B級映画『鮫の惑星:海戦記』がやばすぎる!結末や矛盾点、実際にみた感想を徹底レビュー解説【ネタバレあり】

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B級映画でおなじみのサメちゃんが、ついに惑星規模に勢力を拡大しちまったぜ。

どうも、こんにちはKazuです。

頭が増えたりトイレからこんにちはしたり、はたまた台風に運ばれてきたりなど……

何かと忙しい海の怪物「サメ」ですが、今回ご紹介する映画はなんとプラネット、惑星がらみときやがりました。

映画タイトルはその名も「鮫の惑星:海戦記(パシフィックウォー)」。

まんまあの映画やん( ゚Д゚)パパパパクリカネ

しかもこの映画、猿の惑星にあやかるだけでなく、サブタイトルに「海戦記(パシフィックウォー)」というかっこよさげな言葉も付随しています。

もはやタイトルの時点で愛すべき映画であることが確定している本作……。

とんでもない惨事になりそうですが、いざ、B級映画の波へダイブ。


下記目次にしたことがこの記事では記載されてます。

項目をタップすれば気になるところまで飛べるのでご利用ください。

目次


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※本記事には『鮫の惑星:海戦記』の本編や結末に関するネタバレがあります。

ネタバレをされたくないという方は記事閲覧をお控えください※

そもそも『鮫の惑星:海戦記』ってどんな映画?

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『鮫の惑星』とタイトルを打ち出していますが、

本作はかの有名な『猿の惑星』のスピンオフでもなければ続編でもない、全く既存映画とは無関係のサメ映画です。

そのため、『猿の惑星』くらいのクオリティ映画だと勘違いして視聴したら十中八九死ぬので注意が必要。

タイトルから予想される概要としては、

猿の惑星のように、地球を鮫に占拠されちゃうのかなぁと思っちゃったりするわけですが…

それもまた違います。

じゃあどんな映画なんだよと言われそうなので、

YouTubeから借りた動画をはっつけておきます。

これをご覧になって、手早く内容を把握しくさってくださいませ。

『鮫の惑星』予告動画

あ、間違えた、この映画じゃないっすわ/(^o^)\

上記はとんでもなく本作と類似している映画で、海戦記じゃないほうの映画予告になります( ゚Д゚)シッカリシロヨ

すみません……予期せず普通に間違えました。

今回ご紹介する鮫の惑星は、『鮫の惑星:海戦記(パシフィックウォー)』の方で、上記した『鮫の惑星』とすっごく似ていますが、この映画とは姉妹映画でもなければ全く別の作品になります。

容易に間違えるので、海戦記の方を探すときはちゃんとパシフィックウォーと打ち込んだ上で調べてみてくださいませ……

『鮫の惑星:海戦記』予告動画

そう、これですこれです。

ちなみに、管理人はどっちも鑑賞済みですが、どっちかというと「パシフィックウォー」の方が面白かったので、さめ映画(というかアライサム愛がある方)大好きな方にはこっちをおすすめしておきます。

あと、結構というか……かなり予告動画も設定も『鮫の惑星』と似通っているので、概要を見て間違って借りちゃう人が多そうですねぇ……。

そもそも猿の惑星のぱく……オマージュ映画と予感させるので、その時点で間違いがありそうですが。

邦題だけでなく、原題からあやかっていくスタイル

『鮫の惑星:海戦記』という邦題を見ただけで『猿の惑星』のぱくりじゃないか!(‘Д’)

と、思うかもしれませんが、ちょっとまって冷静になってみてください。

もしかしたらこの映画、邦題だけ『猿の惑星』に寄せているだけかもしれないじゃないですか。

原題と邦題は180度違うという映画も世の中には数多く存在しています。

本作もそのたぐいの映画かもしれません。

だとしたらもともとの映画に罪はないです。

もしそうだとしたらこうやって邦題をつけた方に悪意があったわけですよ……

そう、ちゃんと調べてからあれこれいうべきです……

決めつけで批判するだけなんて誰にでもできますからね!

