『空の青さを知る人よ』なぜしんのは未来に来たのか、しんのという存在は何だったのか考察

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『空の青さを知る人よ』の公開が公開されました。

早くから注目されている作品なので、

映画を観たい!!という方も多いはず。

本記事では、

・『空の青さを知る人よ』しんのはなぜ13年後にきたのか

・しんのの存在理由

以上について個人的に考えたことを記載していきます。


目次

※ネタバレ記事です!

ネタバレされたくない方は読まないでください!

『空の青さを知る人よ』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

山に囲まれた街に住む17歳の相生あおいとその姉あかね。

13年前に両親を事故で失った二人は、姉のあかねが自分の恋も犠牲にして地元で就職し、あおいを育て二人暮らしをしていた。

あおいは高校2年生になり、受験勉強をしなければならなかったが暇さえあればベースばかり弾いていた。

そんなある日、

町で開催された音楽祭のゲストに大物歌手のバックミュージシャンとしてあかねの元恋人の金室慎之介が参加し、二人は13年ぶりに再会を果たした。

また同じころ、妹あおいの前に18歳の金室慎之介が現れて__。

せつなくてふしぎな四各関係…過去と現在をつなぐ「二度目の初恋」が始まる。

『空の青さを知る人よ』しんのはなぜ13年後に来たのか

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劇中、「しんの」は13年前の高校生の状態であおいが大きくなった時代に突然現れました。

「しんの」が思い出のお堂から出られないことを考えると、「タイムスリップ」というのはちょっと解釈違いで、未来に現れた「しんの」は何か念のような存在なのかもしれません。

ただ、映画中にツグが言っていたように「実態がある」ことを考慮すると幽霊や地縛霊、生霊というのは違う可能性が高そうです。

映画内では、ここにきた理由がわかったといったしんのは、30代になった慎之介はあの「お堂にすべてを置いていった。閉じ込めることで前に進もうとした」といいました。

ただ、核心に触れる部分には直接的な言葉を用いておらず、はっきりとなぜ13年後に現れたのか登場人物が語ることはありません。

あおいもその言葉を受けて「大切な人を応援できなかったことを後悔した」といい、今度はあかねとしんのを応援するといったことから、この言葉をきっかけにして「しんの」が消えることにつながっていきます。

「しんの」が消えたのは、あかねと慎之介が車内で会話していた最中。

慎之介があかねのことをあきらめないといった瞬間、しんのは消えてしまいました。

慎之介とあかねが前に進んだことを切っ掛けにして消えたことから、二人を引き合わせるのが「しんの」の目的、使命であったと考えるのが自然でしょう。

そのため、彼が13年後に現れた理由は、あかねと慎之介が二人で進んでいくきっかけをつくるためだと思います。

「しんの」の存在理由

劇中にしんのが登場することによって物語が急展開を迎えます。

それまでの世界では、あおいがあかねのために秩父から出ようとしていますが、おそらくこのままあおいが家を出たとしても、あかねは本当の意味で幸せになれなかった上に、あおいは自分自身が重みとなって秩父に姉を縛ってしまったという鬱屈とした思いを解消できずにいたに違いありません。

しんのがいなければあおいがしんのと姉を想う気持ちでゆらぐことはありませんでしたが、彼の登場によってあおいは姉と本当の意味で向き合い、言葉をぶつけ、姉のやさしさや苦労を知りました。

「しんの」という人物が登場しなければ、そもそも物語が動き出さなかったことになります。

しんのは『あの花』のめんまのように、話を大きく展開するポジションのキャラクターだったのではないかと思います。

めんまは主人公にしか見えませんが……

しんのは途中まではあかねにもあわないようにしていましたし、物語の展開上、話を面白く動かしていくのに必須の存在だったといえます。

個人的にはなぜ13年後に彼が現れたのかもう少し詳しくキャラクターにしゃべってほしかった部分もありますが、考察するのも楽しいですね……。

いろいろな考えがあると思いますが、私的な考察はここまで。

映画自体は全体的にまとまりがあって面白かったので、気になっている方はぜひ観に行ってみてくださいね。

超平和バスターズ製作映画『ここさけ』『あの花』について

今回公開された『空の青さを知る人よ』は、「超平和バスターズ」が製作したアニメーション映画です。

超平和バスターズは大人でも泣けるアニメーション映画を製作していることで有名で、本作は秩父を舞台とした映画の第3弾。

映画自体につながりはないので続編というわけではありませんが、すべて秩父を舞台として話が展開されるので親近感がわく方も多いでしょう。

前2作品は実写映画化もされた『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』『心が叫びたがってるんだ』の2本

どちらの作品もとてもいい映画で大人でもぼろ泣きする傑作です。

個人的に本作よりも前2作のほうが好きで推していますが……

気になる方はDVDレンタルや動画配信サービスを利用してみてみてくださいね!

ちなみに、2作品を無料で鑑賞したい!という場合は、

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キャストは誰? 配役についてまとめ

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以下、主要キャストについて記載します!

金室慎之介:吉沢亮


18歳も大人のほうもどっちも吉沢亮さんが吹替を担当しています。

相生あおい:吉岡里帆

相生あかね:若山詩音

新渡戸団吉:松平健

中村正道:落合福嗣
中村正嗣:大地葉
大滝千佳:種﨑敦美

豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!

まとめ

以上が『空の青さを知る人よ』の「しんの」というキャラクターについてまとめでした。

考え方は人それぞれなのできっと正解はないですが、またレンタルが開始されたらみてみて考察しなおしてみたいですね……

ではでは、映画をみるよーという方も、そうではない方も、良い映画ライフをおすごしくださいませ!

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