長崎尚志によるオリジナル脚本を、「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」など話題作で知られる永井聡監督により映画化された『キャラクター』。
俳優陣が豪華ということもあり早くから注目されている作品なので、
映画を観たい!!という方も多いはず。
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本記事では、
・『キャラクター』結末(ラスト)はどうなったのか
・主人公や殺人鬼は逮捕されたのか
・殺人鬼の動機
・ラストまでの簡単な物語の流れ
以上について記載していきます。
注意!
※本記事は全体的にネタバレ記事です!ネタバレを避けたい方はブラウザを閉じてください※
目次
- 『キャラクター』結末(ラスト)はどうなったの?
- 主人公や殺人鬼は逮捕されたの?殺人の動機は?
- ラストまでの簡単な物語の流れについて
- 『キャラクター』予告動画+あらすじ概要
- キャストは誰?配役についてまとめ
- まとめ
『キャラクター』結末(ラスト)はどうなったの?
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映画『キャラクター』では、狂気的な殺人現場に居合わせてしまった漫画家の卵である「山城圭吾」が、犯人である「両角(Fukase)」を現場で目撃したことで、両角をモデルとした漫画を描き、今まで見向きもされなかった出版社でデビュー、瞬く間に売れっ子漫画家へと変身を遂げます。
しかし、一年後、山城が描いていた漫画「34(さんじゅうしとよみます)」と全く同じ内容の殺人が両角によって行われ、さらに両角が山城に接触してくるなどハプニングが続発。
山城は両角におびえながら生活することになり、犯人をモデルとして漫画を描いてしまった旨を警察に白状して両角を捜索してもらうことになります。
山城は漫画化してしまったことに対しての罪悪感から、自分に殺意が向くように最終回の内容を自分を含めた家族が殺される設定として描きますが、両角はこの通りにはせず、山城が愛する妻とそのお腹にいる子供を殺そうと自宅に攻め入ります。
駆け付けた山城が応戦することで両角を撃退しようとしたところ、刑事が割って入り、両角は逮捕、両角にいたるところを刺されていた山城は入院することになりました。
最終的に両角は逮捕されることになりましたが、殺人行為自体を楽しんで行っていたために悔いている様子もなく、悪ぶれる様子もない彼は、
「自分が誰として裁かれているのかわかっていますか」
という裁判官の問いに
「逆に問います。僕は、誰なんですか?」と答え、映画の幕は下りました。
主人公や殺人鬼は逮捕されたの?殺人動機は?
主人公は最初の殺人現場で犯人である両角をみていましたが、第一発見者であることから事情聴取を受けた際、「犯人はみていない」と嘘をつきます。
これは犯人隠避に問われる証言でもあるため、逮捕されてもおかしくないですが、劇中では主人公はラストに両角から受けた傷をいやすために入院しているため逮捕はされていません。
今後逮捕される可能性もありますが、映画の流れとしてはおそらく罪に問われることはないでしょう……
両角は逮捕されたの?
主人公と違い、本当に人を殺めていた両角は、ラストに主人公ともみ合った末に敗北し、逮捕されています。
両角の殺人動機
両角の殺人動機は劇中で詳しくは描写されませんが、辺見にあこがれを抱いたこと、妙な宗教の元育ってしまったことが動機としてあげられrます。
劇中、第一殺人として船越一家が全員惨殺されますが、両角の犯行であるこの事件はなぜか16歳の時に一家を皆殺しにした辺見が「自分がやった」と自供することで逮捕されます。
映画ラストの裁判所での両角の発言によると、
「彼(辺見)は僕のあこがれだったけど、いつの間にか彼が僕のファンになっていたんだ」
とのことで、辺見の犯行をまねて船越一家を惨殺した両角だったが、この犯行を知った辺見は両角の信者になってしまい、辺見は船越一家惨殺事件を自分の犯行として自供したのだそう。
両角は辺見にあこがれていたことから犯行に及び、さらに自分の殺人をリアルに描写した漫画が発表されたことによりこの行為がエスカレート、漫画と同じように人を殺すようになっていきました。
妙な宗教のもと育ったことも一因か
猟奇的殺人を繰り返した両角は、実は戸籍を持たないかわいそうな子どもでした。
