徹底ネタバレ『キングダム』結末や原作との違い、残酷描写があったのか、映画評判や感想などまるっとまとめ

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子どもから大人まで多くの人に愛される大ヒットコミック『キングダム』。

実写映画も観に行くぞ!という人も多いのではないでしょうか。

本記事では、

・実写映画『キングダム』結末

・原作漫画との違い

・残酷な描写があったかどうか

・映画の評判、感想

以上について記載していきます。


目次


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※ネタバレがあるので注意※

『キングダム』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

紀元前245年、春秋戦国時代の中華西方の秦の国。

戦災孤児の少年である信と漂は、

天下の代将軍になることを目標に掲げ、日々鍛錬に励んでいた。

しかし、ある日、

王都の大臣・昌文に召し上げられた漂が王宮へ入ることになり、二人は別々の道を歩むことになって__

 

脚本は原作者「原泰久」が2年もの歳月をかけて手掛けたこともあり、完成度抜群のため注目の一作。

『キングダム』結末、ラストはどうなったのか

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今回実写映画化された『キングダム』は政の腹違いの弟「成蟜」の反乱から王都奪還までを描いた作品

主人公の下僕の少年「信(山崎賢人)」は、秦の皇帝である「政」に力を貸す形で王都奪還に参加。

途中、多くの敵に阻まれながらもそれを返り討つ形で最終的に王都奪還に成功します。

ラストは、玉座を取り戻した政は「中華統一を掲げ、中華の唯一王になる」こと、主人公の信は「天下の代将軍になる」とともに宣言。

映画本編は今後の作品に続くことを予感させる終わり方をしました。

信の幼馴染で政の替え玉をした「漂」はくしくも命をおとしましたが、成蟜の反乱を鎮めて玉座を取り戻したので一応、ハッピーエンドです。

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ラストまでの詳しい経緯

この段落では実写映画『キングダム』のラストまでの流れを詳しく記載します!

