文だそうです。

なので、ペイモンを召喚するために必要な文字だったのではないでしょうか。

これに関しては目立って劇中で回収はしなかったように思えたので正直考察の域は脱しません。

ピーターは死んだのか?ジョーンの呪文

これについても不明確ですが、ピーターは常軌を逸したアニーに襲われて屋根裏に逃げ、追い込まれまくった後に窓から飛び降りて倒れます。

その時、ぴくりとも動かなくなったピーターの体から黒い煙?のようなものが出ていき、代わりに青白い光が入っていきます。

青白い光が入っていた後、ピーターは別人のように動き始めるので、ピーターの人格が死んだか、ピーター自身の魂がどうにかなったと考えるのが普通ではないでしょうか。

管理人的には、黒い煙がピーターの魂で、ピーターはあの時死んでしまい、肉体だけがペイモン(青白い光)に乗っ取られてしまったのではないでしょうかね……

ピーターは家に運ばれる前に学校で昼食をとっていた際、ジョーン(きちがいばばあ)に「肉体から出ていけえ!」といわれます。

謎の呪文もこのほかにかけられていたので肉体から魂が抜け出る準備はこの時に整ったのではないでしょうか。

舌を鳴らす「コッ」という音の意味

妹チャーリーは劇中で何度も舌を鳴らす行為を繰り返しています。

いわば癖です。

しかし、体に青白い光が入った後ピーターもこの癖を発症します。

青白い光が入る前にはピーターはこんな癖なかった上、自分の起こした事故のせいで死んだチャーリーの癖だったためこの音を周りで聞くたびにおびえていたほどでした。

ピーターが自ら進んでこの「コッ」という音を鳴らすとは思えないため、この舌を鳴らす行為自体がペイモンにつながるものであると考えるのが普通でしょう。

わかりやすく解釈するなら、舌を鳴らすような音はペイモンの癖であり、さらに、ペイモンが中にいる状態の人間が鳴らす音ではないでしょうか。

土下座する2体の首なし遺体

ペイモンが宿っただろうピーターがたどり着いた小屋には裸の崇拝者たちの中に土下座する2体の首なし遺体がありました。

これは、墓から掘り出されたリーの遺体が首がなかったことから1体はリーとわかります。

もう一体は、たぶん……首を切り落としていた母親のアニーではないでしょうか。

アニーの遺体は裸ではなく服を着ていて、ぎーこぎーこと「糸(もしくは鋭いナイフかな……?)」で自らの首を切っていた際、アニーが着用していたものと一致しているのでおそらく間違いないはず。

2体の遺体はリーとアニーだと思います。

ただ、正直ちょっと……アニーがなぜペイモンに傾倒するようになったのかはわからないです。

気がふれちゃったんですかね……逃げ惑うピーターを追いかけて屋根裏部屋の扉に張り付いて頭をガンガン打ちつけたり……自らの首を落とそうとぎーこぎーこしちゃうくらいですから……