両角が生まれたのは「4人家族を幸せの象徴」としてとらえる妙な思想を持った宗教が牛耳っている村で、両角は名前も与えられず、出生届も出してもらえませんでした。
不思議な環境で育った両角は宗教が解体されると同時に家族を失い、行く場所もなくなって他の人から戸籍を買い取ってその人物に成りすまし生活をしていました。
普通では考えられないような生い立ちから、彼個人をゆがめてしまったのかもしれません。
殺人犯になるのは謎ですが……
ラストまでの簡単な物語の流れについて
絵は抜群でもインパクトのあるキャラクターが描けずにデビューできないでいる漫画家の卵「山城圭吾」は、ある日、アシスタントとして雇われている作家の頼みを聞いて温かみのある家のスケッチに出かけて行った。
しかし、目を付けてイラストを描いていた家からは大音量の音楽が流れてきており、家の住人と知り合いだと勘違いされた山城は隣人から注意するように言われ、先生に迷惑をかけないためにと家の中に足を入れることになってしまった。
入った家は殺人現場
山城はインターホンを押しても反応がないことから家の中に入ることになったが、床は一面血の海で、さらに、リビングには椅子にロープで括り付けられ、無残にも殺された4人の家族の遺体があった。
パニックになった山城は腰を抜かしたが、庭で犯人の姿を目撃し、息を殺した。
第一発見者として嘘の証言をしてしまう
110番した山城は警察に第一発見者として事情聴取を受けた。
「犯人の顔はみていないの?」と、
清田刑事に聞かれた山城は、
「みていません」
と、本当は犯人の顔をみたにも関わらず、嘘の証言をするのであった。
最高のキャラクターをかき上げる
警察から解放された山城は彼女である夏美のいる家に帰り、狂ったように漫画を描いた。
そして今まで描いたことのないインパクトのあるキャラクターを生み出すことに成功したのであった。
漫画と同じ内容の殺人事件
一年後、山城はあの時描いた漫画でデビューを果たし、人気漫画家として活躍していた。
彼女だった夏美と結婚し、夏美は妊娠中で幸せの絶頂の山城だったが、ある日、原一家という4人家族が殺害されてしまう。
原一家が殺害された現場や犯行に使用された凶器、現場の状況などはすべて山城が描いた漫画「34」の内容と同じだった。
事情を聴かれることになるが……
漫画の内容と同じ殺人事件が起こったことから最初の殺人事件(船越一家殺人事件)を担当した刑事「清田」は、山城の家に赴き事情を聴いた。
しかし、山城は一貫して
「自分のオリジナルキャラクターです」
と、犯人のことは知らないの一点張りで清田を追い返してしまった。
犯人からの接触
その夜、山城は近くの居酒屋で飲むことにした。
そこへ偶然を装って清田が同席し、清田は「事件を解決したい」と刑事としての仕事を全うしたい思いを山城にぶつけ、山城はあきらめたように清田と連絡をとれるよう連絡先を交換する。
清田は電話をするといって一度離席したが、その瞬間、一年前に山城がインスパイアを受けた犯人が山城の前に現れた。
彼は「僕に似ていませんか?」と、山城が描く「34」に登場する殺人犯「ダガー」が自分に似ていることを指摘した上で「僕のことを描いてくれてありがとうございます」と続け、さらに、
山城が行き詰っていた凶器の伏線についてアドバイスを送り去っていった。
山城は震え上がった。
もしかしたら、犯人が自分に危害を加えるかもしれないと。
連載は終わらない
山城はおびえながらも漫画を描くしかないと腹をくくり、凶器の伏線は犯人が言った通りに「船越一家殺人事件」で使用されたものと同一である描写をして入稿した。
時を同じくして警察では原一家殺人事件で使用された凶器のDNA鑑定が行われており、このDNAと船越一家殺人事件の現場に残っていたDNAが一致したことにより、同一人物による犯行であることが明らかとなった。
冤罪を生み出した警察
しかし、船越一家殺人事件は一年前にすでに終結していた。
16歳の時に一家を惨殺し刑務所に入っていた辺見という男が出所していたことから、警察は辺見に事情を聴き、辺見はこれに応じて
「自分が船越一家を殺害した」と自供していたのである。
しかし、現場から見つかったDNAは船越一家と原一家を殺した人物が同じであることを物語っており、原一家が殺害されたときに刑務所に入っていた辺見に反抗は不可能であった。
警察は辺見の自供のみで辺見を逮捕し、事件は解決したと発表してしまっていたのである。
妻の身にも危険が……?