※ネタバレしてほしくない人は注意※

はじまり。下僕の子は下僕。

今作の主人公で下僕の「信」は、下僕からのし上がるために幼馴染の「漂」とともに剣術を日々磨いていきます。

いつものように勝負をしていたある日、漂の姿を見て宮廷の使いである「昌文君」が足を止めました。

その日の夜、昌文君は漂を宮廷につかえるよう彼と信が使える家を訪れます。

信とともに「天下の代将軍になる」と誓っていた漂。

一日だけ考えさせてくださいと表は昌文君に申し出ます。

彼は信に

「こんな裏道を使うような真似しないとは、いわない」といい、

信よりも先に宮廷につかえて彼とともに夢を実現しようと最後の手合わせをするのでした。

下僕から代将軍になるため、漂は信を置いて一足先に王宮へと召されていきました。

幼馴染の死、真相

数日後、信は彼との約束を果たすため、彼が去る前よりも激しいトレーニングを重ねて強くなっていました。

ある日の夜、信が小屋で休んでいると、突然扉が開かれ、傷だらけの漂が倒れこんできました。

彼は胸に致命傷ともいえる刀傷を負っていて、死ぬ寸前の状態。

漂は死に直面しながら信に地図を渡し、こくひそんへ向かえと指示し、絶命してしまいました。

「俺とお前は一心同体だ。お前が羽ばたけば、俺もそこにいる。天下の代将軍になって、俺をそこへつれていってくれ」

漂の言葉を胸に、信は彼の亡骸を置いてこくひそんへ向かうのでした。

漂と同じ顔の皇帝「政」との出会い

地図を頼りに国卑村へむかった信。

盗賊にあった信は彼らをもろともせずになぎ倒し、地図が指示したある小屋にたどり着きました。

小屋に入った信は、死んだ漂と同じ顔をした青年に出会い、パニックになります。

混乱する矢先、朱凶の奇襲にあって二人は外へ投げ出されます。

朱凶は青年を「秦の皇帝」と呼び、顔が同じ少年と間違えて殺したとの旨の話を二人にしました。

この話から、秦の皇帝と呼ばれた「政」の替え玉として信の幼馴染「漂」は殺されたのだと信は察します。

怒り狂った信は漂を殺した朱凶を倒そうと刀を振るい、激しい打ち合いの末、勝利。

漂を替え玉として生き残った政に恨みを持つも、判断は漂を殺した人間を倒してから、倒すまでは行動を共にすると提案して政はこの提案に乗る形をとりました。

かりょうてんとの出会い

二人が行動をともにすると決断したその時、二人の前に鳥の姿を模した蓑をまとった不思議な人間「てん」が現れました。

信はてんに騙された過去があったことから信用できないというものの、金目当てで近づいてきたことをてんが口にしたことから政はてんを信用。

てんの言う通りに抜け道を通って安全な道を行くことにしました。

洞窟を通りながら、

てんは政を「弟に反乱されるなんて兄としてどうなの」などとやじりますが、政はポーカーフェイスを貫き、堂々と振る舞ったことからてんはビビり気味。

信は幼馴染が彼を助けるために死んだことから政に食って掛かり殴り合いに発展しかけますが、政の言葉によって漂の死を無駄にしないよう政を助けることを決意しました。

毒矢使いムタの奇襲

洞窟を抜け、山の民の領土である竹藪を進む3人。

そんな彼等は、突然、毒矢使いで政の弟成蟜の刺客「ムタ」の襲撃を受け、足を止めることに。

ムタに立ち向かったものの信は得体のしれない戦い方をするムタに知らず知らずのうちにおののいていました。

それを見透かした政が彼に「下がるな!」と指示を出し、信は自分が相手におじけづいていたことに気づき、戦況を一気に変えて勝利。

しかし、最後の一打を切り込む前に信はムタの毒矢を受けており、その場に倒れこんでしまうのでした。

山の民の領土、避暑地での合流

信は数時間眠った後、てんの解毒を受けて助かっていました。

山の民の領土であり、皇族の避暑地に到着し、ようやく信は目覚めました。

避暑地には王である政が信を背負って運んだことが明かされ、信は礼を言いはしないものの、政が漂の話をしたこともあり、政への考え方を改めはじめていました。

避暑地では政の唯一の味方である「昌文君」とその軍勢と合流することになっており、しばらくして戦いで鎧を汚した昌文君たちと合流することに成功しました。

山の民と、400年前の同盟の復活

昌文君と合流を果たすも、敵軍との力の差は歴然。

政は新しい勢力を確保するため、400年前に同盟を結んでいた山の民にイチかバチか、力をかしてくれるようお願いをしにいくのでした。

山の民の領土に入り、進んでいくと山の民が現れて拘束され、政たちは手荒い歓迎をうけることに。

山の民の王「ようたんわ」の前に拘束された状態で連れていかれた一行。

ようたんわ(長澤まさみ)は最初、同盟を一方的に破棄された挙句に殺されていった仲間たちの無念を晴らすため、政の首をはねなければならないと、交渉に応じる気は一切ありませんでした。

しかし、「国境を失くして中華を統一し、隔たりを失くす」と政が自身の目指す指標をようたんわに提示し、ともに同じ道を歩むよう提案。

「秦の国と同盟を組んでともに未来を歩むという夢がかなわなかったことが一番の無念であり、死んでいった先祖の無念を晴らしたいなら夢をかなえてやれ」と信が言ったことも後押ししてようたんわは政たちに力を貸すことにしました。

王都奪還へ

山の民の力を借りることに成功したものの、敵との兵の数は以前、歴然としていました。

真っ向から挑んだのでは勝ち目がないことは目に見えていたため、政はある提案をします。

そのころ、成蟜は「りょふい」率いる多くの軍勢を倒そうと兵を集めたいと思っていました。

そんな中、山の民が突如として王宮に訪れ、加勢するとしてきたため、成蟜はこれを利用し、りょふいを討ち取ろうともくろみます。

しかし、山の民が下山し、同盟を復活させようと提案したのは、全て政の計画でした。

彼は、山の民に化けて王宮へ入り込み、内側から少ない兵士でも王都奪還を成功させられる作戦を立てていたのです。

二手に分かれる

秦の国の警戒もあり、人数が絞り込まれはしたものの、無事に王宮に忍び込むことに成功した政軍。

仮面をした状態で山の民に化けて王都へ入り込んだ政たちは、内側まで入り込んだところで仮面をとり、反撃を開始します。

ある程度殲滅したところで政は手はず通りに、成蟜を討ち取るグループと、正面から突破するおとりのグループにわかれるよう指示を出し、政の勢力は2手に分かれることになりました。

