暇つぶしにもってこい!B級ホラー映画『スペル』

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サム・ライミ手掛けるホラー映画『スペル』

今回ご紹介するホラー映画『スペル』は、『死霊のはらわた』シリーズを手掛けたことで有名なサムライミが監督をつとめたホラー映画です。

サムライミは『死霊のはらわた』以外にも『スパイダーマン』シリーズを手掛けており、2009年に公開された『スペル』は数年ぶりのホラー映画ということで注目を集めました。

 恐怖度

78/100

ありがちな設定ではあるものの、「汚い」「気味悪い」「怖い」の三点がそろったホラー映画。

B級映画に分類される映画ですが、B級の中ではかなりオススメできる映画です。

暇つぶしには最高の一本。

あらすじ+予告動画

銀行につとめる主人公ブラウンはある日、自宅の差し押さえを待ってくれるように相談に来た老婆ガーナッシュの依頼を断った。

プライドの高いガーナッシュはブラウンを逆恨みし、「恥をかかせた」とスペル(呪い)をかける。

スペルをかけられてから身の回りに起こる不可解すぎる現象に悩まされたブラウンは、呪術を解いてくれる専門家に依頼するがスペルが強力で本人にしか解けないことを聞かされる。

仕方なくガーナッシュの元へいき、スペルを解いてもらおうとするものの、ガーナッシュはスペルをかけた日に死んでおり……

ブラウンはスペルを解き、生き残ることができるのか――。

サムライミ手掛けるB級ホラー映画。

キャスト

クリスティン・ブラウン

主人公。銀行窓口に勤めていて仕事ができる女。家を差し押さえられるためローンを延長してほしいと老婆ガーナッシュが依頼に来るが、昇進を目の前に断ったため呪いをかけられる。最初から最後まで終始かわいそうな主人公。

クレイ・ダルトン
ブラウンの恋人。イケメン。呪いのことを最初は信じていなかったが、途中から恋人の身に降りかかる事態に呪いを解く手段をヒロインとともに探す。最後の最後でなんてこったな事態を引き起こす。

シルヴィア・ガーナッシュ
家のローン滞納を二回も延長していたにも関わらず再度延長を申し出に来たくそ老婆。ブラウンに断られ「恥をかかされた」とくそみたいな理由で逆恨み。彼女に呪いをかける。

とにかくばばあのキチガイ具合が半端じゃない

※死神……ではなく、老婆(ガーナッシュ)※

主人公ブラウンにローン延長を断られたという理不尽極まりない理由から画像の死神こと老婆ガーナッシュはスペル(呪い)をかけます。

画像は仕事が終わり、車で帰ろうとしたブラウンに襲い掛かるくそ老婆の図。

老婆ということもありしわがたくさんあって死神感がすごい老婆ですが、顔だけではなく行動もキチガイで、ブラウンの車の中に隠れていて復讐しようとします。車の中に先ほどローン延長を断った老婆がいたら怖いのに襲い掛かってきたらたまらないですよね。

謝ろうにも激高していてどうしようもないし、ガーナッシュともみあいになったブラウンは何とか彼女を巻いて逃げかえりますが、結果的に呪いをかけられてしまいます。

ローンを滞納していた方が悪いのに(しかも延長は2回もしている)断られて逆恨みで逆切れしたあげくに車で待ち伏せするキチガイ極まりないばあさん。このばあさんがとにかくキチガイでその上気持ち悪いし薄気味悪いさはA級といっても過言ではないと思います。

ばばあは呪いをかけるだけかけてとっとと死んでいる

ばばあが車で待ち伏せするだけで怖いですがまぁそれはおいておいて、ばばあに呪いをかけられたかわいい主人公ブラウンは呪いを解くためにガーナッシュのもとを訪れますがすでにガーナッシュは病気かなんかで死んでいて(死因忘れました)呪いを解くことができなくなってしまいます。

