ネタバレ『仮面病棟』ピエロの正体と目的、病院の謎と伏線回収についてまとめ

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現役医師で作家の知念実希人によるベストセラー小説を坂口健太郎、永野芽郁ダブル主演で映画化した『仮面病棟』。

早くから注目されている作品なので、

映画を観たい!!という方も多いはず。

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本記事では、

・『仮面病棟』結末(ラスト)はどうなったのか

・病院の謎と伏線

・共犯者の正体

・ピエロの正体と目的

以上について記載していきます。


目次

※ネタバレ記事のため注意※

ピエロの正体と目的は何か

ピエロの正体は、映画『仮面病棟』の舞台となる「田所病院」に務める理学療法士の「宮田勝仁」。宮田は田所病院に入院していた祖母が病院の犯した罪によって死亡したことで病院と祖母の死に関係していた人物を強く恨み、犯行

に及んだのでした。

宮田自体は映画冒頭で当直医を務める主人公「速水」と一言交わしたのみのため、正体をつかめなかった方も多いのではないでしょうか。

ピエロ「宮田」の目的

宮田は務めている病院に祖母を殺されたことで関係者を恨んでいました。

宮田の祖母は田所病院に務める医師と看護師によって腎臓を抜き取られ、寿命を縮めて死んでしまったのです。

田所病院は金のある政治家や権力者とつながりがあり、身元不明となって発見されたお年寄りや若者から臓器を抜き取って金を払える者=生きる価値のあるものとして弱いものから得た臓器を移植し、多額の報酬を得ていたのでした。

宮田は祖母を病院の犯行によって殺されたことから関係者を恨んでいましたが、しかし、それだけが犯行の動機ではなく、大きな理由は別にありました。

宮田は、勤務していた当時、祖母と同じように腎臓を抜き取られた少女の担当となります。

少女に同情し、また、気持ちを理解できると思った宮田は、少女が「病院の犯した罪を世間に公表し復讐をしたい」といったことから、その願いをかなえるため、少女と共同して病院に押し入ることに決めたのでした。

病院の院長は、違法な臓器移植について「自分が消されないように」という保身からリスト化しており、このリストの存在を知っていた宮田は少女とともに世間に病院が犯した罪を認めさせるため、リストを手に入れる目的で病院を占拠したのでした。

共犯者の正体について

宮田は一人で犯行に及んだわけではなく、共犯者をそばに置いて病院を占拠していました。

宮田の共犯者は宮田がコンビニ強盗の際に撃ったとされた女子大生「川崎瞳」。

川﨑瞳は当直医の速水に手術をしてもらい、傷を負った状態で速水とともに病院の謎を解き明かしていく立ち位置の女性でしたが、瞳こそが腎臓を病院に抜き取られ、宮田が担当となった少女だったのです。

瞳の動機と過去

瞳は親代わりだった5つ上の姉に高校に行かせてもらい、つつましくも幸せに暮らしていました。

しかし、二人は事故に遭い、田所病院に搬送。

姉は重傷で運ばれ、死んだものとされて臓器を抜き取られて総理大臣に移植。

瞳自身も姉妹もろとも身元が分からないように関係資料をすべて処分された上で臓器を抜き取られてしまったのでした。

瞳は頭を強く打っていたことから意識がなく目覚めない患者として処置されていましたが、実際には覚醒しており、田所病院で何が行われているのかすべてを知ってしまい、復讐を決意。

姉の無念、また、姉から守ってもらってきた大切な体を切り刻んだ病院と医師たちへの恨みを晴らすため、宮田を懐柔した瞳はリストを手に入れるために、病院を占拠数という計画を決行するのでした。

病院に隠された謎と伏線について

隠された田所病院の謎を解く

映画の舞台となっている田所病院では、違法な臓器移植が行われていました。

田所病院の院長である「田所」は、医師が平等に扱うべきはずの命に格差をつけ、価値のある命とない命を選別。

自身の病院に搬送された患者で、かつ、身元不明者から違法に臓器を抜き出し、価値のある命=臓器移植をまっているも、ドナーが見つからずに受けられない金持ちと秘密裏につながり、臓器移植を決行。