ちなみに猿の惑星の原題は『Planet of the Apes』なので、これにかすっていたらパク……オマージュ確定です。

では、原題をチェックしてみましょう。

(画像引用元サイト様:https://eiga.com/movie/88497/)

『Empire of the Sharks』……( ゚Д゚)

正確にいうとEmpireとPlanetって意味合いが違うので、言い逃れはできそうですが、

鮫の王国と猿の惑星って似てるというか文字面がまんまそれなので、これは宮迫さんのいうところの「オフホワイト」に該当しそうです。

つまり残念ながら原題でも「猿の惑星」を超絶意識し製作された映画といっていいでしょう。

ヒット作にあやかったタイトル付けはB級映画ではよくあることなので、この辺りは気になるところですが、気にしてはなりませんね……

そもそも擁護しようとしたのが間違いだったのかもしれません。

とりあえず結末をネタバレ

どんな映画なのかは予告をご覧になって承知かと思いますが、気になるのは映画の結末でしょう。

いやいや、この手の映画は結末よりもどの程度作品自体がポンコツなのかを知りたいのかもしれませんが、とりあえず事の起こりから結末までをさらっとネタバレしますね( ゚Д゚)サッソクイクデ

世界観説明と事の起こり

『鮫の惑星:海戦記』の世界では、温暖化によって起こった洪水により、地表の98%が海に覆われてしまっています。

この設定はある程度話が進んでからしか説明がないので、鑑賞者は冒頭から中盤まで世界観を理解できずに話が進んでいきますが、このあたりはアライサムおきまりのご愛嬌。

98%海の状態で、船のような掘立小屋のようなよくわからない家を海面に浮かべて生活を余儀なくされた人類。

その中でサメを操る装置を開発した「イアン・フィエン」たる人物が世界を牛耳っているようなことが説明され、フィエンの手下が主人公の男「ティモール」の住む村をせめてきます。

そしてフィエンに対しての貢物が少ないという理由から、村から女性が6名くらい連れていかれ、ヒロインである「ウィロー」もこの時に敵の元へ連れていかれてしまいました。

このウィローとその仲間たちを取り戻すため、ティモールが立ち上がる。。。というのが話の起こりです。

結局どうなったのさ

劇中盤にいろいろありすぎたのでいいたいことが山ほどあるのですが、とりあえずパパっと結末だけ載せますね。

ティモールは中途で集めた仲間とともに敵本部にウィローを助けにいきますが、

ヒロインウィローがサメを操る力を覚醒させ、ヒーローティモールの出番がないまま、敵はヒロインが操った鮫によって食い殺され、生き残りは村に戻ることができて映画自体はハッピーエンドを迎えます。

私の書き方が悪かったせいでヒーローがぽんこつみたいに思うかもしれませんが、誇張はしていません。

むしろこの映画に出てくるキャラクターがほぼすべてポンコツなので全然盛ってないです( ゚Д゚)ハハハ

いやはや、結末だけ書くとおそろしい映画のように思えますが、アライサム映画としては傑作なのでぜひ見てみてくださいね……。

ココが面白い!実際に観てみた感想レビュー

休日の暇つぶしにサメ映画でも観ようということで、アライサムの映画をあさっていましたが、見つけちまいました、2017年製作の映画『鮫の惑星:海戦記』。

既出の『鮫の惑星』が飛んだB級映画だったので忌避していた本作ですが、せっかくU-NEXTで無料視聴できるということで期待に胸を膨らませて観ることに。

最後までフル視聴した感想ですが、一言でいうならば「愛すべきくそB級映画だった」につきます。

もう本当につっこみどころしかない(笑

登場人物はどいつもこいつもへっぽこで使えず、悪いやつは悪いやつで、なんとなく悪になり切れずにつめが甘い……

前述のとおり、『鮫の惑星』よりは楽しめた本作ですが、B級好きというわけではない方にはおすすめできません(笑

アライサムを観なれているということであればおすすめの一本として紹介しますが、この手の映画を観なれていないよ!という方が鑑賞するとあまりの衝撃に気絶するかもしれないので注意。

