ネタバレ『十二人の死にたい子どもたち』犯人は何番目の誰?過去や自殺動機についてまとめ

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人気SF小説作家「沖方丁」が現代を舞台に描いたミステリー小説「十二人の死にたい子どもたち」。

杉咲花はじめ、キャストが豪華という点からも観たい!という人も多いのではないでしょうか。

本記事では

・『十二人の死にたい子どもたち』犯人は誰か、何番目の子か

・十二人それぞれの過去と自殺理由

以上について記載していきます。

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※ネタバレのため注意※


目次

『十二人の死にたい子どもたち』は、動画配信サービスU-NEXTの無料トライアル期間を利用すれば完全無料でフル動画視聴することが可能

です。

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『十二人の死にたい子どもたち』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

ある日、12人の未成年が安楽死を目的として廃病院の密室に集まった。

「みんなで死ねば、怖くないから」という理由で。

しかし、集まった密室には13人目の生暖かい死体があり、

殺人鬼が集まった12人の中にいることが判明。

死にたいけど、殺されるのはイヤな子供たちは、

安心して死ねるのか、それともおびえながら殺されるのか__。

犯人は誰?何番目の子?

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『十二人の死にたい子どもたち』の予告動画は、

12人の子供たちが自殺する廃病院へ集まった際、

すでに1人死んでいる子がベッドに横たわっていて、

集まった12人の中に殺人犯がいるのではないかと予感させる動画になっています。

すでにあった一人の死体は一体誰なのか、

また、彼を殺したのは誰なのか不明なまま物語は進んでいきます。

物語終盤での種明かしでは、

結局死んだと思われていた子は死んでおらず、

ただ眠っていただけということが判明。

そのため、犯人はおろか、殺人鬼は出てきません

犯人がいないため、何番目の子かというのも正解はないです。

下の項目でそれぞれ詳細は記載しますが、

死んだとされていた子(0番)をベッドに寝かせたのは、

7番のアンリ(杉咲花)と、9番ノブオ(北村匠海)です。

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十二人それぞれの過去と自殺理由

集まった十二人(正しくは十三人)の未成年にはそれぞれ抱えている問題と、自殺をしたい理由があります。

拾える範囲で一人ずつ詳細を記載していきます。

1番:サトシ(高杉真宙)

15歳の高校1年生の少年「サトシ」を演じたのは「高杉真宙」さん。

集いの主催者であり、冷静沈着で、物事を客観的に見ることに優れています。

サトシの過去、自殺する理由

サトシの家族はサトシ、兄、母、父の4人構成でしたが、

兄が大学受験に失敗したことで母と無理心中。

心中は未遂に終わりますが、

母と兄は別々に親戚に預けられ、サトシは父と二人暮らしになります。

二人暮らしをするのもつかの間で、

サトシの父は自殺

自分の周りで死が蔓延したことで、

死にたいとはいったいどんな感情なのか熟考したサトシは、

そのうち死に憑りつかれてしまいます

彼自身は自殺しようと思ってはいませんが、

集いを主催することで実行にうつるのであれば

そのまま彼らと一緒に死のうと考えています。

2番:ケンイチ(渕野右登)

16歳の高校2年生の少年「ケンイチ」を演じたのは「渕野右登」さん。

空気が読めないことからいじめにあっていますが、

少し違うだけで人気者になれるような子。

ケンイチの過去と自殺理由

ケンイチは学校でいじめにあっていました。

高校からではなく、それは中学時代からで、

教師によるいじめが発端で耐え切れなくなり、

自殺したいと思うようになります。

両親に高校を変えたい、転校したいと

訴えるも、ひどく叱られたことで行き場をなくしてしまっています。

3番:ミツエ(古川琴音)

16歳の高校2年生のゴスロリ少女「ミツエ」を演じたのは「古川琴音」さん。

ゴスロリで、田舎なまりがあり、あるバンドに傾倒しています。

ミツエの過去、自殺理由

ミツエには大好きなバンドマンがいました。

心から愛しているバンドマンは、ある日首をつって自殺。

後追い自殺をするために集いに参加したのでした。

か弱そうな恰好をしていますが、力持ち。

人気タレントのリョウコが自殺しようとしていると知り、

自分のように後追いをする子が出てくると危惧、

自殺実行に猛反対するようになります。

4番:リョウコ(橋本環奈)

