2018年9月7日に『累-かさね』が公開されました。
大人気コミック原作の実写化、さらに主演が豪華ということもあり、気になっているという方も多いのではないでしょうか。
また、原作のファンがゆえに、累役の芳根京子さんが原作累とは違って美人ということで忌避している人もいそうです。
本記事では、そんな『累-かさね』を忌避している原作ファンの方に、実写版の見どころ等についてまとめていきます。
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※ネタバレありのため注意※
目次 『累-かさね』予告動画+あらすじ概要 ビジュアル面で原作と実写はどのくらい違うの? 原作ファンだからこそ見てほしい!原作ファンが邪見している点について まとめ
『累-かさね-』予告動画+あらすじ
~予告動画~
https://youtu.be/ilJDJNVTm5M
~あらすじ~
醜い顔を持つ少女・淵累は伝説の女優である淵透世の娘。
しかし、亡き母とは似ても似つかない容姿が原因で周囲からひどい仕打ちを受け続け、ひっそりと暮らし、人並みならぬ劣等感を背負っていた。
そんな累はある日、母が残した「口紅」を塗り、キスをすることで他人の顔と声を入れ替える力があることに気づく。
その力を使って舞台に立つ機会を得た累は、母親譲りの演技力を発揮し、若手美人女優「丹沢ニナ」の顔をかり、女優として活躍していくが__
ビジュアル面で原作と実写はどのくらい違うの?
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結論ですが、かなり違います。
原作コミックの累ちゃんは醜いといわれるだけあって容姿はかなり悪いですが、実写版の累は芳根さんが演じているだけあってきれいでかわいらしいです。
実際、比べてみると下記の通り
見た目という点では実写版が原作に似せるという気持ちは感じられないですね。
原作のファンが「こんなきれいな子のどこが累なの?!見る気なくしちゃったわ!」と激怒する気持ちもわからなくはないです……
しかし! 累がかわいいからといって観ないというのはちょっともったいないです……
管理人は全巻は読めていないのでにわかファンという点は否めませんが、原作を読んでいて世界観を知っているからといって実写版が楽しめないというわけではないです。
詳細については下記段落にて
関連記事 『累-かさね』公開日はいつ?いつまで公開されるのか公開期間についてまとめ
原作ファンだからこそ見てほしい!原作ファンが邪見にしている点
ストーリー改変
邪見にされる要素の1つでもありますが、実写版累は原作とストーリーが違います。
累の母親も累と同じように口紅の力を使っていたと暴露される、その暴露のされ方とか、ニナがどうなるのかとか、色々と違った部分があるのですが、ストーリーが多く改変されているところから忌避してしまう人も多いみたいです。
実際、管理人も「このマンガが実写で大丈夫なのか」と心配していましたが、映画一本という短い時間内に濃密に練られたストーリー構成がしっかりと詰め込まれていて、映画は映画でかなりたのしく鑑賞することができました。
ストーリーは違う感じにはなっているものの、何より製作者側が原作をリスペクトしていて何度も読み返して原作のセリフやシーンを組み込んでいる、原作への愛が感じられる映画だと思います。
もちろん、面白い、面白くないと感じるのは人それぞれなので断言はできませんが、SNS等でも原作ファンでも観た方がいい!といっている声が多いです。
ストーリーは漫画『累』をすごく上手く料理していて、この台詞ここで来るかー!とか、このシーンをこうやって使うのか!とか、原作知ってると滅茶苦茶面白い。だってあの場所でてくると思わないやん普通!原作めちゃくちゃ読み込んで作られてるんだろうなぁ
— 牛角ゲーフラの人 (@yfm32yy) 2018年9月9日
芳根京子ちゃんが累を演じることで「醜くない」「傷があるだけ」って意見は私もおもったけど、映画みて変わった。表面的なものだけでなく、根底にある醜美をテーマにおいてるから原作者も納得の出来になったんだと思うよ!まぁ映画みないとわかんないけど!気になるなら映画みてよ!漫画も読んでよ!
