2012年に完結したアメリカのSFテレビドラマ『フリンジ/FRINGE』。
シーズンは1~5まであり、全部で100話。
スポンサーリンク
本記事ではフリンジシーズン1の第1話「フライト627」の内容を記載していきます。
フライト627内容
乱気流の中、627便がフライトをしている。乱気流にもまれて機内はひどく揺れていた。
そんな627便の乗客に、汗をかいて具合が悪そうな男が一人。
乱気流のため、席を立つなと指示が出る中、体調不良を訴えた男が立ち上がり、キャビンアテンダントは静止する。
乗務員の静止に振り返った男の顔はなぜかとけてどろどろになっていた。
キャビンアテンダントが機長に客室が大変だと連絡をするが、副操縦士が扉を開けて客室を確認すると、乗客全員の顔がただれて機内はパニック状態に。
ーシーン展開ー
男女カップルがモーテルでいちゃいちゃ
(いちゃついているカップルがオリビア(女)とジョン(男)。オリビアは主人公級の役割を果たすFBIの捜査員。ジョンも同僚でオリビアの恋人)
オリビアは「こそこそ会いたくない」というが、ジョンは職場恋愛はよくないと口を濁した。
再度いちゃいちゃしそうになったところでオリビアの携帯がなり、事件が起こったと電話相手チャーリーに呼び出される。
オリビアが呼びだされたのはある空港だった。
止まっていた飛行機は627便。離陸後3時間で通信不能になり、何の連絡もないままそのまま着陸したそうだ。
窓に付着物がついていたため、何かの感染症が疑われ、窓は開かれていなかった。
どういうことなのか聞こうとするオリビアのもとへ、時間をずらして同僚のジョンがやってきた。
その場に集まった捜査員を特別捜査官のブロイルズが集め、現場指示を出す。
オリビアは機内へ入ることを指示されなかったが、直接ブロイルズに交渉し、ジョンとともに武装した状態で627便に入って調査することとなった。
機内に入った二人は、乗客、乗務員の全員の肉が解け落ち、骨と化した躯を目の前にすることとなった。
生存者はおらず、その場で原因を突き止めることもできなかった。
ーシーンはボストン連邦ビルへー
ボストン連邦ビル内では数多くの事件が扱われており、多くの人が忙しそうに動き回っていた。
ブロイルズになんともないような仕事を振られるオリビア。
ブロイルズは初対面からオリビアを毛嫌いしているようだったが、それはオリビアが以前、ブロイルズの親友を逮捕したからだった。
明らかな逆恨みであるものの、ブロイルズはオリビアに振り分けた仕事を変える気はなく、オリビアは仕方なく捜査をすることになった。
オリビアを哀れに思ったジョンはオリビアの捜査を手伝うことにし、倉庫のカギを順繰り開け始めた。
倉庫の中には何の薬品かわからないが、たくさんの薬品が並べられていた。
どうもその薬品が普通の薬品ではなかったようで、オリビアは慌てた様子で応援を呼んだ。
オリビアが連絡をしている間に、別の倉庫を見て回っていたジョンは、倉庫で男に遭遇する。
オリビアに連絡をしたジョンは、落ち合う前に犯人を追いかけた。
犯人を追い込もうとするジョンだったが、犯人が仕掛けた爆弾に巻き込まれ、追いかけてきたオリビアも爆風で体をコンテナに強打し気絶してしまう。
-シーンは病院へ展開-
オリビアは助かるものの、ジョンは一命をとりとめたが剛性化合物に汚染されて隔離室で詳しいことがわかるまで隔離されることになってしまった。
汚染物質について詳細はなにもわからないが、ジョンの皮膚はただれ、まるで627便に乗っていた乗客のようになっている。
オリビアはくまなく調査し、飛行機と倉庫の事件の共通点を見つけたとブロイルズに報告。
報告書を出し、ビショップ博士の協力を得られれば解決できるかもしれないというものの、ブロイルズはビショップ博士は精神科医に収容されていて、肉親を挟まない限り話すらできないが?と、上げ足を取る様子でまるで取り合う気がなかった。
オリビアは一人でどうにかするしかないと、どうにかしてビショップ博士の肉親であるピータービショップ=息子に合おうとバグダッドへ飛んだ。
ピーターははみだしもので放浪癖がひどい男だった。仕事が2か月続かないが、IQは人並み外れて高い。消防士やらいろいろな職を転々としている謎の人物だった。
-バグダッドへ展開-
息子のピーターはバグダッドのお偉いさんとやり取りをしていた。
やりとりが終わったピーターに、オリビアが飛行機の事件で協力を仰ぎ、父親の件でお願いをするが、ピーターは父親と何かあったのかいらだち、応じてくれない様子。
その場から去ろうとしたピーターを、オリビアは「ファイルを観たの。あらゆることがかかれてる。誰から逃げていて、何を求めてここにきたのか。一緒に戻らなければあなたの居場所をある人にばらす」と脅し、ピーターの協力を得ることに成功した。
ピーターは「親父は嫌いだ。頭はいいけど目先のことしか見えないくそやろう」と言い、相当に父親のビショップ博士を嫌っているようだった。
