下水道からこんにちは。
スティーブン・キング原作小説を実写映画化した『IT』の続編『ITイット THE END それが見えたら、終わり』。
早くから注目されている作品なので、
映画を観たい!!という方も多いはず。
本記事では、
・『ITイット2』前作とのリンク
・伏線はどう回収されたのかつながり
以上について記載していきます。
目次
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『ITイット2』予告動画+あらすじ
予告動画
あらすじ
小さな田舎町で、再び連続児童失踪事件が起こった。
そして、「COME HOME COME HOME」という「それ」からの不穏なメッセージが届く。
幼少時代に「それ」の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは27年前に誓った約束を果たすため、町に戻ることを決意するが__。
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『ITイット2』自体が前作『ITイット”それ”が見えたら終わり』の内容を踏襲しているので、映画のほぼすべてが前作とのつながりなのですが……
前作をみずに今作を見てしまった方は意味がわからん!となっているかもしれないので、前作とのつながりをちょろっと記載していきたいと思います。
※映画の時間経過順に記載します※
浮かぶベバリーとルーザーズのメンバーの誓い
前作でペニーワイズこと「それ」につかまり、他の子供たち同様に浮かび上がりそうになった本作のヒロイン「ベバリー」が映画冒頭では登場。
前作で浮かび上がりそうになったベバリーは、前作のラストで自分たちが大人くらいになった時にまたデリーの街に戻ってきて恐怖体験をする夢を浮かんでいた時に見ていたといいます。
ベバリーの言葉を聞いたルーザーズのリーダー的存在のビルは、前作で子供たちを食い散らしいなくなった「それ」が再び現れた際はまたデリーの街に戻ろうといい、手のひらに傷をつけてメンバーはその誓いを必ず守ると約束。
27年後、「それ」が復活することでルーザーズのメンバーは再度デリーのまちに戻ることになりますが、続編で描かれたデリーに戻るという描写は前作でベバリーが浮かび上がっていた時に見ていた光景のことで、前作自体が続編の布石であったことがわかります。
赤い風船とピエロ姿の道化師
27年後、デリーの街で因縁をつけられたゲイのカップルの一人が川に落とされ、ばらばらの死体となって発見されるという事件が発生。
河に落とされたカップルの一人は溺れる寸前でピエロが手を差し伸べているのをみます。
このピエロによって川に落とされた男は助けられるわけですが、引き上げた男をピエロはばくっと食べてしまいました。
この光景を見ていた男の恋人は川の対岸で叫びますが、赤い風船が視界を遮り、男とともにピエロは一瞬で姿を消してしまいました。
このピエロは、ITシリーズでおなじみの「それ」ことペニーワイズと呼ばれる怪物。
正体についてはこちらの記事で記載しているのでよければ。
このペニーワイズは、ピエロ姿で子供たちの気を引くモンスターで、度々赤い風船を使って子どもたちを誘惑するため、冒頭でも赤い風船が大量に出てきました。
ヘンリーバワーズとパトリック・ホックステッター
劇序盤、下水道から大量の子供の遺体とともに出てきたのはヘンリーバワーズというイットシリーズでおなじみのいじめっ子のリーダー。
前作ではペニーワイズにそそのかされるがままに警察官の父親をナイフで殺し、ルーザーズのメンバーを殺そうとしましたがマイクの反撃にあって井戸の底へ落とされてしまった人物。
てっきり死んだものと思われていたものの、実は生きており、本作では彼が逮捕されて精神科にぶちこまれていたことが明らかになります。
そして27年後にそれが復活し、風船に導かれるようにして自室へ移動。
自室で登場したミイラのような遺体から当時父親を殺したナイフをもらい、今度こそルーザーズのメンバーを殺すためにヘンリーは精神科を抜け出すのでした。
また、この時自室でエンカウントしたミイラのような化け物はパトリック・ホックステッターという、前作でヘンリーの子分として働いていたいじめっ子の一人。
彼はベンというルーザーズ1のおデブを下水道まで追いかけて行ったところをペニーワイズにつかまって食われちゃった人物です。
ニューキッドと秘密の合言葉でも?
