徹底ネタバレ『母性』結末は?娘はなぜ死んでしまったの?自殺の動悸や衝撃の過去についてまとめ

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ベストセラー小説作家湊かなえによる同名小説を映画化した『母性』。

早くから注目されている作品なので、

映画を観たい!!という方も多いはず。

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本記事では、

・『母性』結末(ラスト)はどうなったのか

・娘の自殺の原因

・衝撃の過去とは何か

以上について記載していきます。


目次

『母性』結末(ラスト)はどうなったの?

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映画『母性』では、冒頭で母親に疎まれていたとされる女子高生が首つり自殺したことが新聞にのり、その新聞を読んだ女性教師がこのトピックスに興味を持ち、一体何があったのか過去をさぐっていくことになります。

母と娘の回想を経て真実が解き明かされる形で映画は進行していき、ラストでは母親に十分な愛情を注がれてこなかった娘は母親に首を絞められ絞殺されそうになります。

しかし、このまま母親に殺されてしまっては母に罪を背負わせてしまうことになると娘は考え、自ら首をつったことがラストで判明。

ただ、数日後にこの娘は目を覚まし、生き残ることができました。

生き残った娘は母と関係を築きなおし、壊れていた家庭も修復されることに。

さらに大人になった娘は女性教師として務めるようになり、冒頭の事件を知ることになるのでした。

とどのつまり、はじめに出てきた事件と、回想していた自殺未遂事件は別のものということになりますね……。

自殺してしまった女子高生の自殺動悸はなぞのままで、主人公の女性教師は死んでしまった女子高生に対して女には二種類の人がいるんだと伝えたかったといい、映画は幕を閉じてしまいます。

女には、母と娘の二種類がいて、いつまでも娘でいたい女性もいるのだと。

娘の自殺した動悸とは……?

本作で娘自身が死を選択した理由は、祖母の死に理由があります。

まだ娘が幼かった頃、娘は祖母と一緒に寝ることになりましたが、嵐によって倒れた木が家に直撃し、二人が眠る寝室のタンスを倒してしまいます。

二人はこのタンスの下敷きになり、出られなくなってしまいましたが、隣の部屋で寝ていた娘の母(娘や母親の名前は後半出てくるのですが、読んでいてややこしくなるので以降娘の母をルミ子、娘を清佳と記述します)が2人を助けようとします。

しかし、祖母はタンスから這い出ると清佳がつぶれて死んでしまうといい、ルミ子に清佳を助けるよういいました。

ルミ子は娘よりも母親のことを大切に思っていましたが、祖母は娘を助けてほしいと懇願、膠着状態に陥ってしまいます。

停電の影響でともしていたろうそくによって火の手が回る家。

このままではみんな死んでしまうと、祖母はあなたはもう子供じゃない、清佳を助けてといい、頸動脈を近くにあったハサミで切って自殺してしまいました。

終盤までこのことをルミ子は母の死というショックから忘れていましたが、清佳が父親の不倫相手から祖母が自殺して自分を守ったことを聞かされたことでルミ子に真実を問いかけ、ルミ子は母の死の理由を思い出してしまいます。

ルミ子は「ごめんなさい」と繰り返し謝りうずくまる清佳に対して愛しているといい抱きしめたつもりでしたが、実際は首を絞めて殺そうとしていました。

清佳は祖母の死の原因が自分であったこと、母から最愛の人を奪ってしまった罪悪感、実際に首を絞められ殺されそうになったなどの要因から、自殺しようと決め、庭先の木にロープを縛り、首を吊ったのでした。

衝撃の過去について

うっかり上述してしまいましたが、衝撃の過去とは、祖母が火事で死んだのではなく、自殺してルミ子に自分ではなく清佳の命を選ばせたということです。

命をつなげることを祈った祖母は、清佳を救ってもらうためにルミ子の目の前で死を選んだ……これ本当にあった話だとしたら死ぬほど怖いというか……とんでもないお話ですよね……小説だからかけたことといいますか、いやはやすごいです。

私は子供いないのでなんともいえないですが、孫がいたら自分の命より孫の命を……という気持ちになるのでしょうか。

こんな極限の状態で自分がかわいいと思わず、命をなげうった祖母に驚いたのと、自分の娘よりも母親を助けようとし、娘はまた産めばいいと言い放った母親がすごく恐ろしいと思った話でした。

人によって母性というのは違うってことでしょうね……

世間様で報道されているニュースを見れば一目瞭然ですが……自分の子供を愛せない人もいれば、愛しているつもりで傷つけている人もいるし、子供に対して陽の愛を与えられる人もいるということを本作では考えさせられました。

いやぁ怖い。怖いと思うのはちょっとおかしいかもしれませんが……不倫もそうですけどいろいろ人間の嫌な部分をみた映画でした。

ぜひ気になっている方は映画館に足を運んでみてくださいませ。

原作について

今回映画化された『母性』は、『告白』など多くのベストセラーで知られる湊かなえによる同名小説がもとになっています。

小説『母性』は、2012年に新潮社から刊行され、2015年に文庫化、ミステリー小説として多くの人に愛されていた作品です。

映画化に伴って原作もチェックしておきたい!という方はぜひ原作小説の方もお手に取っていただければと思います。

『母性』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

ベストセラー作家・湊かなえの同名小説を映画化し、戸田恵梨香と永野芽郁が母娘役を演じたミステリードラマ。ある未解決事件の顛末を、“娘を愛せない母”と“母に愛されたい娘”それぞれの視点から振り返り、やがて真実にたどり着くまでを描き出す。

女子高生が自宅の庭で死亡する事件が起きた。発見したのは少女の母で、事故なのか自殺なのか真相は不明なまま。物語は、悲劇に至るまでの過去を母と娘のそれぞれの視点から振り返っていくが、同じ時間・同じ出来事を回想しているはずなのに、その内容は次第に食い違っていく。

語り手となる母のルミ子を戸田、娘の清佳を永野が演じ、ルミ子の実母を大地真央、義母を高畑淳子、ルミ子の夫を三浦誠己が演じる。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督がメガホンをとり、「ナラタージュ」の堀泉杏が脚本を担当。

(引用元サイト様:映画.com

キャストは誰? 配役についてまとめ

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以下、主要キャストについて記載します!

ルミ子:戸田恵梨香

清佳:永野芽郁

ルミ子の夫:三浦誠己

ルミ子の親友:中村ゆり

ルミ子の義妹:山下リオ

ルミ子の義母:高畑順子

ルミ子の実母:大地真央

神父:吹越満

中谷亨:高橋侃

清佳幼少時:落井実結子

豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!

まとめ

以上が映画『母性』の結末や過去について徹底ネタバレまとめでした。

いかがだったでしょうか。

少しでもお役に立てる情報を発信できていたら幸いです。

本作は湊かなえによる小説をもとに映画化された作品のため、気になっている方も多いのではないかと思います。

劇場でしか味わえない臨場感を体験できるので、ぜひぜひ機会がある方は映画館でご覧になってくださいませ!

ではでは、映画をみるよー!という方も、いや、やっぱりやめておくよ!という方も、良い映画ライフをお過ごしください。

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