ブラウンがガーナッシュのもとへ行った際に棺の中にガーナッシュはいるわけですが、呪いを解く方法がまだわかっていなかったため老婆の死体にブラウンは食って掛かります。

その際なぜか死んでいるはずのガーナッシュの死体にブラウンは押し倒されて口の中に入っていたゲロ(緑色の気持ち悪すぎる液体)を顔に吐き掛けられます。それが気持ち悪すぎてゲロ恐怖症の方はここで観るのをやめてしまうと思いますが、B級なれしている方にはたまらない演出といえます。

「うっわきたなっ」と、思わず口にしてしまう気持ち悪い演出が多い映画です。

ばばあ死んでるけどどうやって呪いを解くの?

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ばばあに呪いを解いてもらうようにお願いをしにいったブラウンちゃんですが、ばばあは死んでいて絶望的な状況へ追い込まれます。

どうすればよいのかその道に詳しい人に頼るとガーナッシュにかけられた呪いは呪い返しをするしかとくことはできないとブラウンは聞きます。

ガーナッシュは呪いをかける際にブラウンの私物(ここではボタン)に呪いをかけ、それをブラウンに返すことでブラウンに呪いをかけることに成功しました。

このブラウンの私物(ボタン)を所有している人が最終的に呪い殺されることになるため、呪いが果たされるタイムリミット(確か三日だった気が……定かに覚えていない)までに誰かに呪いのこもったボタンを押し付けなければならないということになります。

もちろんかわいい主人公ブラウンに呪い殺したい相手はいないといいたいところですが、上司や会社のライバルといった相手を殺そうと一度は考えます。が、根はまじめでとてもいい子なブラウンは思いとどまり、ブラウンに呪いをかえそうと彼女の墓地に雨降りの、しかも夜に訪れます。

この日が終わると彼女は死ぬという呪いのタイムリミットが迫っていたためブラウンは急いで墓地にいったわけですが、夜だし雨だし墓場は薄気味悪いしめちゃくちゃ気持ち悪いです。

泥まみれになりながらやっとの思いで棺桶を掘り出したブラウンはガーナッシュを引きずりだしますが、死んでいるにもかかわらず、なぜか生きているかのようにかみついてきたり、ガーナッシュは死体になっても反撃してきます。

何とかガーナッシュの口の中にボタンを封筒事(ボタンがはいった封筒)つっこみ、棺桶の中に沈めてめでたしめでたしとなりますが、死んでまで襲い掛かってくるばばあガーナッシュのキチガイ具合に観ている方は気が気ではないです。

正直このシーンが一番気持ち悪くてもうあきらめて呪い返しうけてくれとうんざりしてしまう人はしてしまうかと……

結局あわれな主人公は助かるの?※ネタバレあり※

一言で助からないです。死にます。正確には地獄に落ちて永遠苦しめられることになってしまいます。

ガーナッシュにボタンを突っ込んで返したはずでしたが、実は返したボタンはコインで、呪い返しに成功したと思ったブラウンが恋人とともに旅行に出かけようとホームでまっていると、恋人が「車の中にこんなものがおちてたよ」といいながらひょいとボタンを出してブラウンに返します。

【以下が地獄へさようならの展開順】

まさかの呪い物のひょっこりとした登場にブラウン絶叫⇒電車がくるホームに落ちてしまう⇒電車がきてひかれたかと思いきや電車が通り過ぎた後に炎に巻き込まれながらブラウンが悲鳴をあげつつ地面から這い上がってくる⇒そのままよくわからない影に引き込まれて地獄へ落ちる。

スペルはどんな人に向いている? 向いていない?

もちろんホラー映画好きにはオススメの一本ですが、ゲロや虫といった気持ち悪すぎる要素が多いため、汚い描写が苦手な人には全くオススメできません。やめたほうがいいです。

ただ、ストーリーにねじ曲がったところもなく、ホラーの王道をいくため裏切らない展開を望んでいるかたにはかなりオススメできます。

B級映画に分類される一本ですが、暇つぶしにもってこいの映画なのでぜひ機会がある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
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