といっても、この映画は割と、B級にしては筋がある程度通っているので、予算を確保してそれなりの加工ができたのならもっともっといい映画になったのではないかと……そう思える節がちらほらあったりします。

他サイトのレビューではやっぱりぼろくそ言われちゃってるのですが、私は嫌いではないですし、むしろ好きです( ゚Д゚)ハハハ

もちろん、矛盾やむりくりやってる点が多いので、つめなければならないところとか、ヒロインの直系の話も深堀しなきゃならないとか、登場人物の性格をそもそも改変しなきゃとかいろいろあるんですが……

描写次第じゃ悪くないと思ってしまったり。

いやぁ、アライサム観すぎてすっかり毒されてしまったのかもしれません。

アライサム映画はタイトルを何のためらいもなくオマージュするあたり、いつまでも追いかけ続けたくなりますねぇ……

『鮫の惑星:海戦記』はアライサム好きにはおせる一本なので、気になっているけどどうしようか迷っているのなら少し覗いてみてくださいませ。

冒頭5分で「くそだ」と思うのであればこの映画とは相性が悪いので早めに切り上げることをおすすめしておきますが( ゚Д゚)

映画のつっこみどころと矛盾点を列挙するよ!

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ココが良かった!

愛してるぜアライサム!

そう叫びたくなるシーンが本作でも多々あったので列挙。。。

冒頭から時代錯誤??

本作は近未来ということで近い未来を描いた作品。

ある程度近未来を装った服を着ているものと思っていましたが、登場人物たちは今と変わらないというか、どこぞの浮浪者を思わせるボロボロの服を身にまとっています。

いや、設定上世界は海に覆われていて布どころではないのはわかるため、服装に関してはそこまで突っ込めないのですが、驚いたのは敵の船( ゚Д゚)

普通の船にしておけば何の疑問も抱きませんでしたが、恐ろしいことにどっかの海賊かよと突っ込みたくなるような、お粗末な骸骨が敵の船の先端に括り付けられています。

ただ、海賊船にしては今っぽいふつーの船なので括り付けられている骨がとんでもなく浮いてしまっている……

これは間違いなくアライサム!!

笑わざるをえねえ船ですが、敵は敵で何とも思っていないのか骨について全く触れない上、登場人物の誰もこの船について突っ込んでくれません。

この映画に出てくる登場人物の多くは鮫に食われちゃってるので骨が残ることもありません。

だから、その骨は一体なんなんだよといいたくなりますが……

このあたりはアライサムお決まりの楽しく笑うところなので、深堀はよしましょう。

そもそも鮫の惑星……じゃない?タイトルと内容の不一致

しばらくサメちゃんが出てこないのもアライサムのいいところ。

いつ出てくるのかなぁと期待していると、なんと僕らの鮫ちゃんたちは敵が開発した謎の機械によって操られており、いいようにこき使われるというまさかの展開で登場。

鮫の惑星と銘打っておきながら映画肝心の「サメ」は人によって操られているとは、新感覚のアライサム映画と手をたたいてよろこぶべきでしょうか……。

猿の惑星にあやかりながらも内容は全然鮫の惑星じゃない、タイトルと全く一致しないストーリー展開をみせる本作。

この映画、サメが主役みたいにタイトルが付けられていますが、ほぼほぼヒューマンドラマなのでサメは道具だと思ってもらった方がいいかもしれません。

そもそもサメ以外の生き物どうしたの

鮫以外は人しか生き物は出てこない!

これもアライサムで愛すべき点の一つ。

98%が海で覆われている世界なら、他の海の生物が出てきてもなんら不思議はないですが、最強はサメといわんばかりに映画に登場するのはサメ、サメ、サメ!

