今回はずっと前から気になっていた豪華声優陣がそろった
アニメーション映画『楽園追放』を観たので詳細レビューを書いていきたいと思います。
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とりあえずあらすじを↓
『楽園追放』CM動画+あらすじ
【CMあらすじ】
【あらすじ】
ナノハザードにより廃墟と化した地球。
人類の多くは地上を捨て、データとなって電脳世界ディーヴァで暮らすようになっていた。
西暦2400年、そのディーヴァが異変にさらされていた。
地上世界からの謎のハッキング。
ハッキングの主は、フロンティアセッターと名乗った。
ハッキングの狙いは何か。ディーヴァの捜査官アンジェラは、
生身の体・マテリアルボディを身にまとい、地上世界へと降り立つ。
地上調査員ディエゴと接触しようとするアンジェラを待ち受けていたのは
地上を跋扈するモンスター・サンドワームの群れ。
アンジェラはそれを迎え撃つため機動外骨格スーツ・アーハンを起動する。
荒廃した地球のどこかに、フロンティアセッターが潜んでいるはず。
アンジェラとディエゴの、世界の謎に迫る旅が今、始まった。
オススメ度
78/100
SFアニメっぽいですが宇宙に行くのは機械で、しかもほんのちょっと。
SFジャンルにされているところも多いですがちょっと違った感じです。
ですが、CGもきれいでストーリー展開も割としっかりしているので
オススメしたい作品です。
豪華すぎる声優勢ぞろい! 脇役まであの大御所が!
アンジェラ・バルザック(釘宮理恵)
電脳世界ディーヴァのシステム保安を担当する三等官。
かわいいそしてナイスバディ。声優さんはシャナで有名な釘宮理恵さん。ちょっと我がまま、でもデレるとかわいい役がはまってます。
ディンゴ(三木眞一郎)
ダンディ系イケメンキャラクターディンゴを演じるのは素敵ボイスの三木さん。
パッと見た感じはむさいおっさんに見えるのですが、声のおかげかどこか色気があるのがとても良かったです。
作品中では何かあると稼ぐことに結び付けようとしますが地上を案内する頼れるロック好きイケメンとして暴れてくれます。
フロンティアセッター(神谷浩史)
壮大にネタバレしますが、神谷さん演じるフロンティアセッターは電脳世界ディーヴァにハッキングをした人工知能です。
機械のため容姿に関してはいいも悪いもないし神谷さんとわかるものの機械音っぽく加工されています。
それでもさすが神谷さん。とってもいい声。
作中では一波乱起こしそうなキャラクターとして出現しますが、人間に歯向かうわけでもないのでただの親切な人工知能として物語を動かしてくれます。
その他脇役の声優陣
林原めぐみ、高山みなみ等大御所が脇役を演じています。え、あ、こんな脇役でこの人が!? と驚かされること間違いありません。
あらすじとキャスト紹介だけではよくわからないので世界観や単語を詳しく紹介
◆舞台、世界観
あらすじでも書いた通り舞台は数百年後の未来、西暦2400年です。
人々は生身の肉体を捨ててデータとなり電脳世界ディーヴァで暮らしていました。
この時点で「うん? 肉体をすてるとかとんでも設定だな」と思いますが、
何百年もあとの設定なので肉体を捨ててデータとなることが可能みたいです。すごい。
もちろん、この世界の中でも肉体を捨てずに電脳世界ディーヴァではなく、地上といわれている
荒廃しきった砂漠の街で暮らしている人たち(おそらく我々が今過ごしている世界)がいるので
電脳世界がすべてというわけではないです。
◆ディーヴァで暮らす価値って何?
地上が砂漠化し荒廃したこともありますが、
ディーヴァ世界では肉体の疲れを感じたり風邪になったりはしません。
また、快感も無限大のようで、地上で暮らす人々よりも多くの刺激を毎日受けることができるみたいです。
だからディーヴァに人々は住むようになりました。
しかし、ディーヴァ世界ではいわゆるメモリというものが個人個人に割り振られ、
そのメモリが多ければ多いほど知識を得られたり、自分の好きなように生活ができるようになるため、
こぞって市民たちはメモリを多く振り分けてもらおうと出世街道を目指します。
主人公アンジェラ・バルザック(↓画像のかわいい子)もそんな出世街道を
目指すディーヴァ市民で、ディーヴァの安全を守る保安官の一人。
アンジェラは近頃頻繁に起こる電脳世界ディーヴァへのハッキングを
行っているものを突き止めるため、地上に送り込まれることになりました。
ハッキングをしてきたのはディーヴァ世界からではなく、地上世界からということで
アンジェラは地上へ降り立つ任務を任されるが、ここで任務を成功させれば出世して
メモリを多く振り分けてもらえることになるため、奮闘する。
要はディーヴァ世界ではメモリがすべてということです。
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◆なんでディーヴァ世界に行かない人がいるの?