「父親が逮捕されて家に平和がやってきたといった。生死の境をさまよっている友人を父親は救えない」とピーターは断言し、父親がハーバードで研究していたのはケルヴィンジェネシスとというフリンジサイエンスで、それは似非科学のことをいった。マインドコントロール、テレポーテーション、死体の蘇生等信じられないようなものばかりのため、ジョンを救うことができないといった。
-シーンは精神病院へ展開-
ビショップ博士ことウォルターが収容されている精神病院へ行った二人。
一人で行けというピーター。どうしても会いたくないようだったので、オリビアだけ中へ入った。
食堂のような場所に、ひげが伸びきった老人がいた。ビショップ博士だ。
「誰かがくるとは思ってた。いつかはね」と、オリビアにいったウォルター。
飛行機の事件は4か月前であることと、ジョンの現状をウォルターに告げたオリビア。
ウォルターは「皮膚の下が透けて見えるのはまずい、まずい、進行している」というが、「もとへ戻せる?」というオリビアの問いに対しては無言だった。
ウォルターの様子がおかしく、「ここのはひどいんだ。プリンの味が…ひどいんだ」と、全く違う話をしてきたりと、会話が成り立たない。
オリビアはウォルターを呼んで話の続きをするよう促すと、ウォルターは「元に戻せる。動物で実験したときに観たことがある。一部は症状が回復して生き延びた」と答えた。
オリビアは「どうやって回復したか覚えている?」と問いかけたが、ウォルターは水を飲み、「セラピーは…」と、全く話がかみ合わない。
お手上げかと思ったオリビアに、「息子と一緒にきたんだろ」とウォルターは言った。「息子と合わせてくれ」とオリビアはお願いされ、ピーターに中へ入ってもらった。
ピーターは父親の姿を見るなり、「やぁ、ウォルター」と彼を呼び、なぜかウォルターのことを「父」とは呼ばなかった。
「太ってるか」と思ったと、ウォルター。
「さすがだな。第一声がそれか」返すピーター。
もめそうになったところオリビアがジョンについて話の続きをしようといったが、ウォルターは「自分で症状を見ないと診断できない」という。
後見人がいるなら直接ジョンを診断できるが、今は後見人がいないため無理だとウォルターはオリビアにいった。
ピーターはウォルターの後見人ではないようで、ウォルターはピーターに後見人になってほしいという意味も込めてこのセリフを口にしていた。
藁にも縋る思いのオリビアは、ウォルターにかけることにした。
「居場所をばらす」とピーターを脅すことで、ピーターにウォルターの後見人になってもらい、ウォルターをジョンのもとへ連れていくことになった。
ひげをそるウォルター。きれいになったウォルターを車で二人はつれていく。
車内でウォルターは「自分の研究はその場にいたウィリアムベルがすべてを知っている」といった。
ウィリアムベルはマッシブ・ダイナミック社の創設者。
ウォルターが使えない可能性が高いと判断したオリビアはウィリアムベルから話が聞けるようにと、同僚であるチャーリーにお願いをした。
-シーンは隔離病室へ-
病室へ入った3人。ジョンはさきほどよりずっと透けて見えた。
ビショップは天井を仰いでいて、オリビアが呼び掛けてようやくジョンの状態を見始める。
ジンジャーエールがほしいとジョンは言い出すが、用意をしようとした瞬間に、ウォルターはメスを持った。止めるピーター。
「シャーレをくれ」とウォルターはいって、皮膚の表面だけをそいで、シャーレにいれた。
ラボに持って行って分析をしようといったウォルターに、ラボは閉鎖されていると告げるが、ラボはないという言葉を信じられない様子のウォルター。
そして事実を受け止められなかったのか突然ウォルターは暴れだす。
-ブロイルズに直訴-
ブロイルズにラボを使えるようにオリビアはお願いをするが、ジョンと恋仲だったのではとブロイルズは疑い、話を聞こうともしない。
オリビアは「ラボを使わせてください」といって出て行った。
ブロイルズがどうにかしてくれたのか、ラボが使えるようになり、ウォルターはいろいろ必要だといって手配させた。
中でも不思議だったのが牛。牛はDNAの配列が人間と違うだけで実験に使えるとのことだった。
ピーターはオリビアに、「ファイルにはほかになにが?」ときいたが、オリビアはファイルは存在しないし、はったりだったのと彼に告げた。
参ったとピーターは憎まれ口もたたけないほどダメージを受けるが、オリビアに「借金があるんでしょ、マフィアに。それで困っている」と現状をずばり言い当てられる。
ウォルターは倉庫にどんな化学物質があったかわかれば解毒剤が作れるというが、24時間以内に解毒剤を作って打たないとジョンは死ぬということだった。
ジョンを助けるには倉庫にどんな化学物質があったか知らなければならない。つまり、倉庫にいた男を捕まえて供述させなければならないということ。そのためには、男の人相をジョンに聞く必要がある。
ジョンに人相を聞くため、シナプスの伝達によって夢を共有し、こん睡状態の人と会話をしてもらうとウォルターはいった。
