スポンサーリンク
『トライアングル』あらすじ+予告動画
【あらすじ】
主人公ジェスは友人らとともにヨットで海に出るものの、途中に奇妙な嵐に遭遇し、難破してしまう。
転覆したヨットの上で救助を待つ彼らの前に運よく大きな客船が現れ乗り込んだものの、
客船にはなぜか誰もいない。
不思議に思う一同だったが、前にも同じ客船に乗り込んだ覚えがあるとジェスが言い出したり、妙な人影や
人影が落としたカギを見つけて困惑し始める。
バラバラになって船内を捜索し始めてすぐに銃声が鳴り響き、現場に到着したジェスが目にしたのは
何者かに打たれて息を引き取った友人の姿だった。
ジェスよりも早くその場に到着していたほかの友人はジェスが撃ち殺したと言い出すが、ジェスには覚えがなく、
パニックになったところを何者かに狙撃され、ジェス以外の友人は死んでしまい――。
【予告動画】
【ジャンル】
◆シチュエーションスリラー
男女のグループが乗っていたヨットが嵐に巻き込まれたことで転覆。
助けを求めて乗り込んだ海上の客船という逃げ場のない舞台で正体不明の殺人鬼に追い詰められるというストーリーです。
最初の数分は何の伏線かわからないダラダラした展開が続きますが、
ヨットが嵐にのまれてからはノンストップでハラハラさせられます。
個人的なオススメ度
82/100
分類的にはB級になるかと思いますがありそうでないような映画で最後の最後まで展開が読めません。
小さな伏線が多いのでじっくりみるのがオススメです。
ネタバレ人物紹介。
・ジェス
女性主人公。ヨットの持ち主サリーに招待され参加した。ありえないくらい体力があって
本当に女性か疑うような動きを見せる。実はほかの友人と殺している(無自覚)
・サリー
ジェスの高校の時の同級生。赤茶色の髪の女性。ヘザーとグレッグをくっつけようと思っていたがうまくいかず
やきもきする。ジェスに殺されそうになり船の上に逃げ込むが、逃げ込んだ先に無数の自分の死体を見つけ
刺された腹部の傷が原因でほかの死体とともに息絶えてしまう。
・ダウニー
サリーの夫。ちょっと太っちょで船に乗るとすぐバナナを食べ始める。妻を護ろうと必死だが、
銃殺されたり刺殺されたりとあっけなくすぐ殺される。
・グレッグ
あごにひげを生やした若い男性。ジェスのことが好きだが、ジェスによって最初に殺される。
いつも銃殺。
・ヴィクター
短髪の若い男性。グレッグと一緒に暮らしている。筋肉があり屈強そうに見えるが、ジェスに
押されて突起に頭をぶつける。その傷が原因で死ぬ。
・ヘザー
黒髪の若い女性。グレッグとくっつけられそうになるが全く興味がない。
船が嵐に飲まれて一緒にいなくなる。それっきり出てこないのでもしかしたらどこかで生きているかも。
ネタバレストーリー概要
サリーにヨットでのバカンスに招待されたジェスは精神的に不安定な自分に
不安を覚えながら忙しいだけの日常から離れた休日を過ごすことにした。
だが、ヨットは突然現れた嵐に見舞われる。
助けを求めてヨットから無線で連絡を取ろうと試みたところ女性の救難人号をキャッチするだけで
あえなくヨットは難破。
黒髪の美人ヘザーは嵐に飲まれこの時にいなくなってしまい、この先現れることはないため、死んだものとみられる。
難破したヨットの上に乗って救助を待った5人は、現れた大きな客船に人影を観て助けを求め乗り込むことにする。
客船に乗り込んだ5人は人を探すが、客船の中には人っ子一人おらず不気味な雰囲気が漂っていた。
ジェスは「ここにきたことがあるような気がする」というものの、誰一人信じてくれず、精神を病んでいるとさえ
感じるものも出始めた。
廊下を散策し始めた5人の前に人影が現れ、ジェスが持ってきたカギを落としていったため
ジェスは「前にも来たことがある」と思った自分自身に妙な違和感を覚え始める。
不思議な感覚に襲われるジェスだったが、一行は散り散りになって船内に人がいないか散策を始めた。
ジェスは一人になってしまい、なぜか後頭部にけがをしたヴィクターに殺されそうになり、反撃して殺してしまう。
私のせいじゃないと自分に言い聞かせていたジェスの耳に銃声が響き、音のした方(劇場)に行くが、
劇場には何者かによって打たれて殺されたグレッグと止血を試みるサリーとダウニーがいた。
駆け付けたジェスにサリーは「あんたにやられたとグレッグがいっていた」とつかみかかり、覚えがないジェスは
困惑して「私はやってない」と繰り返す。
二人ともジェスの言葉を信じてくれずパニック状態になったところ再び銃声が響き、ダウニーが狙撃され死んでしまう。
パニックになったサリーはダウニーに駆け寄ろうとしジェスに逃げようと止められたところを撃たれて死んでしまう。
何とか劇場から逃げたサリーは救命ボートで逃げようと試みるが、ボートはなく、先ほど劇場で狙撃してきた覆面の人物に
襲撃される。
必死に逃げるジェスだったが追い込まれたところを取っ組み合いになり、覆面の人物を甲板まで追い込んだところ
「彼らが戻ったら殺して。家に帰るの」と必死にジェスに訴えかけてきた。
スポンサーリンク
その声は女性のものだったが、ジェスは殺される前に覆面の人物を甲板から突き落とした。
生き残ったジェスが息をつく間もなく、助けを求める声が聞こえてきて船の先頭に行くと、
そこには客船に手を振る自分たちの姿があった。