ルーザーズのメンバーはマイクに呼ばれてデリーの街へ戻ります。
そして再会したベバリーに、ベンは「秘密の合言葉でも?」と声をかけます。
この言葉に呼応するようにベバリーはベンに「ニューキッド?」と呼びかけますが、これは前作でベバリーがベンに初めて声をかけたときのやり取りに使ったセリフ。
サイン
ベブ(ベバリー)と再会を果たしたベンの脳裏にはサインが書かれたノートが浮かびますが、このサインは当時誰にもサインをもらえていなかった真っ白なサインノートにベブが書いてくれたもの。
パトリックと乗った車
ヘンリーは精神病棟を出た後、青色の車にのったパトリックと合流してデリーの街へ向かいます。
この車は前作でヘンリーたちいじめっ子が乗り回していたいじめっ子の象徴の車。
この車があるところにはルーザーズのメンバーは近づこうとしませんでしたが、本作でもこの車が何回か登場。
石合戦
一同は当時のことを思い出していき、石合戦の話になりますが、これは当時マイクがヘンリーたちに暴行されていた際、ルーザーズのメンバーが彼を助けるためにヘンリーたちと石を投げ合ったときのエピソードを指しています。
ベブの家のバスルームとポエムがかかれたはがき
ベバリーは前作で自宅にいた際バスルームでそれに襲われています。
そして本作では当時の思い出をの品を探すために昔過ごしていた家を訪問。
バスルームをみたり、ベンがベブにあててかいたポエムを手にします。
劇中に何度も出てくるポエムやベブが持っているボロボロのはがきは、ベンがベブにあてて書いたラブレターのようなものです。
ストリートファイター
無駄口男のリッチーは、思い出の品を集めるためにゲームセンターに向かいます。
前作でリッチーはこのゲームセンターでストリートファイターをやりこんでおり、本作でも当時のことを思い出す回想シーンがちらほら。
ビルの自転車
ビルはある質屋にあった自転車に目が留まり、店内に入ります。
この自転車は幼い頃ビルが乗っていた自転車で、ベブを後ろに乗せて走ったこともある思い出の品。
くそぼろぼろではありますが、前作とのつながりを示すアイテムとして登場。
昔住んでいた家とジョージー
劇中、ビルは300ドルで買った自転車で街を失踪しますが、当時自分が住んでいた家を見つけ、そこで弟ジョージーの幻影をみます。
黄色いレインコートを着た幼い男の子はビルの弟で、27年前にペニーワイズに連れ去られ、食われてしまった人物。
前作でもビルを引き込もうとペニーワイズが化けて登場していましたが本作でもビルを引き込むために何度も登場します。
また、ジョージーが消えた際に彼にビルが持たせた紙の船も、彼の思い出の品として本作では登場。
白い下着姿
ビルが図書館に戻ってきてベブと話している際、ベブはみんなおそろいの白い下着をはいていたといいます。
これは、前作でルーザーズのメンバーがダム湖に飛び込む際に服を脱いだ時はいていた下着の色のこと。
薬屋の店員
エディは吸入器を薬屋に取りに行きますが、この時の店員は前作に登場した人物と同じ人物が務めています。
ガムを食べながら接客する女も当時と変わらない様子でだるそうに店番。
感染症患者
エディは前作で感染症患者に襲われてビビり倒しますが、本作でもあのときに出てきた感染症患者そっくりの化け物が登場。
今回はゲロをふきかけられるので、攻撃力的にはグレードアップしています。
腹に名前をほってやる!
前作ではいじめっこのヘンリーにベンはお腹をナイフでえぐられてヘンリーの名前を彫られそうになりました。
実際Hまでは刻まれ、本作ではきれいにあとは消えているようでしたが、当時のHの文字が浮かび上がるシーンが本作でもちらり。
火事
マイクはたびたび本作で火事のことを思い出しますが、前作でマイクは両親を火事で失くし、助けることができなかったとしてトラウマになっていました。
本作でもそれは消えることなく心に傷を残しているようで、ペニーワイズに付け込まれそうになる描写がちらほらあります。
井戸の家
前作で登場した井戸の家が今作でもペニーワイズのすみかとして登場。
デリーという町はすべて地下水路でつながっており、そのすべてが収束されているのは井戸の家と呼ばれる廃屋。
ペニーワイズのすみかといえば井戸の家ということで、ルーザーズのメンバーが集まる場所として登場します。
ピエロを殺せということか
前作では弱音を吐いたビルに対してリッチーが決め台詞を吐きます。
これを今作では井戸の家に入る前にリッチーが言うことに。
前作ではピエロに立ち向かうときに言った言葉。
自宅の地下
ビルは前作で自宅の地下で死んだはずのジョージーにエンカウントします。
これはペニーワイズが化けたジョージーなので本物ではないですが、本作でもこの地下が登場。
超怖い、怖い、怖くないのトビラ
前作ではリッチーとビルが出くわした3つの扉が本作ではリッチーとエディの前に現れます。
前作では怖くない扉を開けてビビらされたわけですが、本作では違う扉を最初に開いて……
トイレ
ベバリーはトイレに閉じ込められますが、前作でもいじめられっ子に上から汚物を落とされたりした現場としてトイレが登場。
ベブにとっていい思い出がない場所としてトイレが登場し、ベブは本作でもトイレに閉じ込められて大変なことになります。
キスの橋
ヘンリーがベンの腹に名前を掘ろうとした場所はキスの橋と呼ばれている場所で、本作でもこの橋が登場。
橋に名前を掘ることで願いがかなうということでリッチーが自分の頭文字であるRとエディの頭文字であるEを掘る描写がされます。
デリーの歴史
今作でマイクが参考にしていたデリーの歴史という本は、前作でベンが読んでいた本です。
『ITイットTHE END』の前に前作を復習
今回公開される『ITイットTHE END』は、前作をみた上で鑑賞することを考えて作られた第2作「完結編」になります。
映画自体が続き物なので、
前作を観ていない方は続編からいきなり映画に入ると内容を理解できずにおいてきぼりを食らう可能性が非常に高いです。
時間に余裕がある方はできるだけ前作をチェックするようにしましょう!