シャチの方が強いんじゃない?とか、別の生き物の方が強いとかいう突っ込みは不要でっせ。

操る機械ってどうやってつけたんだろ…

敵のボスは鮫を操るためになにやら鮫に小さな信号受信器を取り付けている様子。

機械については一切説明がなかったので詳細は不明ですが、この信号受信器、そもそもどうやってつけたのかわかりません。

鮫をあやつるのに必須のアイテムかと思いますが、サメの目の付近についている受信機って鮫を生け捕りにした上で取り付けなければならないためかなりリスキーだったと思います……

単純にこれ、取り付けるの大変だっただろうな……。

潜水すれば追ってこないサメとは?

劇中、ある程度の深さまで潜ればサメは追ってこないと登場人物が力説するのですが、人間の潜水可能な深さよりも、サメが潜れる深さの方が深い(深海でもさめは狩りをしているくらいです)ので、いくら人間が頑張って潜っても追いつかれちゃうはずです。

しかし、この映画のサメはどういうわけかちょっと人が潜っただけであきらめて去っていくポンコツぶりを発揮。

現実ではありえないことですが、人が普通に泳いで逃げているのにこの映画のサメは一切おいつけません……。

悲しきかな、今作のサメは登場人物以上にポンコツです。

おい、食われ方……

アライサム大好き!

登場人物の多くはサメのエサにされますが、食われ方がやっぱり低予算( ゚Д゚)

血も出さずに静かに水中に引きずり込まれたり、血は出るけどいつの間にか人がいなくなるのはお決まり描写。

アライサム映画を観なれていない人が本作にぶちあたったら瀕死の重傷を負いそうです。

さすがに神風ザメは擁護できんぞ

劇終盤になると、敵もそれなりのラスボス鮫を投入しなければならないと息をまいて神風ザメたる巨大ザメを投入。

いやはや、これ日本の神風特攻隊を意識したのであればぶっ〇したくなります( ゚Д゚)

遺伝子操作なのかしらないけど、神風ザメはとてつもなくいかつくてでかいサメで、船も体当たりで破壊できる能力を持っています。

あと、これ私がぼーっとして見逃しちゃっただけかもしれませんが、船ぶっ壊した後、この鮫いっこうに出てこなかった気がするんですよね……

どこいっちゃったんだろ。

女の子に引き付け役お願いするっておま……

劇中、潜水を得意とする女性のキャラクターが登場し、敵の本拠地に侵入するために本作のヒーローはこの子に、泳いでサメをひきつけてくれと驚愕の依頼をします。

いや、お前、泳いでサメを引き付けるってどんな思考回路で口にできる言葉だよ……

普通に泳ぎでサメに勝てる人間なんてこの世に存在しませんぞ……。

しかもその時男が彼女にいったサメへの対処法が

「ある程度潜ればサメは追ってこない」の一言。

これに女もなぜか納得して依頼を受諾。

この女性は最後まで死にませんが、他の映画の登場人物なら真っ先に死ぬんで気を付けてほしいですな。

アライサム映画では危機管理能力は必要ないということでしょう。

ソナーで人質の位置を把握……できるの?

劇中にソナーという装置を使って人やものの位置を把握できる機械を作る男を仲間に引き入れますが、このソナーを使って敵につかまった人質の位置を把握しようと登場人物たちは躍起になります。

いやしかし、よくよく考えればわかりますが、敵本拠地をソナーでスキャンしたとしても、モノや人の位置がわかるというだけで識別はできないはず。

なら味方がどこにいるのかなんてわからないのでは……?

敵も味方もソナーに反応しちゃうんですよね……?

ん……?/(^o^)\

考えるのはやめよう。

いろいろつっこみどころはあるけれど結局は……

突っ込むときりがないのでこのあたりで押さえておきますが、結局のところ、本作は普通に楽しめるアライサム映画です。

他のアライサムの映画が好きなのであれば、ぜひ鑑賞してみてくださいませ。
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