— 甘利 (@amalily_119) 2018年9月9日
映画「累-かさね-」観ました。原作すべてを映像化したわけではなく、その中から大胆に、でも丁寧に切り取って、累とニナというふたりの登場人物にスポットを当てている感じ。原作漫画、実写映画、どちらに先に出会っても楽しめる作品だと思います。(キャッキャ楽しいという意味ではないです) #累
— 宇仁田ゆみ (@unita_y) 2018年9月9日
映画『累 かさね』感想。原作は完結したのだけど、実はこの漫画が紙の上で終わる作品ではなく、生きた人間が演じることで命を吹き込まれ、現実の中で転生し変化し続ける不死の物語で、漫画はそのための楽譜であり脚本であったことが判る。土屋太鳳と芳根京子が感性と技術を総動員して演じ切った名作。
— cdb (@C4Dbeginner) 2018年9月8日
累の映画は観てから色々言ってほしい。そりゃあ感想は人それぞれだと思うけど、観ずに言わないでほしい。本当にめちゃくちゃ良い作品だから!私は原作ファンとしてもオススメだから!まだ観てなくて気になってる人は、観てない人の変な前評判は気にせずに、まずは観て!!!
— とき (@tokkiiiii1001) 2018年9月8日
何より、原作者様の松浦だるまさんも次のように発信されています。
累役の芳根さんが美しいことを気にされてる方は本当に原作に思い入れを持って大事にしてくださっていると思うのですが、映画では累の劣等感も舞台への執念も芳根さんが演技力で存分に現してくださって、脚本も累の劣等感の根源をちゃんと書いていて、映像の中に累の思いや運命が張り巡らされています。
— 松浦 だるま (@darumaym) 2018年9月3日
本当に「虚構が真実を越える」瞬間が映画「累」にはある。主演お二人と監督の原作への解釈は深く鋭い。演技の力を信じていただきたいし、美醜や劣等感・自己否定感というテーマを決してないがしろにはしていない。そして映画のクライマックスの果ての果てには、原作と同じ終末がある気がしてならない。
— 松浦 だるま (@darumaym) 2018年9月8日
芳根さんが美人すぎる点について
原作ファンからすれば、この点が一番ひっかかるのではないでしょうか……
確かに原作を先に知っていて、ファンであったら実写化の際、累のキャストをみて「え?」ってなりますよね。私もそうでした汗
しかし、実際に映画を観てみるとその考えは変わります。
芳根さんはかなり美人ですが、演技力が相当に高いです……劣等感や舞台への執着心というのをうまく表現しきっています。
また、累がニナの顔をかりて『サロメ』を演じる際、踊るシーンがありますが、漫画では表現できない音や表現がうまくされていて、映画でしか感じられない描写が数多く観られます。
そういった点でも、映画をみる価値は十分高いのではないのでしょうか……
ここまではあくまで、管理人個人の感想になりますが、映画を観ていないのに前評判をしている人のツイートや評判については実際映画を観たわけではないのであまり参考になりません。
映画を観た人の感想をあてにしたほうが良いのではないかと思います汗
映画を観ていない人は映画を観ていないのだから評価のしようがないですし……実際に観てみないと評価なんてできません。
関連記事 実写版『累-かさね-』累がかわいすぎるが、原作はブサイク?実写と漫画を比較してみた
主題歌についてはどうだった?
エンドロールでは主題歌が流れます。映画もかなりよかったですが、主題歌も申し分ないというかよすぎました……
映画が終わっていい感じのタイミングで流れるんですよね……いや、ほんとによかったです。
主題歌は「Aimer」の「Black Bird」という曲で、予告でも流れています。
歌詞も歌声も、曲調も映画にあっていて映画の余韻に浸るのに最高でした。
詳細は下記
Black Bird / Tiny Dancers /思い出は奇麗で(初回生産限定盤)(DVD付)
まとめ
以下、本記事のまとめになります。
・実写版は賛否両論あるものの、実写でしか表現できない部分も多いのでファンでも見に行く価値がある映画かと思う
・映画を観ていない人の前評判はあまり気にしないでほしい。
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