ディーヴァのうたい文句は「ディーヴァに来れば誰でも幸せになれる」ですが、
実際はメモリに縛られた世界のため、必ずしも誰もが幸せになれるということではありません。
ディーヴァ世界に貢献できなければメモリを与えられず、
悪ければアカウント(データ)自体が凍結されてしまいます。
それを嫌った人々が地上に残り生活をしていることになります。
主人公アンジェラを手助けするサブ主人公ディエゴ(↓画像参照)もその一人。
◆マテリアルボディってなに?
序盤で早々にでてくる言葉ですが、初見だとちょっと意味がわからないです。
しかも何回も出てくるので流し見していると映画についていけなくなる可能性もあります。
マテリアルボディは地上で活動するための肉体です。
電脳世界ディーヴァでのメモリをその地上に持っていくために必要な、
データを移すための媒体がマテリアルボディです。
そのマテリアルボディを使って主人公アンジェラは地上に舞い降り、
ディンゴの協力を得ながら任務を遂行するのがこの物語の展開となっています。
きわどいショットが多いけど……
主人公アンジェラを映すアングルが結構きわどいです。
画像は載せませんが男性向けの映画なのか「そこから映していいの?!」
というところからぐいぐいカメラワークが運んでいきます。
例えば冒頭早々にあるハッキング主を探る際に回路に潜り込むアンジェラはなぜか
服が脱げて裸で飛び回ります。なんかエロいし裸になる必要性をあまり感じられないので
あまり好きじゃないなという人はびっくりするかもしれないです。
まぁでもアンジェラかわいいので普通に楽しめますが、
少しでもエロい表現が苦手な人にはオススメできません。
『楽園追放』ってタイトルなのになかなか追放されない。
この映画面白いのですが、タイトルが『楽園追放』なのに
結構長い間追放されません。
映画を観る前までは予習せずに観たのが悪いですが、
アンジェラが早々に楽園(ディーヴァ)から追放されて、
ディーヴァ世界に反撃するとかそういった感じなのかと
勝手に妄想していましたが全然違います。
もちろん、タイトルになっているので最後の方で追放されますが、
始まってすぐに追放されるわけではないのでそのあたりは注意かもしれないです。
人工知能が暴れるわけではない
映画の根幹はハッキングをした主を探しにいくといったものですが、
ハッキングをしていた主が中盤、人工知能であることが判明しますが、
別に人工知能が暴れてディーヴァ世界に攻撃を仕掛けるといった
王道展開はありません。
人工知能は普通にいいやつで、地球から宇宙に飛び立つために
協力者を求めてハッキングをしただけ。
しかし、ディーヴァ世界は自分たちの世界にハッキングができるという
ことでフロンティアセッターを危険因子として破壊しようとします。
それに反抗してフロンティアセッターが何かするのかと思いきや
そういった展開があるわけでもないです。
ちょっと思っていた展開と違うかもと思いましたが別の展開があるので
十分に楽しめます。
結局どうなるの?
アンジェラはディンゴとともにハッキングを仕掛けてきたフロンティアセッターを
探しに行きますが、まぁなかなかに難航して何とか彼のもとにたどり着きます。
フロンティアセッターが機械であったことに驚きを感じながらも、
人工知能であるフロンティアセッターが人間に危害を加えるために
ハッキングをしていたわけではなく、宇宙に飛び立つ仲間を
集うために呼び掛けとしてハッキングをしていたということが
わかります。
それを阻止しようとする保安官(アンジェラ以外の)の
攻撃を制し、宇宙へ飛び立つところまでが映画では描かれています。
ラストの歌でぶちこわされる(人による)
途中ちょいちょい歌が入るのですが、最後の最後、ようやく
フロンティアセッターが地球から宇宙へ飛び立ったという
感動のシーンでまさかのディンゴが歌いだします。
いや、これ結構うまいといわれているのですが
正直三木さんはすきですけど歌はちょっといただけなくて……
このシーンで流すのはある意味反則でした。
人によっていい悪いがあるかと思いますが本当にだめな人は
だめな歌です。
なので感動にひたろうとした瞬間に不意打ちを
食らう可能性もあるので声優さんの歌に耐性がない方は要注意です。
どんな人に向いている? 向いていない?
アニメーション映画が好きで、出ている声優さんのファンにはオススメです。
ただ、ちょっとカメラワークが露骨なのでそういった表現が苦手な人には
オススメできません。
ストーリーはしっかりしているしキャラクターも個性的でかわいかったりかっこよかったりするので
それを目的に観てもよいと思います!
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