後首に鉄を刺して電気を通し、妙なタンクに浸からないと会話はできない。
明らかに狂気的だとピーターはオリビアを止めるが、追い込まれたオリビアは「準備して」という。
再三止めるピーターだが、オリビアは聞かなかった。
ブロイルズに許可を得て、隔離室からジョンを連れてきた。
その際、チャーリーがラボにやってきて、「ベルは面会すらしない」といわれる。
ジョンが連れてこられたことを不思議に思い、何が始まるのかと問いかけるチャーリーは、できる限りのことはするとオリビアをひどく心配しているようだった。
オリビアはいろいろと器具を付けられ、首には電気を流すためのコードをつけられた。
「キミの意識を開放する」といいながらウォルターはこん睡状態の人と話すための薬をオリビアにうつ。
「意識が戻らない場合もある。が、感謝している」といってウォルターはタンクにオリビアを沈めて扉を閉じた。
オリビアの今の状態をオリビアの助手に説明するウォルター。
ジョンとオリビアの脳のリズムが一致したら同じ場所にいるということだとウォルターはいうが、脳のリズムが一致するまでは待たなければならない様子。
何分かまって脳のリズムがぴったりになった。
様々な思い出の片りんに触れつつ、オリビアはジョンと再会を果たした。
「思い出して。倉庫でのこと」とオリビア
「なんだか寒いな」ジョンは話を理解していないようだった。
「お願い、思い出して」
「何をだ?」
「男の顔よ、倉庫で観た、男の顔をみせて」
「どうして?」
「あなたを救うためよ、お願い。思い出してちょうだい。そうよ、それでいいの」
オリビアの脳の中にジョンが思い出した光景が映り始める。あの日の様子だ。
「顔が見えないわ」と意識を集中させるオリビア。
犯人の顔を見た瞬間、オリビアは覚醒し、タンクから引き上げられる。
犯人の顔を模写してもらい、犯人が627便に乗っていたことがわかった
犯人の名前はモーガン・スティーブ。双子の兄弟がいることが判明。
スティーブは会社を解雇になり、どこにいるかわからないが、兄弟のリチャードスティーブの資料はもらうことができた。
容疑者を見つけたから来てほしいとオリビアは博士とピーターにお願いし、彼らを連れて容疑者のもとへ行く。
防護服を着てスティーブの隠れる部屋へ。カーペット裏に隠し部屋があった。そこは秘密の研究所のようなところだった。
車の中で待っていたピーターとウォルター。「17年間、罰を受け続けた」というウォルター。
なんだか意味深な会話をしている二人だったが、裏口からリチャードが出てきて、ピーターが追いかけることとなった。オリビアも追跡し、なんとか二人で捕まえることに成功。
リチャードを尋問するが、なにも話そうとしないリチャード。
ピーターが倉庫の中身は?と脅し交じりに聞き、何とかリチャードから薬品の名前を聞き出すことに成功した。
解毒剤をつくる。
ブロイルズはオリビアに「不可解な事件が多数発生していて、627便のような事件は珍しいことではない」といった。
オリビアの動きが良かったため、不可解な事件を解決する「フリンジチーム」に協力してくれとブロイルズは切り出すが、オリビアは今のことで精いっぱいと、このとき申し出を受けることはなかった。
解毒剤を完成させたウォルターは、ジョンに解毒剤を注入。
しばらくしてジョンが目を覚ました。
「キミの夢を見たよ」とオリビアにいって、透明だった体も色が戻ってきた。
ジョンを治せて安心したのもつかの間、リチャードになぜ弟を飛行機にのせて殺したのかオリビアは彼に問いかけた。
同僚に脅されたと答えるリチャード。
同僚との会話を録音したテープは埋めてあるとリチャードが供述したため、オリビアはそれを発掘。
中身を聞いてみるとジョンがオリビアたちを裏切っていたことに気づいた。
そのころ、病院で起き上がったジョンはリチャードをクッションで窒息死させていた。
チャーリーが異変に気付き、病院を封鎖させるが時すでに遅し。ジョンは病院から出て車で逃走。
戻ったオリビアがジョンが車で逃走するのを発見し、応援を呼びながら彼女も車で追跡。
多くのカーアクションの末にジョンがクラッシュ。血まみれで車から這い出てくる。
オリビアの腕の中で、「なんで倉庫へ行かせたのか思い出せ」といって、ジョンは死んだ。誰に雇われているのかといかけるものの、すでにジョンは死んでしまっていた。
最愛の人に裏切られてボロボロになるオリビア。
チャーリーに慰めの言葉をかけられるが、なにも聞こえていないようなオリビア。
まるで独り言のように「ラボまで送って」とチャーリーにお願いし、ラボまで送ってもらう。
ピーターと会ったオリビアは、ジョンがどうなったのかきかれるが何も答えることができない。
飛行機の件は始まりに過ぎないとビショップから聞いたとピーターはオリビアにいった。
どこかの研究室へジョンの遺体が運ばれてきて、作業員が暗い部屋へとジョンの遺体を運んだところで物語が終わる。
スポンサーリンク
コメントを残す