M・ナイト・シャラマンが監督をつとめ、
ブルース・ウィリス、
サミュエル・L・ジャクソン共演で映画化した『アンブレイカブル』のその後を描いた作品『ミスター・ガラス』。
本記事では、
・『ミスター・ガラス』の衝撃のラスト(結末)
・ヒーローたちそれぞれの能力
・登場人物がどうなったのか
・謎の勢力の目的
など、まるっとネタバレしていきます。
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※ネタバレのため注意※
- 目次
- 『ミスター・ガラス』予告動画+あらすじ概要
- 結末(衝撃のラスト)
- ヒーローたちそれぞれの能力について
- 登場人物はどうなったのか
- 謎の勢力の目的
- 管理人の感想
- まとめ
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『ミスター・ガラス』予告動画+あらすじ
予告動画
あらすじ
フィラデルフィアのある施設に、それぞれ特殊な能力を持つ3人の男が集められた。
不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、
24人もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、
驚くべきIQの高さと生涯で94回も骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。
彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。
精神科医ステイプルは、すべて彼らの妄想であることを証明するべく、禁断の研究に手を染めるが……
結末(衝撃のラスト)について
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『ミスター・ガラス』では3人の超人的能力を持った人物が、
精神科の「エリー」に全ては妄想であるといろいろな実験をされ、
ヒーローとしての能力を封じられそうになります。
しかし、超人的な能力は3人が思い込んだものではなく、
実際に彼らが持ち合わせたものであることが判明。
また、エリーがただの精神科医ではなく、
彼らの能力を封じたり世間に知らしめないために画策するグループの一員であることが明かされます。
サミュエル・L・ジャクソン演じるミスターガラス(イライジャ)は、
人目に付くところ(オオサカタワー)でビーストとデヴィッドの戦いを見せて世間にヒーローがいることを認知させようと行動を起こしますが、失敗。
映画ラストで3人のヒーローは無残に殺されますが、
ガラスの本当の目的はオオサカタワーでの戦いを見せるのではなく、
超人的な動きを見せる自分たちの動画を世間にばらまくことでした。
自分たちが死んででも、ヒーローとしての動画を世間に流すことで
それを見た人間がヒーローとしての力を開花させると信じての行動で、
実際に映画はそれらを動画を見た人物の誰かが
自ら保持している超人的な能力に気づき、
才能を開花させるのではないかと思わせる終わり方をしました。
死んだのにどうやって動画を世間にばらまいたの?
映画中盤ではガラスの頭が良すぎることから、
彼が何をしでかすかわからないということで
監視カメラがいたるところに設置されました。
施設内も、外もです。
映画終盤でガラスたちは施設を抜け出し、施設前でビーストとデヴィッドが対決。
普通の人間ではない能力を発揮しているその様子をガラスが録画し、
自分たちが死んだ後で世間に公開するように画策します。
実際、対決が行われている際に録画していたという描写はなく、
映画の最後の最後で種明かしとして超人的能力が記録された動画が世間に流布される過程が描かれます。
ガラスは夜中に部屋を抜け出した際、
モニター室に忍び込んでこの計画を実行すべく、
機械をいじっていたのでおそらくこの時に
録画された映像が後に公開されるよう動画をダウンロードする仕組を仕込んでおいたのでしょう。
誰もがスーパーヒーローになりえると訴えかける彼の動画が映画ラストで
世間に知れ渡ることになり、ヒーローをつぶしにかかった謎の勢力の目論見は失敗に終わりました。
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ヒーローたちそれぞれの能力について
今作に登場したスーパーヒーローとできることについて以下にて記載。。。
ミスター・ガラス(イライジャ):サミュエル・L・ジャクソン
今作のタイトルにもなっているミスター・ガラスはあだ名で、本名はイライジャ。
ある種のたんぱく質をつくれない特異な病気「骨形成不全症」で、ちょっとしたことで骨が折れてしまいます。
ただ、頭脳明晰で、尋常ではないほど頭が切れ、手先も起用。
誰にもばれないように薬をすり替えたり、
カメラをいじったり、
他人の考えを先読みしてほかの目的があるかように考えさせたり、
普通の人間が考えつかないことを容易に思いついたり頭がとてつもなく良いです。
厳重に監視された施設から容易に抜け出せたのも彼の画策があってのこと。
デヴィッド・ダン(監視人):ブルース・ウィリス
不死身で死なない体を持っている人物
。
『アンブレイカブル』では生存不可能とされるほどの悲惨な事故である脱線列車事故に巻き込まれながら無傷の生還を果たしました。
160キロ以上の重量挙げが可能であったり、
事故を起こして変形した車の扉をこじ開けたり、
鉄パイプを素手で曲げたり……
思い切り壁に打ち付けられて壁が破壊されても平気だったり……
弱点を突かれなければ死ぬことができないヒーロー、
映画中では弱点である水に顔を付けられることで溺死。
不死身のヒーローでも弱点を突かれた場合は死ぬようです。
また、年は取る様子。
緑色のぽんちょ、フードを被った状態で姿を現し、悪を成敗。
