『君の名は。』、『天気の子』の新海誠監督による長編アニメーション映画『すずめの戸締まり』。
早くから注目されている作品なので、
映画を観たい!!という方も多いはず。
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本記事では、
・『すずめの戸締まり』結末(ラスト)はどうなったのか
・草太はもとの姿に戻れたのか
以上について記載していきます。
目次
『すずめの戸締まり』結末?草太はもとの姿に戻れたの?
『すずめの戸締まり』は、すずめの失態によって椅子の姿にかえられてしまった草太という青年がもとの姿に戻るため、また、厄災を生む扉を閉めるためにすずめとともに各地を旅して奮闘するお話です。
劇中序盤ですぐに草太は扉による災害を防いでいた要石をすずめが抜いてしまったことにより、白猫(もと要石)に椅子の姿にかえられてしまいます。
結局ラストには草太はすずめの活躍によってもとの姿に戻ることができ、さらに厄災も止めることができてハッピーエンドをむかえますが、そこまでの道のりは厳しいものでした。
ラストまでの道のり
この段落ではラストまでのお話の流れをざっくり記載します。
どのような流れで話が進んでいったのか気になる方はぜひ読んでいっていただけたら幸いです。
冒頭
すずめは登校時に青年「草太」に声をかけられ、学校へ行くのをやめて追いかけて行ってしまいます。
彼の姿を見つけられないまま彼がいたであろう廃墟を探索したすずめは、ぽつんと佇む扉を見つけます。
その扉を開けるときれいな景色が広がっているものの、中にはいることは叶わず。
混乱するすずめは何かにけつまづき、足元を見ます。
そこには石があり、すずめは気になってその石を引き抜いてしまうのでした。
学校から見える謎の物体
引き抜いた石はすずめが目を離したほんの一瞬でねこに変わり、逃げて行ってしまいました。
すずめもすずめで驚いてその場を後にし、何食わぬ顔で学校へ重役出勤を果たします。
遅れてきたすずめを冷やかす友達二人と何気ない会話をするすずめでしたが、窓の外から見える赤く長細いまがまがしい何かに目をくぎ付けにされてしまいました。
どうやら自分にしか見えていないことを察したすずめは、また、先ほど自分がいたところからその赤い何かが出てきていることに気づいて自転車を飛ばすのでした。
草太との出会い
朝方いった廃墟へたどり着いたすずめは、扉から赤いそれがでてきているのを目の当たりにします。
また、今朝会った青年がその扉を閉じようとしていることに気づき、すずめは声をかけますが、青年は離れろといってききませんでした。
しかし、自分が何かしてしまったのではないかという罪悪感と、青年の役に立ちたいという想いですずめは青年とともに扉を押してしめようとしました。
青年はすずめの力を借りることで扉を閉め、鍵をかけることに何とか成功します。
彼はすずめを助けるためにけがを負ったことからすずめに家により、治療を受けることになりました。
救急箱で傷の手当てを受けた青年は、自分が厄災を吐き出す扉をしめる「鍵師」であることを明かし、また、自分が「宗像草太」という名前であることや、扉からでてくる厄災はミミズと呼ばれているということも聞かせてくれました。
椅子になっちゃえー!
そんな二人のもとに、窓をたたいて知らせる音がします。
窓の外には白い猫がいて、すずめはその猫にエサを与えてかわいがろうとしますが、突然猫は人語をしゃべりだし、かと思うと草太を椅子の姿にかえ、逃げて行ってしまうのでした。
椅子とねこのチェイス
椅子に体を変えられてしまった草太は不自由な体で思うように動かない中、猫をおいかけて走ります。
すずめもそのあとを追いかけますが、彼らが乗り込んだのは愛媛行きのフェリー。
すずめはパニックになりながらも二人の後を追ってフェリーへと乗り込むのでした。
逃げていく猫
フェリーへ乗り込み、猫を追い込んだ草太。
しかし、猫はすずめに挨拶をして海へとダイブし、二人の前から姿を消してしまうのでした。
愛媛についちゃう
草太は椅子からもとに戻る方法を模索するも、どうにも椅子の姿では人目を引くことからすずめの手をかりることにしました。
すずめは親代わりとして自分を育ててくれている叔母から鬼ラインがくるものの友達の家に泊まりに行っていると嘘をついて愛媛に到着してしまいます。
そして、SNSで白猫が電車で移動していることを知り、また、白猫がSNS上で「ダイジン」と呼ばれ親しまれていることを知るのでした。
猫を追って。チカとの出会い
猫を追って旅をすることになった二人でしたが、途中、バイクから落としたみかんをネットで拾ってあげたことからチカという女子高生と知り合うことになりました。
チカと談笑している際、すずめはミミズが山の奥に上がっているのを見つけてしまいます。
かけて出して扉をしめに行こうとするすずめの様子にチカはバイクを出して連れて行ってくれました。
学校の廃墟
ミミズが出ていたのは、学校の廃墟でした。
廃校となった正面の扉から出てくるミミズを、二人はなんとか協力して閉じることに成功します。