違法な手術を隠ぺいするため、田所病院では施錠された手術室(手術部)があり、かつ、手術室の手洗い場には隠しエレベーターが存在。

エレベーターに入ると5階へ上がることができ、エレベーターを降りると施錠されていた資料室へ入ることができました。

そして資料室の中にはさらに隠し扉が存在しており、中はVIPだけが入れる特別な病室があり、臓器移植を受けた金持ちが眠らされる場所となっているのでした。

伏線と、その回収について

封鎖された手術部

田所病院へ着いた速水は、先輩医師の「小堺」からまず手術室である部屋が施錠されていてずっと使われていないことを聞かされます。

しかし、この部屋は実は最新設備が整えられており、瞳の手術にも使用することとなりました。

速水は使われていないといわれていたにも関わらず最近使用された痕跡のある手術部を不審に思います。

実際、この手術部は不法な臓器移植が行われている現場であり、この手術の存在がばれないように施錠されていたのでした。

地域名+数字の患者

病院の3階と4階は患者たちが眠る病室になっています。

しかし、部屋のあちこちに患者名ではなく地域名+数字といった謎の名前が刻まれていました。

これは身元不明者のことを指しており、見つかった場所と番号。

新宿で見つかった何番目の患者といった具合に番号が付けられているのでした。

瞳は川崎で見つけられた13番目の患者だったため、「川崎13」。

テレビに映った映像

当直医として看護師東野から病院内の説明を受けた速水は、当直室でテレビをつけて少しの間息を抜きます。

しかし、すぐに電話で東野から呼び出された速水は部屋を飛び出すことになりますが……この時テレビで報道されていたのがピエロの男がコンビニで強盗を働き、目撃者の女性を連れ去ったというニュース。