17歳の高校2年生の人気タレント「リコ(リョウコ)」を演じたのは「橋本環奈」さん。

映画公開前の予告で姿が映らなかったことから4番は誰なのだと話題になったのもこの人物。

こう見えて喫煙者。

リコの過去と自殺理由

リコは人気タレントとして大活躍してきましたが、

それは表の顔ではなく取り繕った、

大人たちがお金と時間をかけて作った偽りの姿。

リコは偽りの自分でいることと、

大人から利用される日々に疲弊し、

本当の自分であるために自殺しようと集いに参加しました。

アンリにリコが一緒に死ぬことで、

私(アンリ)の主張が世間に大きく知られることになるわといわれた際は、

「死ぬ時まで誰かに利用されるなんて嫌だ」と、

自殺することを渋るような態度を見せます。

5番:シンジロウ(新田真剣佑)

17歳の高校3年生、薬に詳しい少年「シンジロウ」を演じたのは「新田真剣佑」さん

推理が好きで、両親は警察官。

シンジロウの過去と自殺理由

シンジロウは薬屋医療機器に詳しく、頭がとてもいいです。

推理力に長けているのは両親が警察官ということもありますが、

彼自身が考えるのが好きだからということもあるそう。

彼は劇中、「少し前に病気にかかり、残り短い人生を歩まなければならない」と打ち明けています。

髪は抜け落ち、劇中では終始カツラを被っています。

病名は出てきませんが、

髪が抜けていることから考えると髪が抜ける副作用がある薬を投与しているのでしょう。

一番に浮かぶのは白血病でしょうか。

病気に耐えられないことと、

残り少ない人生の内、

自分が動ける間に選択するのであれば自殺を自ら選択したいと集いに参加しました。

6番:メイコ(黒島結菜)

18歳の高校3年生「メイコ」を演じたのは「黒島結菜」さん

利己主義でファザコン。

メイコの過去と自殺理由

メイコは利己主義な父を尊敬していて、

別れた母のような、無粋な女性を嫌っています。

尊敬する父親の経営する会社が倒産寸前で、

自分に保険をかけて死ぬことで会社を立て直すお金をねん出しようと考えて集いに参加。

また、ファザコンではあるものの父を憎んでもいるのか、

自分が自殺することで会社の立て直しができる父が世間的に批判されることを望んでいるような発言をしています。

7番:アンリ(杉咲花)

17歳の高校3年生「アンリ」を演じたのは「杉咲花」さん

高い知性があり、全身黒い衣装を身にまとっています。

アンリの過去と自殺理由

アンリには弟がいました。

しかし、幼い頃火事にあって弟は死んでしまい、

アンリ自身も足にやけどを負っています。

火事の原因は、家になかなか帰ってこなかった母親が

帰宅した際、吸った煙草。

煙草が原因ということもあり、喫煙者やたばこ自体を嫌う発言もみられます。

この事故からアンリは、

「弟は何のために生まれてきたのか、生まれてこなければよかったのではないか」と考えるようになり、

自身も生まれてこなければよかったとして、

自分のように生まれてこなければよかった価値のない子どもたちが集団で自殺することで、

罪の意識を持たない大人たちに抗議しようと集いに参加しました。

絶対に自殺しなければならないという信念があります。

8番:タカヒロ(萩原利久)

16歳の高校1年生「タカヒロ」を演じたのは「萩原利久」さん

ひどいどもり症(吃音)。

タカヒロの過去と自殺理由

彼はひどいどもり症で、人とうまく会話することができません。

それは薬を常用しているからで、母親が飲むように指示しているためでした。

彼の母親は幼い頃の彼がわがままで騒ぐことが多かったことから苦労したのだとして気分が落ち着くように睡眠薬や安定剤などを常用するように指示。

彼は母のことを責めませんが、

それはあきらかに異常で、アンリからは「騒いだのは幼いころの話でしょ」と一蹴されています。

薬の服用によってぐるぐるぐるぐると嫌な事ばかりを考えるようになり、解放されたい思いで集いに参加。

9番:ノブオ(北村匠海)