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映画『ITイットTHE END それが見えたら終わり』は動画配信サービス「U-NEXT」で配信されています。
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キャストは誰? 配役についてまとめ
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以下、主要キャストについて記載します!
ペニー・ワイズ:ビル・スカルスガルド
『ヘムロック・グローヴ』の口元に血のついたペニーワイズの中の人ことビル・スカルスガルド、エロくて美しい pic.twitter.com/KwCNTdtle8
— 共食いゾンビ (@MOGUMOGU_shark) October 8, 2019
みんなのペニーワイズの中の人を演じるのは「ビル・スカルスガルド」。
ビル:ジェームズ・マカボイ
ジェームズ・マカボイ、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の実話を描く新作に主演(映画.com) https://t.co/rBiPkQBdT9 pic.twitter.com/pBk5lMFCYx
— 美容大好きアラサーともこの婚活日記 (@bihadac1) June 7, 2017
ルーザーズ・クラブの主要キャラクタービル役は『スプリット』や『X-MEN』シリーズで知られるジェームズ・マカボイ。
子ども時代はジェイデン・マーテルが演じます。
ベバリー:ジェシカ・チャステイン
ジェシカ・チャステインが11月に来日 https://t.co/CYPPgXSMLR pic.twitter.com/qfporDPOSm
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) October 13, 2017
ベバリー役はジェシカ・チャステイン。
子ども時代はソフィア・リリスが続投。
リッチー:ビル・ヘイダー
大ヒット中の「IT2 イット THE END/それが見えたら、終わり」、2時間49分ありますが、体感時間は1時間50分くらいです。主にビル・ヘイダー(とジェイムス・ランソン)のおかげで。 pic.twitter.com/z2rVPfEnwM
— 山崎まどか (@romanticaugogo) September 9, 2019
リッチー役はビル・ヘイダーが演じます。
子ども時代はフィン・ウルフハード。
マイク:イザイア・ムスタファ
アンディ・ムスキエティ監督「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(“It”,2017年)の、ジェシカ・チャステイン、ジェイムズ・マカヴォイ、ビル・ヘイダー、ジェイムズ・ランソン、ジェイ・ライアン共演による続編で、イザイア・ムスタファ(Isaiah Mustafa)がキャストに加わったようだ。(Variety) pic.twitter.com/k1s0nY72yw
— cinepre (@cinepre) June 9, 2018
マイク役はイザイア・ムスタファ。
子ども時代はチョーズン・ジェイコブス。
ベン:ジェイ・ライアン
トーマス・ジェイ・ライアン(ヘンリー・フール役)
『ヘンリー・フール』1997年
『フェイ・グリム』2006年
『ネッド・ライフル』2014年 pic.twitter.com/Chnp46m6uk— halhartley.com ハル・ハートリー日本版 12月6日初期短編集劇場公開 (@PossibleFilmsJP) June 22, 2018
ベンを演じるのはジェイ・ライアン。
子ども時代はジェレミー・レイ・テイラーが演じます。
エディ:ジェームズ・ランソン
ジェームズ ランソン
いいよね pic.twitter.com/PnAdZODmEB— RiKuTo =w= (@iloveweezer0214) September 5, 2019
エディ役はジェームズ・ランソンが演じています。
子ども時代はジャック・ディラン・グレイザー。
スタンリー:アンディ・ビーン
アンディビーンさんかっこよすぎて変な声が出た pic.twitter.com/FAvJFcD3ek
— ensb (@ensb69) September 8, 2018
スタンリー役はアンディ・ビーンが演じています。
子ども時代はワイアット・オレフ。
豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!
まとめ
以上が映画『ITイット2』と前作『ITイット”それ”が見えたら終わり』とのつながりや伏線回収についてまとめでした。
いかがだったでしょうか。
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
ホラー映画としてはなれていない人にとってはかなり怖いかもしれませんが、人を選びそうな感じの映画なので、まだ観ていない方は前作を観てから続編をみるか考えたほうがいいかもしれませんね!
ではでは、映画を観に行くよー!という方も、そうではない方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ!
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