それをあざ笑うかのように現れたのはダイジン。
またミミズがでるといって姿をくらますダイジンに、二人は翻弄されることになるのでした。
神戸へ
チカの家に泊めてもらったすずめたちは、次の日にチカからバッグや服などを借りてSNSを頼りに猫をおい、神戸へ向かいます。
ヒッチハイクに失敗した二人はバス停で6時間以上こないバスを待っていましたが、親戚の家から帰る途中であるというバーのままに声をかけてもらい、神戸へつれていってもらうことになりました。
遊園地
ママの子ども2人の子守をしつつ、バーの手伝いをして猫がどこにいるのか探していたすずめたちの前に、またしてもダイジンが姿を現しました。
ダイジンを追いかけていくと、そこには遊園地があり、観覧車の扉からミミズが出てきていました。
扉を閉じる役と、ダイジンを捕まえる役でわかれた二人は、すずめがなんとかして観覧車の扉の戸締まりをしようとしますが、ダイジンとの乱闘で電源が動いてしまったことで観覧車が動き出し、うまくいきません。
また、扉の向こうに死んだ母親を見た気がしたすずめはいざなわれるようにして扉の中に入っていってしまいます。
草太は観覧車から身を乗り出して落ちそうになっているすずめをみるなり、ダイジンを解放してすずめを助けるため祝詞を唱えました。
その瞬間、観覧車を過去に利用した人の思い出がすずめの脳裏で再生され、すずめははっと我にかえることができました。
二人はなんとか協力して扉を閉めることに成功。
すずめは扉のむこうに見えた景色について草太に話すと、このよではない、死んだ人がいる世界常世がすずめには見えていることを話してくれました。
東京へ
ダイジンを追って二人は東京へ向かいます。
新幹線に乗ったすずめはなんとかして東京にたどり着き、草太がよってほしいといった草太の自宅を訪れます。
そこで東京にもう一つ要石があること、どこにあるのかつきとめなければいけないことを聞かされたすずめでしたが、話の途中で草太の友達が訪ねてきてしまいます。
芹澤の訪問
草太の大学の友達であるという芹澤は、すずめから草太の従妹であるといわれ疑いましたが、彼が教員試験にこなかったことからもう二度と顔をみせるなと伝えてくれとすずめにいいました。
ここですずめはようやく草太が教員になりたいにもかかわらず、教員試験を受けることができなかったことを知りました。
罪悪感にかられるすずめでしたが、外の景色の中にみみずをみてしまい、二人は東京のどこからみみずがでてきているのか突き止めることになりました。
要石の役割
東京の街を雲のように覆っていくミミズに、二人はなんとかして扉を閉じようとしますが、肝心の要石であるダイジンがその役割を果たそうとしてくれず悪戦苦闘します。
巨大化していくミミズの上で、ダイジンを追い込んだ二人でしたが、草太は椅子にかえられた際に要石の役割をダイジンから自分が受け継いだことに気づき、自覚した途端に凍り付いてしまいました。
なんとか元の姿に戻そうとするすずめでしたが、どうにもならず、このままミミズが東京に落ちて行ったら何万人もの死者が出る災害が起こるため、その災害を防ぐために、要石となった草太をミミズにさし、災害を止めるのでした。
扉を閉める
草太を指し、上空から落ちたことで気絶してしまったすずめが次に目を覚ましたのは東京の地下でした。
ダイジンに怒りをぶつけたすずめは二度と私に話しかけないでとダイジンを追い払い、また、扉の向こうに草太がなった要石をみて絶望しながらも「絶対に助ける」と約束し、扉に鍵をかけました。
おじいさんの話
草太から入院している祖父がいることを聞いていたすずめは、草太を助ける方法がないか祖父の入院する病院を訪ねます。
難色を示していた草太の祖父でしたが、すずめの話を聞いて、すずめが幼い頃常世に迷い込んだことがあるのではないか、自分が入れるのは一つの扉しかない、幼いころに迷い込んだのであればその扉に入るしかないと助言をくれるのでした。
芹澤と叔母
幼い頃の記憶が欠落していることから、すずめは東北に向かおうと動き出しますが、駅前で車にのった芹澤につかまってしまい、また、同じタイミングで現れた叔母に強制連行されそうになります。
必死の抵抗、また、芹澤の車にいつの間にかダイジンが紛れ込んでいたこともあり、猫がしゃべったことで二人の気をそらし、どさくさですずめは芹澤に東北にいってほしいと彼のカーナビを設定するのでした。
闇深だよなぁ
芹澤の車で東北に向かう道中、サービスエリアによった際、なぜ東北に行きたいのか理由をきいても教えてくれないすずめに、叔母はひどい言葉を投げつけてしまいます。
しかし、この言葉はサダイジンという、東京の要石となっていた猫に引き出されただけであり、すぐに叔母は自己嫌悪に陥ります。
その姿を見て芹澤は闇が深い家庭だなぁと思いながらも、二人と1匹増えた要石を連れて東北へ向かうのでした。
しゃべりだした猫に驚く
なんとか東北に入った一行でしたが、唐突にサダイジンが喋り出したことによって車内はパニックになります。
ハンドル操作をあやまった芹澤によって車は道をそれて土手に突っ込んでしまいました。