普通ではなくなったのは間違いないです……

トラウマになるキャラクターは人間を逸脱した行動を平気取れるようになったアニーでしょうかね。

女性がみんな首を落としているけれど……

リー、アニー、チャーリーはみんな首を落として死んでいます。

儀式的な何かについて詳細は個人的に知らないのですが、

ペイモンに捧げるために血族である女性の首が飛ぶ必要があったのかもしれません。

ただ恐怖をあおるためだけに首を飛ばしたわけではないでしょうし……

深読みしすぎかもしれませんが、チャーリーが首を飛ばすことになった電柱には刻印がありました。

一瞬しか映らなかったので確かとはいいがたいですがペイモン関係の刻印だと思います。

もし気になるようでしたら2回目を鑑賞してみるのもあり。

話が難しいというか……伏線が多いのと緻密に練られすぎていて1回じゃ解釈しきれないです……

裸の崇拝者たちについて

ちょっと気持ち悪いですが映画ラストでピーターは梯子の上にある小屋?に入り、裸の崇拝者たちに迎え入れられます。

なんで裸なの?と思って色々調べてみたのですが(調べまくったので考察とはいいがたいかも)……

どうやら悪魔関係の降霊術を行う際や儀式の際には裸で行うことが多いようです。

生まれたときの姿じゃないと、衣服に邪魔されて降霊術が失敗するとかなんとか……

常人には理解しがたいかもしれませんがオカルト的観点から観ると不思議でもないみたいです。

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管理人の感想

正直に書いてしまうと、管理人にはちょっと難しいお話でした。

まだ早かったかなという感じです……もう少しこういう映画を見慣れないとだめですかね……。

この手の話は1度の鑑賞では理解しきれないと思いました。話がかなり緻密なようですので。。。

冒頭からミニチュアを使ったカメラワークで特殊な描写をしてきて期待させられますが、従来のホラー映画と同じような怖さはあまりない映画だと思います。

間違いなく、王道の怖さを追求した作品ではないでしょう。

母親のアニーが天井に張り付いて襲ってくるのかな?と思いきや、壁からとびかかってくるのではなかったところをみても、描写も王道ではないかな……

家族の崩壊といった点にスポットを置いている作品なのでしょうか。

祖母の葬式から物語は始まるため映画は最初からくらーくおもーい感じが付きまといます。

最初から最後まで暗くて重いです。

もちろんコメディ映画じゃないのでくすりとも笑えるシーンはありません汗

怖いといえば怖いのですが、首が飛んだり遺体にアリがたかるといった描写は見飽きちゃっている人も多い描写なので目新しさはありません。

ただ、役者さんの演技力がかなり高い(特にアニー)のでその点みていてゾッとする人はいると思います。

とにかくお母さまアニーの顔が怖いです_(:3」∠)_オイ

アニーが天井裏にくっついて頭を何度も打ち付けるシーンがあるのですが、人間離れした動きにスクリーンから目が離せませんでした。

管理人個人としては、ぎこぎことアニーが自分の首を落とすシーンよりピーターを追い詰めるシーンのほうが怖かったです。

あと蛇足なんですが……

この作品、ほかのサイトで評価やレビューが異様なほどいいのが個人的にかなり気になっています。

違うかもですが、ステマが多いような気がするんです……。

そこまで評価できるような作品ではないかと……

いや、わざわざけなすようなレベルのものでもなかったのですが……あまりにも評価が高すぎる気がします。

正直言ってしまうと、映画館へ足を運び1800円出すレベルの映画ではありません。

DVDで暇な時間に見て楽しむのがいいB級映画ではないでしょうか……

面白い!と太鼓判を押したい方には非常に申し訳ないのですが……

心の底をぶっちゃけてしまうと映画としては面白くはなかったです。

ホラージャンルですがどちらかというとオカルト的な気がしますし……

みなさん正直なところどう思っていらっしゃるんでしょうかね……

面白いというレビューが多いから面白いとイエスマンで頷いているだけなのではないでしょうか……。

考えれば考えるほどわからなくなる映画とはこの映画のことではないでしょうか……。

大事なところもさらっと一言ですませてしまったり、ちょっとしか画面に映さなかったり、そもそも大切なところの描写が雑だから意味がわからなくなるんだと思います。

難しくて理解できないのは私の理解力不足が一番の原因ですが、理解力云々の前にわかりにくすぎる点に関して、エンターテイメントとしてよろしくはないですよね。

監督さんは何年も構想を練られてこの作品を作り上げたとおっしゃっているので、緻密なのは間違いないですが……

この先同じ監督さんの違うお話が公開された際はあまり期待しすぎずに、観に行った方がいいなと思ってしまいました。

個人的すぎるぶっちゃけた感想を一言で表すなら、「鑑賞者に解釈はまるなげな肩透かし映画」です。

まとめ

以上が『ヘレディタリー/継承』のネタバレ感想、伏線、考察についてまるっとまとめでした。

王道ではないですが、かなり緻密にできた作品なので気になっている方は劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうかね……。

ただ、王道でわかりやすいホラー映画が好きな方にはもしかしたらあわないかもしれないです。

管理人は実際そこまで面白いとは思えなかったので汗

ではでは、劇場へいくよ!という方も、DVDのレンタルをまつぞ!という方も、良い映画ライフを。

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