本当に怖いホラー映画が観たい! でも良作にはなかなか出会えない。
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そんな方にお勧めのホラー映画をご紹介します。
ドント・ブリーズ
全米を震撼させた『死霊のはらわた』チームが製作したショッキング・スリラー『ドント・ブリーズ』。
タイトル『ドント・ブリーズ(息をするな)』と映画ポスターを見てわかる通り息をすると死を招くホラー映画です。
正確には息をすることで音を出すことにより殺されるといったところですが、息意外にも音を立てるといった行動自体が死を招くという、今までにあまりなかった新感覚ホラー映画といえます。
あらすじ+予告動画
親と決別し、街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマネーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人――そして想像を絶する<異常者>だった。
真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。 彼らはここから無傷で《脱出》できるのか――。
キャストは豪華声優陣が吹き替え!
【主人公:ロッキー (水樹奈々)】
『ドント・ブリーズ』の主人公、ロッキー。働きもせず遊び暮らすくそ親から妹ともに逃げるためお金を必要としている若い女性がこの映画の主人公です。大金を手に入れるため盲目のおじいさんが住む一軒家に盗みに入ります。
吹き替えは有名声優の水樹奈々さんが担当しています。
アニメでの水樹さんに慣れていたせいかエンドロールでみるまで水樹さんが吹き替えを務めているとは全く気づきませんでした。
さすが実力派の声優さんだけあって全く違和感なく緊迫したシーンではこちらも息をのんでしまうほどドキドキさせられました。
【アレックス(梶裕貴)】
ロッキーとともに盗みをはたらくサブ主人公アレックス。
声の吹き替えは梶裕貴さん。こちらも人気声優さんで声を聴けば梶さんだとわかりますが洋画でも全く違和感ないです。
【マネー:江口拓也】
ロッキーと付き合っている盗人の主犯、マネー。がたいが良く、屈強なイメージがありますが、映画の中ではどうなのか……。
こちらも豪華声優の一人江口拓也さんが吹き替えています。
【盲目の老人:沢木郁也】
上記三人に盗みに入られる家の住人、盲目の老人。吹き替えはナレーションで有名なイメージが強い沢木さんです。
この老人、元軍人という設定でとてつもなく強くて怖い役柄の男です。
スティーヴン・ラングの屈強さが異常(以下ネタバレあり)
『ドント・ブリーズ』ではロッキー、アレックス、マネーの3人がスティーヴン・ラング演じる盲目の老人の家に盗みに入ります。
そもそもなぜ盲目の老人の家に3人が盗みに入ろうとしたかというと、老人があった悲惨な過去による事故から巨額の富を得たという情報を得たからであり、盲目というハンディを抱えた老人からならその富を簡単に手に入れられると踏んだからです。
巨額の富目当てに3人が盗みに入るわけですが、この盲目の老人が強すぎて金を盗むどころか家から出られなくなってしまいます。
確かに盲目ではありますがこの老人、元軍人という設定でかなり強く、耳以外の感覚が超人並み、いや、異常なまでに発達しています。
目が見えないというハンディがありながらもかすかな物音で相手の場所や盗んだもの、何人で盗みに入ったかなどを感知し怒りに任せて殺そうとしてきます。
現役ではないものの相当鍛えているようで3人と初めてエンカウントしたシーンでは素手で応戦します。
ちなみに盗みに入った3人のうちマネーは画像の通り銃を一丁もっているので素手で応戦されて負けるなんてことはまず普通に考えてありえないかと思いますが、この男序盤であっさりやられます。ほんとにあっさり。残念ながらマネーさようならシーンはかなり早い段階で来ます。
また、この老人強いだけではなくて目での演出が相当に怖いです。目をつぶっていたり瞳がよく見えなかったりするシーンが多いですが、開眼すると眼球が青白くてかなり怖いです。
この画像はまだ人間らしさがありますが、暗闇でアレックスをつかみ上げて殺そうとするシーンでは完全に眼がイってしまっていてただの殺人鬼にしか見えません。
しかしこの盲目の老人を演じているのはダンディーなイメージが強いスティーヴン・ラング。
最初に観たときは嘘だろとつぶやいてしまいそうになりましたが、普段の彼はこんな感じです。
これが、
これに。
いやいやいや、怖すぎ。
しかもこの顔急に来るので映画館で観ていて絶叫しそうになりました。
DVDを家で見直しましたがどこで出てくるかタイミングを把握していても体を震わせてしまうので老人お目めドッキリには注意が必要かもしれません。
賛否分かれる面白さ
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個人的には相当気に入った映画ですが、確かに『死霊のはらわた』サム・ライミが手掛ける作品とはいわれない限り気づかないかもしれないです。
私は最初、サムライミが手掛けた作品とは知らずにこの作品を観たので目が見えない老人が主人公たちを心理的、また、外的に追い詰めていく本作にドキドキできましたが、初めからサムライミが作った作品だからこういう作品だろうとイメージを固めてみたら楽しめないかもしれないです。
予備知識はあまりつけていかないほうがいいかもしれません。
ロッキーに共感できない人が多い?
※↑ロッキー※
主人公のロッキーは親が働かずにネグレクトを受けています。
ロッキーには幼い妹がいて、妹と家から国外へ逃げ出そうとまとまったお金を求めています。
普段から親から援助を受けられない立場で、お金がないロッキーは盗みにはいることで生計を立てていたために、仲間であるアレックスとマネーの協力を得て老人の住む家に入ります。
盗みをするといった時に反対していたアレックスを半ば強引に(?)協力をさせたような形になったためにロッキーに対してあまり共感できない人は多いみたいです。そもそもロッキー盗人なので共感もくそもないと思うんですけどね(笑
でもまぁお金のことしか見えないという彼女の内心が見え隠れするのも確かなので、くそ女といわれても仕方ない感じは否めないです。
ただ、共感をするための映画ではないのかなぁと思うので、共感を求めている人にはオススメできないです。
続編決定?!
ソニー・ピクチャーズから正式に続編が決まったと発表されたわけではないものの、『ドント・ブリーズ』監督と共同脚本を務めたフェデ・アルバレスが米インタビューにて続編が進行中であることを明かしました。
そのため、今作では微妙な終わり方をして後味が悪いと言っていた方が多い、その謎を解消するような続編が製作されていると期待が膨らみます。
どんな人に向いている?
ホラー映画好きはもちろん、吹き替え声優さんを目当てにみるのも悪くないと思います。
ただ、少し生々しいシーンが出てくるので家族や恋人と観るのはあまりお勧めできません。
また、老人がじわじわと主人公たちを追い込み、アレックス、マネーを殺すためじわじわと殺していく感じの映画が苦手な人はやめたほうがいいです。マネーはさっくり殺されますが。
個人的面白さ
89/100
いや、本当に面白いです。
老人が超人すぎて受け付けないという方も多いですが、個人的には盲目の老人が音を頼りに全く身体的にはハンディのない主人公たちを追い詰めていく緊張感のある映画でとても楽しめました。
終盤の演出では老人が電気を落として主人公たちを苦しめるシーンがありますが、観ているこちらも息をのんで展開を見てしまいます。
必死に目を見開いて何かをとらえようとしますが、なにも見えないため手探りで出口を探します。そのシーンは白黒演出になっていて新感覚を味わえ、とてもドキドキさせられます。
ホラー映画好きでもそうではない人でも楽しめる作品かと思いますので、ぜひ機会がある方は見ていただければと思います!
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