叔母との和解
あと20キロあるというところで、車がだめになり、すずめは二人を置いて走っていくことにしますが、叔母は近くに不法投棄してあった自転車ですずめを彼女の実家に連れていくことにしました。
すずめを後ろにのせて自転車を懸命にこぎながら、叔母はひどいことをいってしまったことを詫び、二人は和解することができました。
実家へ
やっとの思いで実家にたどり着いたすずめたちは、震災にあって更地になっていた我が家の庭を手で掘ります。
そこにはすずめが幼いころに埋めた宝箱があり、その中には日記帳が入っていました。
日記帳を読み進めていくうちに、当時の記憶を取り戻したすずめは、震災の日、3月11日に母親を失い、探し歩いていた際に常世に迷い込んでしまったことを思い出します。
扉を探そうとするすずめに、ダイジンが扉の場所を教えてくれました。
すずめはここでやっと、ダイジンが今まで扉を開けてミミズを外に出そうとしていたのではなく、開いてしまう扉を事前に知らせようとしていたことに気づき、ダイジンにひどい言葉を浴びせてしまったことを詫びました。
ダイジンと和解したすずめは、二匹とともに扉の中へ入っていきました。
最後の戸締まり
扉の中にはミミズがのたうち回っており、火の海でした。
炎をかいくぐってすずめは草太が要石として刺されている場所にたどり着きます。
草太に語りかけながら、すずめは草太の「死にたくない」という想いを感じ取り、要石を引き抜けばみみずが外に出るかもしれない状況でありながら、ダイジンとともに草太を引き抜きました。
要石を引き抜いた衝撃で二人は吹っ飛ばされましたが、引き抜かれた要石である草太はダイジンの働きによってか人間の姿に戻ることができていました。
人の姿に戻った草太はすずめと協力し、草太はサダイジンを、すずめはダイジンを要石としてみみずにさすことで厄災を扉からださずに封じ込めることに成功するのでした。
過去の自分との出会い
ミミズを鎮めた後、幻想的な常世に少女が迷い込んでいました。
すずめはその姿をみてその少女が過去の自分であることを悟り、少女のもとへ駆け寄ります。
幼いすずめは母親を探していて、必死にすずめに訴えかけますが、すずめは壊れた椅子を少女に託し、少女を元気づけ、元の世界へと導くのでした。
東京へ帰る草太との約束
ようやく仕事を終えて二人はもとの世界に戻ることができました。
一緒に帰ればいいのにというすずめに、必ず会いにいくよと残して草太は電車に乗って東京へ帰っていきました。
九州で元の暮らしを取り戻しつつあったすずめ。
そんな彼女の前に、草太は約束を破ることなく、会いに来てくれるのでした。
『すずめの戸締まり』予告動画+あらすじ
予告動画
あらすじ・概要説明
「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督が、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉める旅に出た少女の冒険と成長を描いた長編アニメーション。
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年に出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
「罪の声」「胸が鳴るのは君のせい」などに出演してきた若手俳優の原菜乃華が、オーディションを経て主人公すずめ役の声優に抜てきされた。
(引用元サイト様:映画.com)
キャストは誰? 配役についてまとめ
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以下、主要キャストについて記載します!
岩戸鈴芽:原菜乃華
宗像草太:松村北斗
岩戸環:深津絵里
岡部稔:染谷翔太
二ノ宮ルミ:伊藤沙莉
海部千果:花瀬琴音
岩戸椿芽:花澤香菜
芦澤朋也:神木隆之介
宗像羊朗:松本白鷗
豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!
まとめ
以上が『すずめの戸締まり』の徹底ネタバレまとめでした。
いかがだったでしょうか。
『すずめの戸締まり』は新海誠監督による最新作映画ともあって勇んで観に行った方も多い作品かと思います。
私の近所の映画館ですが、上映数も異常なほどあったので客入りもかなりよさそうなので、もしかしたらロングランになるかもしれませんね!
かなり不思議な感じの映画でしたが全体を通してすごくまとまりがあってよかったのと、何を言っても映像がとてもきれいでしたので、ぜひみていないという方は劇場でご覧になっていただきたいです。
BGMや挿入歌もすばらしかったのでサントラも人気がでそうな気がしますね。
ただ、やはり震災というものをテーマにしてしまっているので見る方によっては注意が必要な映画でもあると思います。
ご自身で判断してみるかみないかは決めていただければ幸いです。
ではでは、映画を観るぞー!という方も、いやぁ、やっぱりやめておこうかなぁという方も良い映画ライフをお過ごしください!