客船でみた人影は自分だったということに気づいたジェスは謎の事実におののきながらも
船に足を踏み入れた自分たちから隠れ、あとを追っていき、先ほどした自分たちの会話を聞くことになる。
頭を抱えてその場に座り込んだ瞬間、ポケットからカギを落とし、慌ててその場を後にするジェス。
客船で拾った鍵は自分が落としたカギだったということがここでわかる。
混乱しながら甲板に出たジェスは、海になぜか投げ込まれていたダウニーの死体にカモメが群がっているのを発見したところ
グレッグに出くわした。
必死に説明を試みるも、精神を病んでいると扱われ、壁にグレッグを押し付けて何とかわかってもらおうとしたが、
壁に突起があり、グレッグは後頭部にけが(割と痛々しいやつ)を追ってしまう。
最初にグレッグに殺されそうになったのはこの時に彼にけがを負わせたからだということがここで判明する。
ロッカールームに行ったジェスは「彼らが乗ってきたら殺せ」と書かれた紙が大量にばらまかれていることに気づき、
筆跡が自分のものであることに気づきながらも同じ言葉を殴り書きしてさらに奥の部屋へと進んだ。
そこには先ほど狙撃してきた人物がつけていた覆面とショットガンが置いてあり、彼女は自殺も考えるが
息子の姿が脳裏に浮かび考えを消した。
かがみこんだジェスは船の側溝に光る何かを見つける。
凝視するとそこには大量のペンダントが落ちていた。ジェスが首につけているペンダントということに気づいて
身体をひいた瞬間、側溝に引っ掛かったペンダントが落ちていってしまう。
この出来事は何百回と繰り返されていることにジェスは気づき、恐怖におののきながらも事態を好転させようと
部屋から出た。そこで先ほど頭をけがさせてしまったヴィクターに遭い「みんなを下ろそう」というが信じてくれず、
説得しようとした瞬間、劇場から銃声が聞こえてきてジェスはかけていくことになった。
すでにグレッグは死んでいて、サリーとダウニーに「船をおりよう」と言ったジェスはヴィクターを探しに行くが、
彼はすでに姿を消していた(手すりに血の跡がついていたため、何回目かわからないほかのジェスに落とされた?)。
ダウニーとサリーの元へ戻ろうとするジェスだったが、そこには銃でグレッグを殺した前の自分が現れうまいこといって
二人を船室へと連れ込みダウニーをめった刺しに、サリーのお腹を刺した。
サリーは何とかその部屋から逃げ出すが、本物のジェスが助けに来たにもかかわらず一人しかジェスはいないと疑っていないため
本物のジェスからも逃げてしまう。
サリーは無線で連絡を取ろうと試みるがつながらず、甲板の上に逃げ込んだ。この時の無線が嵐のときにキャッチした声ということがわかる。
甲板の上に逃げたサリーだったが、甲板の上には大量のサリーの死体(前回までに殺されたサリー)が横たわっておりパニック状態陥る。
そこへ追いかけてきた本物のジェスがあたりの光景に呆然としながらもサリーを落ち着かせようとするが、おびえながら
サリーは息を引き取ってしまった。
悲しむジェスの耳に甲板から物音が聞こえてきて、観てみるとそこには別の二人のジェスが殺しあっているところだった。
片方のジェスがもう片方のジェスを甲板から突き落とすと新しいヨットがやってきてまた5人が客船に乗り込むのであった。
どうやらジェス以外が死ぬと新しいヨットがやってくる仕組みであるということがここで判明。
どうすればこの状況から脱出できるのか考えたジェスは「全員ヨットの状態にまで戻せばいい」と考え全員殺そうと
武器庫にあった覆面をかぶり銃を持った。
鏡に血で劇場へ行けと書き、みんなが劇場にくるよう誘導したジェスは二階からダウニーとサリーを狙撃。
最初に覆面をかぶって自分を殺そうとしたのは自分だったということに気づきながらもジェスは自分も殺そうと
するが、甲板まで追い込まれ、最初に自分がしたように甲板から自分に落とされてしまう。
落とされる寸前で「彼らが戻ったら殺して。家に帰るの」とつい数時間前に聞いたセリフを口にして落ちていった。
目が覚めるとそこは自宅近くの砂浜で、走って自宅へジェスは行くが、家には息子をしかりつける
ヨットに乗る前の自分がいた。
子供をしかりつける自分を殺したジェスは息子を連れて車で遠くに行こうと思うが、
途中で鳥をひいてしまい、自閉症の息子はパニックになってしまう。
パニックになった息子をなぐさめようとして目を離したジェスは事故を起こして車が横転。
息子は事故のせいで死んでしまい、すべてをなくしたジェスは放心状態でヨットがある船着き場へと
向かうのであった。(同じことを繰り返すということ)
【どんな人が楽しめる映画?】
1.ハラハラしたい人向き。
見始めて30分ほどである程度展開が読めてしまう映画ですが、どんな伏線をどのように回収していくのかは読めないため、
ハラハラドキドキしたい人にオススメできます。
2.B級映画でも面白いものを観たい人向き。
B級の中でもストーリーがしっかりしていて面白い映画をみたいという人にオススメです。
B級映画だと駄作に遭ってしまったりしますが、この映画は時間を無駄にしたと思う映画ではないため
オススメできます。
駄作ではないです! 期待しすぎると面喰いますが暇つぶしにはもってこいなので
機会がある方はぜひ観ていただければと思います。
スポンサーリンク
コメントを残す