山城はおびえながら連載を続けていたが、妻の婦人科に付き添った帰りの駐車場で犯人である男「両角」が再度接触してきたことにより連載をやめる決意を固めた。
このままでは妻にまで被害が及ぶかもしれない、また新しい犠牲者が出るかもしれない。
実在の殺人犯をモデルにしてしまったことによる罪悪感から、山城の精神状態は限界だった。
清田にすべてを話すことになる
山城は隠し通すことは不可能であるとして清田に事情聴取の際に嘘をついたことを白状した。
そして連載はやめることを約束した。
清田はこれを聞き、あなたの漫画が好きだといって彼を鼓舞しつつ、両角の逮捕はまかせてほしいと勇んで山城宅を後にした。
殉職
清田は原一家が殺害された現場が漫画と全く同じであることに違和感を覚え、山城に舞台となった場所をどういった理由で選んだのか聞いた。
山城は「4人家族を幸せの象徴とする宗教があった土地」を舞台にしたといい、両角から「4人家族は幸せの象徴だから」といった言葉を聞いていたことを思い出してもしかしたら両角はこの土地に土地勘があった、もしくは宗教で洗脳されていた土地の出身であることを清田とともに突き止めた。
清田はこの情報をもとに捜査しようと現場に向かおうとしていたが、なぜか船越一家殺人事件の犯人として冤罪逮捕され、釈放されていた辺見に刺され、命を落としてしまう。
事件収束のために
清田の死は自分のせいだと山城は自身を呪ったが、清田の上司でありバディを組んでいた真壁は「あいつは人のせいにするやつじゃない」と彼を慰め、さらに「あいつはあんたのファンだった。漫画をかいてやってくれ」と頼んだ。
清田を失ったことでショックを受けた山城だったが、山城はすべてを終わらせるため、漫画にすることで犯人をおびき寄せようと漫画の最終回を執筆して掲載することにした。
舞台は山城家
山城の人気漫画である「34」の最終話が週刊誌に掲載された。
内容は、34の漫画家である山城が実家で自分の親と妹と談話中にダガー(殺人犯)に殺されるといったものだ。
山城は両角をこの漫画で実家におびき出そうとしたが、両角は山城に電話をかけ、
「先生は幸せの4人家族じゃない。父親は再婚して母親と妹とは血がつながっていないから。本物の幸せの4人家族を選んだから」
といって実家には来なかった。
両角の電話に山城は夏美のことを思い出した。
夏美は山城を驚かせたいからといって子供のことを一切話してくれなかったが、山城は子供がふたごではないかと危惧したのだ。
すぐに夏美に電話をした山城は、夏美からお腹の子供が双子であることを聞き、慌てて自宅へと向かうことになった。
両角の襲撃
自宅につくなり玄関で山城は両角の襲撃を受けてボロボロになった上で夏美のいるところまで案内させられた。
両角はおびえる夏美たちをよそに山城の仕事場をみて液タブレットの電源をいれるように命令する。
山城は満身創痍の状態で両角の命令通りにタブレットをつけた。
そして、
「最初に俺を殺すストーリーだ。改変は許さない」と両角を煽った。
両角は山城の言葉通りに山城を殺そうとするが、両角襲撃に備えて胴回りに防弾チョッキを纏っていた山城は、防弾チョッキに阻まれたことではじかれた両角の使用していた凶器を手に取り、両角の腹部を思い切り刺した。
両角は刺されながらも反撃するも、山城に押し倒されて再度刺され、身動きをとれなくなった。
そこへ駆けつけた真壁に、山城はやめるよう止められるが、両角の息の根を止めようとしたことから真壁の発砲を受けて両角に重なるように倒れこんだ。
山城がとった行動派はくしくも山城が描いていたダガーが最後にとった行動そっくりだった。
僕は誰なのか
山城は入院し、夏美は無事に双子を出産することができた。
しかし、逮捕され裁判にかけられた両角は反省している様子がなかった。
裁判官に「誰が裁かれているのかわかっているのか」と問われた両角は、
「逆に問います。僕は、誰なんですか?」と、あっけらかんと言ってのけた。
原作について
今回公開される映画『キャラクター』は、「20世紀少年」など数多くの浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として携わってきた長崎尚志が書き上げたオリジナル脚本をもとに映画化されています。
「20世紀少年」等、長崎尚志のかかわった作品が好きだという方は本作もお気に入りになるかもしれないので、ぜひ気になっている方は映画館へ足を運んでみてくださいませ!
『キャラクター』予告動画+あらすじ
予告動画
あらすじ
ある日、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまった山城は、警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34」を描き始める。お人好しな性格の山城に欠けていた本物の悪を描いた漫画は大ヒットし、山城は一躍売れっ子漫画家の道を歩んでいく。そんな中、「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生する。主人公・山城役を菅田、殺人鬼・両角役をFukaseがそれぞれ演じる。
(引用元サイト様:キャラクター : 作品情報 – 映画.com (eiga.com))
キャストは誰? 配役についてまとめ
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以下、主要キャストについて記載します!
山城圭吾:菅田将暉
両角:Fukase
川瀬夏美:高畑充希
真壁孝太:中村獅童
清田俊介:小栗旬
大村誠:中尾明慶
辺見敦:松田洋治
本庄勇人:宮崎吐夢
加藤一郎:岡部たかし
山城健太:橋爪淳
山城由紀:小島聖
山城綾:見上愛
浅野文康:テイ龍進
奥村豊:小木茂光
豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!
まとめ
以上が映画『キャラクター』のラスト、結末や簡単な物語の流れなど映画に関するネタバレまとめでした。
いかがだったでしょうか。
少しでもお役に立てていれば幸いです!
映画自体はかなりグロイ描写も多いので人を選ぶと思いますが、個人的にはかなり楽しめた作品だったので気になっているという方はぜひ映画館で観ることをおすすめします!
コロナ渦ということもあり映画館で映画を観ることに抵抗がある方も多いかと思いますが、映画館でしか感じられない臨場感が劇場では味わえるので、無理しない程度でいいので劇場に足を運んでほしいです……!
映画館の回し者みたいになってしまっていますが、コロナ対策を万全に、映画が気になっている!という方はぜひぜひ観に行ってみてください!
家で観るのとは全然違いますから!
ではでは、映画をみるぞー!という方も、やっぱりやめておく!という方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ!
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