実際にピエロ姿で宮田がコンビニ強盗を行って共犯者の瞳を連れて車で逃走。

その後、田所病院にたどり着いた宮田は瞳の指示で瞳のお腹を撃って田所病院で治療させます。

院長と総理大臣のつながり

田所院長は総理大臣とつながっており、院長室には二人が仲よさそうにうつっている写真が飾られていました。

ただ仲が良かったのではなく、総理は臓器移植を待っていたドナーで、瞳の姉の臓器を違法に手術で移植してもらっていかしてもらった存在。

写真をとったのはおそらく手術後。

瞳の銃創

瞳は臓器を過去に抜き取られたため、お腹に手術の痕があります。

この手術痕を隠すため、傷口にそうように宮田に銃で撃ってもらい、手術痕を銃創で上塗り。

居合わせてしまっただけの当直医の速水は久しぶりの執刀ということもあって古い傷を見逃してしまったということでした。

消えた瞳

院長はピエロたちにすべてを暴かれ、世にリストを公表すると脅されたことで錯乱してしまいます。

メスを使ってピエロを傷つけて銃を奪った院長は全員殺そうとしますが、速水の機転によって火災報知機によりあたりは煙で白くなり、院長の手から逃れることに成功します。

しかし、速水は後ろから何者かによってスタンガンによって眠らされ、目を覚ましたころには救急車に運ばれていたのでした。

また、速水は逃がしたはずの瞳が見つかっておらず、後日受けた警察の取り調べでも瞳なんていう人間は存在しないことをきかされます。

瞳が忽然と姿を消してしまったかのように思えましたが、瞳はそもそも田所病院の患者であったため、今までしていた変装を解いてベッドに戻り、患者へ戻っただけ。

消えたわけではなく、意識がない患者へ戻っただけなのでした。

満床だったはずのベッド

劇が終わりに近づくと、看護師の東野が何者かによって殺害されます。

この死体に布をかぶせようと、速水は空いていたベッドのシーツをとります。

しかし、この時のことを後日思い出した速水は、ベッドが満床であるときいていたにも関わらず誰も眠っていなかったベッドがあったことを不思議に思いました。

このベッドには「川崎13」という患者名がかかれており、速水は先ほど助けた女性の名前が川﨑ひとみ(13)であることに気づき、入院患者であることを知ります。

入院患者であったからこそ、瞳(13)はラストで忽然と姿を消せたのでした。

耳打ちと東野の死因

看護師の東野は、劇中ばで瞳に「あなたは川﨑13じゃない」と耳打ちします。

瞳は「何のことですか」と返しますが、東野は瞳が入院患者の川崎13が変装して目の前にいるのではないかと感づいているのでした。

瞳は耳打ちのことを「ピエロだけじゃない。ほかにもいる」と速水に嘘をついて伝えますが、自分を川﨑13だと勘繰っている東野を放っておくことができなくなり、殺害。

東野は無駄な詮索をしたがために殺されてしまうのでした。

また、東野が殺された時刻は、瞳がピエロに連れ去れたとされていた時間で、誰も瞳の犯行を疑わないアリバイがあったとされる時間でした。

映画『仮面病棟』の結末ラストはどうなったのか

映画ラストでは、瞳がスタンガンで速水を眠らせた後、銃を手に他の三人(院長、佐々木、宮田)殺害。

速水は撃たずにすべての罪を宮田にかぶせて自分は変装を解いて患者へとなりすまし、忽然と川﨑瞳は姿を消しました。

数日後、病院から抜け出した瞳は、姉の臓器を移植されて政界へと復帰を果たした元総理大臣へと復讐するために彼の演説場所に訪れます。

かばんに忍ばせた銃を手にしようとした瞬間、田所病院で行われていた違法臓器移植について緊急会見を行う速水の姿が町中のテレビに移され、瞳は手を止めました。

速水は世の中に不正を公表するために、また、どこかで罪を犯そうとしている瞳を止めるため会見を開き、瞳は速水の言葉を聞いて思いとどまり、大臣を殺すことはありませんでした。

後日、速水は田舎にある小さな心療内科で医師として復帰していました。

そこへ診療に来た女の子から渡してほしいと預かったと手渡されたのが速水が恋人から受取り、さらに瞳に託したお守りでした。

速水はすぐに瞳の姿を探すものの、瞳の姿はなく、彼女はどこかで生きていると感じながらも、4人もの人を殺めてしまった瞳の今後を想い、複雑な心境を抱くのでした。

『仮面病棟』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

その病院、脱出不可能__。

先輩から頼まれて一夜限り当直をすることになった医師の速水だったが、その夜、ピエロの仮面をつけた謎の凶悪感が病院に立てこもり、速水たちは病院に閉じ込められてしまった。

速水は犯人に銃で撃たれて負傷した女子大生とともに脱出を試みるも、通報を拒む院長や、院長とともに何かを隠しているような看護sなど、次々に不可解なことが起こりはじめ__。

キャストは誰? 配役についてまとめ

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以下、主要キャストについて記載します!

速水秀悟:坂口健太郎

川﨑瞳:永野芽郁

佐々木香:内田理央

東野良子:江口のりこ

小堺司:大谷亮平

田所:高嶋政伸

その他、脇を固めるキャスト陣

朝倉あき

丸山智己

笠松将

永井大

佐野岳

藤本泉

小野武彦

鈴木浩介

豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!

原作について

今回公開の映画『仮面病棟』は、現役医師であり作家の知念実希人が書き上げた同名小説がもとになっています。

原作小説はベストセラーを記録したヒット作なので、映画を観る前に原作もチェックしたという方はぜひ手に取ってみてくださいませ。


仮面病棟 (実業之日本社文庫)

まとめ

以上が映画『仮面病棟』のピエロの正体と目的は何か、結末ネタバレについてまとめでした。

いかがだったでしょうか。

人気小説がもととなっている映画作品ということもあり、かなり話もしっかりしていて面白かったので、気になっている方はぜひ見てみてくださいませ。

ちょっとコロナの関係で映画館に足を運ぶのが怖いという方は避けた方がいいかもしれませんが(-_-;)

ではでは、映画を見に行くよー!という方も、いや、今回はやめておこうかなと足踏みしている方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ。

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