成蟜を討ち取るグループには信をはじめとして壁、バジオウ、タジフ、てん。

正面から突破するおとりグループには秦の国の王「政」とようたんわ、昌文君。

ランカイとの戦い

二手に分かれ、政の勢力は正面で持ちこたえるだけの戦いを強いられる中、信率いるバジオウ勢力は成蟜を討ち取るために王宮内部へ入り込んでいきました。

しかし、誰もいないはずのところに元将軍であり、現人斬り左慈が佇み、その進行を阻みます。

左慈は政がいないことを確認するなり、肩透かしをくらったかのように奥へ引っ込んでしまいます。

信はこれに腹を立てながらも向かってきた勢力に立ち向かい、なぎ倒していきますが、人ならざる姿をした巨漢「ランカイ」に阻まれました。

バジオウ、タジフが次々にランカイになぎ倒される中、信は何度も打ち合い、どうにかしてこれを撃破。

成蟜がいる内宮へとその進行を進めるのでした。

政の一喝、覇気を取り戻す兵たち

そのころ、正面で戦っていた政勢力は次から次へと現れる兵の数に圧倒され、その数を減らし、闘志を失いつつありました。

これを見た政は「あきらめるな! 腕を切り落とされても、血を流しつくしても立ち上がれ! 耐え続ければ勝てる! 耐えればいいだけだ!」とげきを飛ばします。

あきらめずに戦い続ける王の姿に鼓舞された兵たちは、それに続くようにして闘志を再度燃やすのでした。

左慈の登場と成蟜

ついに成蟜のもとへ進行をすすめた信たち。

成蟜はたどり着いた信たちを見て「死罪」と言い渡し、さきほど顔を見せて奥へ引いていった左慈をけしかけました。

元将軍ともあり、左慈との戦いに苦戦し、信たちは彼の剣技に翻弄され、倒れます。

死に直面した信は、左慈が最後の一振りをおろそうとした瞬間、別れる前に交わした漂との約束を思い出します。

天下の大将軍になるという約束を果たすため、信は左慈に夢をもつことをバカにされたこともあり、手負いの状態から彼の一撃を受け止め、反撃し、これを撃破。

成蟜はこの様子に後ろ盾を失くして追い詰められることになりました。

成蟜は唯一その場に残ったけつしに助けを求め、けつしはてんの毒矢をうけながらもてんをさし殺そうとしました。

てんはけつしに刺されて倒れてしまい、成蟜に刃を向けていた信はこれに気を取られて成蟜を逃がしてしまいました。

王騎の問いと、政の答え

てんはけつしにさされたものの、蓑の中に鎧をまとっており、軽傷を負うだけで無事でした。

そのころ、成蟜は後ろ盾を失くして政が戦う正面へとその姿を現しました。

政たちを迎え撃っていた「ぎこう」軍は、成蟜からけつし、左慈がうたれたことを聞き、危機的な状況であることを知ります。

目の前に現れた成蟜を政は「お前は人の痛みを知るべきだ」と彼を切りつけます。

少し血が流れただけで成蟜は倒れ、政はこれに馬乗りになって声も出ないほどに殴りつけて、悪行の数々に制裁を加えました。

もはや勝敗はきした、その瞬間、王騎率いる王騎軍が現れ、政たちは再度窮地に立たされたかのように思われました。

しかし、王騎は政に会うために来ただけであり、どちらの味方に付くというわけでもありませんでした。

政の前までやってきた王騎は「玉座を取り戻して何をしたいのか」政に問いかけます。

政は何の迷いもなく「中華統一」を口にし、誰も成し遂げなかった「中華を統一する最初の王となる」ことを宣言。

王騎はこれに満足したように兵を引き上げ、去ろうとしますがこの様子に納得のいかなかったぎこうが王騎に歯向かいます。

しかし、ぎこうがけしかけた数名の兵士は王騎の一振りによってなぎ倒され、闘志をそぎ落とされるのでした。

また、ぎこう自身が政に斬りかかりますが、これは信によって切り捨てられます。

王騎軍は兵を引き上げ、信が高らかに「この戦い、俺たちの勝利だ!」と剣を掲げ、物語はエンドを迎えました。

後日、語らう3人

玉座を取り戻した政と、功績を上げた信、てん。

3人はこれからどうするのかについて話していました。

政は中華統一のため奮闘すること、信は天下の大将軍になるため戦場へ出ることを表明。

信が政を中華統一をした初めての皇帝にさせてやると約束してエンディングとなりました。

原作と実写映画の違い

本記事を書いた管理人は、

実際に原作を読んでいて、映画を観に行った質の人間ですが、おおむね、実写映画化された『キングダム』は原作と同じ流れでラストまで進行していきました。