世間からは監視人と呼ばれています。
ビースト:ジェームズ・マカヴッォイ
獣と人間半分を持ち合わせた人格を持った多重人格者
。
数多くの人格を所有していて、
現れた人格については照明という言葉を用いています。
所有する人格の中でも、
ビーストという人格は並外れた怪力の持ち主で
ショットガンで撃たれても死なない上、
車を素手で横転させたり、
鉄格子を素手で曲げたり、
壁を素手ではい回ったりとありえない身体能力を持っています。
また、ビーストを信じる人格と、否定的である人格が彼の中には存在していて、
派閥があります。
人格の中ではパトリシアがリーダーで、彼女の言うことを聞く人格が多いですが、エリーの言葉にゆらいで信仰心をなくしかけることも劇中ではみられました。
元の人格は「ケヴィン」で、ビーストは彼が幼少期に母親から虐待を受けたことでケヴィンを守るために確立された人格。
ケヴィンは心優しい青年ですが、
スポット(照明)が当たることに恐怖心を抱いていて、
スピンオフ映画である『スプリット』に登場したケイシーが
介入しなければ出てくることができない人格です。
ラストではケイシーがケヴィンを呼び出した際、
謎の勢力に心臓付近を打たれたことで死亡。
打たれた時にビーストであればおそらく彼が死ぬことはなかったでしょう。
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登場人物はどうなったのか
ヒーロー3人に関しては謎の勢力の画策により命を落としました。
それぞれ
デヴィッドは溺死、ケヴィン(ビースト)は射殺、
ガラス(イライジャ)はビーストによって骨を折られた後、自ら車いすから転倒してしまい死亡。
その主要人物での死者は出ていませんが、
精神病院に勤めていた監視員の数名は
ビーストとイライジャによって殺されています。
精神科医のエリーは死にませんが、任務に失敗したので
謎の勢力から何らかの制裁が加えられる可能性はあるでしょう。
謎の勢力の目的
劇中ではヒーローをつぶしにかかる謎の勢力の存在が明るみになります。
精神科医のエリーがその団体の一員としていろいろ画策。
エリー・ステイプルという人物
エリーは3人が収監された精神病院へ精神科医として派遣されてきます。
彼女いわく、
自分は「誇大な妄想を膨らまし、自分に超人的な能力が宿っていると勘違いしてしまっている患者を研究しているのだ」そう。
この言葉通り、本当は超人的能力を持ったヒーローをエリーは普通の人間にするためにカウンセリングを行います。
物語終盤まで彼女は自分をヒーローだと信じる
デヴィッド(不死身)、イライジャ(ミスターガラス)、ビースト(多重人格者)のカウンセリングをして本人たちに自分を普通の人間であることを自覚させようとあらゆる手段を断行。
3名を更生させようと終盤まで説得を続けるエリーでしたが、
彼女の本当の目的は、危険因子である善、悪、どちらにも突出した能力を持つものをこの世から消し、世界の均衡を保つことでした。
突拍子もない話ではありますが、
フィラデルフィアに彼女が来たのも、
精神科として3人が収監された病院へ訪れたのも全てこの目的を果たすため。
3人がヒーローであることを世間に認知させずに葬り去ることでした。
この目的理由は彼女本人の口から劇中で述べられているので間違いないです。
手首にクローバーのマークがついた秘密の集団、
イライジャ曰く謎の勢力は定期的に飲食店等で会合を行い、
ヒーローを消すための段どりを話し合ったり、報告をしあっている様子。
エリーも飲食店に集まったメンバーに、
まずはヒーローたちを普通の人間になるよう説得し、
だめならマシーンで痛めつけ、
それでもだめなら殺すといった段取りを述べています。
彼女が所属する謎の勢力は、
ヒーローを消すために暗躍する秘密組織といったところでしょうか。
手首にクローバーマークをつけた結社について
ちょっとした考察はこちらからどうぞ
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管理人の感想
個人的にはかなり楽しめた映画でした。
前作までの作品を観ておかないと意味不明になるとの口コミを見たので
しっかり復習してから劇場へ足を運びましたが、
口コミ通り、『アンブレイカブル』と『スプリット』を見ないと大半理解できずに死にます(笑
逆に、前述の2作品を観ていればとてつもなく面白い映画へと変貌を遂げるので
ぜひ2作品を観てから劇場へ足を運んで観てください!
2作品に出ていたキャストもそのまま登場しているので、
キャストという意味でも楽しめると思います。
ブルースやサミュエルは『アンブレイカブル』から比べていい意味で年を重ねているので年の取り方にも感動を覚えたり……。
ブルースに関しては立ち姿とか全然変わってないのでリアルタイムで『アンブレイカブル』を見た人にとってはかなり感慨深い作品だと思います。
個人的に監督であるシャラマンの作品が好きということもありますが、
今作は完結編ともありあっと言わされる伏線回収が多くとても面白かったです。
今年の映画はじめの作品としてうってつけだと思うのでよければ!
『アンブレイカブル』ネタバレ記事はこちら
アンブレイカブルとスプリットを復習したい方はこちら
まとめ
以上が『ミスター・ガラス』のまるっとネタバレでした。
とても緻密に作られた最高の3部作だと個人的には思うので、
今から『ミスター・ガラス』をみるよ!という方は
『アンブレイカブル』と『スプリット』を鑑賞してからご覧になってください!
それにしても、なんでパンフレット売ってないんだろう……
めちゃくちゃほしかったので残念に思ったのは自分だけでしょうか涙
とにもかくにも、映画館へ足を運ぶという方もそうではない方も良い映画ライフをお過ごしくださいませ!
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