ストーリーの筋は、原作者が脚本製作にかかわったこともありほぼ同じ。

細かい心理描写や敵の倒し方、登場シーンなどが違う感じです。

キャラクターによっては出番がかなり少ない、多いなどの違いが目立った印象

特に山の民のジバオウやタジフは他の山の民に交じってなじみまくってしまっていて影が薄く、原作を読んでいない初見の人は判断がつかなかったかもしれません。

名前もあまり呼ばれなかったので。

あと、敵方のけつしやムタ、ランカイもそこまで出番がありませんでした

3人とも出てきますけどね!

ランカイに関してはかわいそうだなと同情するような、原作にある過去の回想がなかったのでランカイ好きには実写映画は肩透かしかも。。。

ランカイ好きってかなり少ないかもしれないですが、管理人は印象深いキャラだったので少しだけ残念な感じも否めず。

あとは、具体的な描写がかなり違いました。

下記で詳しく記載しますが、

映画自体が誰でも見られる「G表記」の映画なので、流血描写がかなり少なかった印象です。

残酷な描写があったのかどうかについて

今作については上記した通り年齢制限がないため、首が飛んだり腕がぶっとんだりといった、血が大量に出る描写は一切ありませんでした。

そのため、原作とはかなり異なった演出が目立った印象

ただ、流血表現を見せたくない子供と鑑賞したいという人にはちょうどいい作品かもしれません。

人間関係がちょっと複雑で人数も多いため子供は把握に問題があるかもしれませんが、漫画を読んでいるのであれば内容を十分理解できるでしょう。

映画の評判、口コミについて

以下、ツイッターからちょっとだけ意見を拝借させていただいています汗

かなり評判がいいので観ようか迷っている人は参考まで!

管理人感想

実写映画にはめちゃくちゃ抵抗がある人間ですが、大好きな漫画の実写映画ということもあり鑑賞してきました!

全く持って、本当に……全然期待していませんでしたがものすごくよかったです(語彙力

再現率も高く、思ったよりも配役がかっちりはまっていて、実写化作品の中で過去1だと個人的には思いました。

管理人的に大沢たかおさんの王騎はあまり合わないんじゃないかな……と思っていましたが体もがっちり作ってきていて、そこまで違和感がなく驚きました……。

弟の成蟜も、原作通りの細い目じゃなくても演技力が高くてすばらしかったです。

山崎賢人さんがちょっと臭い演技っぽくて興ざめしてしまったところはあったのですが、信の性質上仕方ないし原作にはむちゃくちゃ忠実なのでこれは私自身の受け取り方の問題ですね(‘Д’)

ストーリーは原作者の原さんが脚本製作に携わっただけあってかなり忠実でうまくまとまっていて中だるみもなくスピーディでした。

ちょっと走りまくっている部分もありましたが、原作を知らなくても人物の整理が頭の中でできる年齢の人であれば楽しく鑑賞できると思います。

小学生くらいだと登場人物が多すぎて混乱するかもしれないので一概にはいえませんが、大人なら最初から最後までワクワクしっぱなしなんじゃないかなぁ……

それこそ、原作知らない方が展開の予想ができずに手に汗握れていいかも。

何にせよめちゃくちゃおすすめの映画なので、気になっている方はぜひ足を運んでみてくださいね!

同日公開の『シャザム!』も観てきましたが、

管理人個人としてはどっちかしか観られない状況にあるのであれば『キングダム』を観た方がいいとおすすめします!

まとめ

以上が実写映画版『キングダム』結末や評判などについてまるっとネタバレでした!

興行収入次第にはなると思いますが、王都奪還で終了するとは考えにくいので、続編に関しても実写映画化される可能性は高そうですね。

全体的に顔面偏差値が高い人が配役(キャスティング)されているので、目の保養で観に行くもよし、原作の再現率を確認しに行くもよし、単純に物語を楽しみに行くのも良しで、めちゃくちゃ期待できる作品です。

面白くなかったらどうしよう……いや、でも原作者の原さんも脚本に参加して、1年以上の構想を経て作られた作品とのことなのでおそらく傑作……のはず。

ではでは、映画をみるよという方も、そうではない方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ!

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