18歳の高校3年生「ノブオ」を演じたのは「北村匠海」さん。

さわやかな青年ですが汗っかき。

ノブオの過去と自殺理由

ノブオはケンイチ同様に学校でいじめにあっていました。

なんでもそつなくこなしてしまうことから、

それを嫌味に感じた周りからの妬みからいじめは始まりました。

ノブオは耐え切れずにいじめから解放されるために

いじめの主犯格を階段から突き落として殺害

ノブオは主犯格を殺したことでいじめから解放されましたが、

罪の意識にさいなまれ、死ぬことを決意、集いに参加しました。

10番:セイゴ(坂東龍汰)

15歳の高校1年生「セイゴ」を演じたのは「坂東龍汰」さん

不良。

セイゴの過去と自殺理由

セイゴは殺しを何とも思わない人間とつながりのある母親を持っていて、

母親から保険金をかけられています。

まだ保険をかけられて1年経っていないことから

今自殺することで母親に一銭も入らないということから自殺を決意、集いに参加しました。

11番:マイ(吉川愛)

17歳高校3年生の少女「マイ」を演じたのは「吉川愛」さん

イケイケギャル。

マイの過去と自殺理由

マイは過去にネットで知り合った中年男性からキスされ、病気を遷されたと中盤に語りました。

エイズかと予想される展開でしたが、キスくらいじゃ遷らないしおかしいと思った人もいたはず。

映画終盤でマイは自分はヘルペスなのだと告白。

まさかのヘルペスを苦に自殺しようと考えたマイは、集いに参加しました。

シリアスなシーンでの彼女の告白は場を和ませるのに覿面でした。

12番:ユキ(竹内愛紗)

15歳の高校1年生「ユキ」を演じたのは「竹内愛紗」さん。

おとなしく、目立つのが得意ではない女の子。

ユキの過去と自殺理由

ユキは過去に兄と事故にあったという方があります。

塾の帰り道、兄の自転車に乗せてもらったユキは、

兄が恋人からもらったマフラーを巻いていたことから

ふざけてマフラーを引っ張ったところ、

交通事故に遭ってしまいます。

兄は植物状態になり、

ユキも身体的後遺症を残す結果に。

映画ではユキは左腕がうまく動かないのと、足もふらふらしてしまうことが判明。

ラストでは自分のせいで兄が植物状態になり、

生かされているだけの兄をみていられなくなって、

兄を連れて自殺を決意。集いに参加します。

集いの募集を見つけた時はすでに11人は埋まっていて、

あと1人しか枠がありませんでしたが、

どうしても兄と一緒に死にたいと考えた彼女は、

兄を連れて廃病院へ訪れたのでした。

画像引用元:https://eiga.com/movie/89811/gallery/

番号の意味、廃病院についた順番について

上記した番号は当初、

廃病院についた順番といわれていました。

しかし、実際に廃病院についた順番は異なっていて、ミステリー要素としてうまく描かれています。

実際に廃病院についた順番がわからないぞ!という方は下記を参照していただければと思います。

実際に病院にたどり着いた順番。

アンリ

ノブオ

ユキと兄

リョウコ

サトシ

ケンイチ

ミツエ

シンジロウ

タカヒロ

セイゴ

マイ

メイコ

出来事順に並べてみる

出来事とどこであったのか順番にまとめます。

屋上:アンリとノブオが出会う

屋上:車いすで登場したユキとその兄を発見。
押している人がふらふらしていたことから手伝うために二人は一階へ

受付(1階):兄が座る車いすが受付カウンターを通れず、前輪破損。
⇒ 正面入り口から兄を中へいれるため、ユキは兄を置いてロビーへ。
モップを使って自動ドアのスイッチをオンに。

受付(1階):アンリとノブオがユキの兄を発見する。
・この時、兄が死んでいると勘違いしてトラブルが起きて自殺中止になるとまずいと思い、兄を誰にもばれないように多目的室へ運ぶ計画を立てる。
・影でユキがみているが、止めない。
・ノブオが兄を受付の外へ引きずっていく。

事務室(1階):アンリがエレベーターを動かすために配電盤をオンに。

女子トイレ(1階):ノブオが兄を隠す

屋上:アンリが監視のため屋上へ移動し、リョウコが来るのを発見。
⇒携帯電話を使ってノブオに遺体を動かすよう指示。

女子トイレ(1階):兄を引きずり出し、スニーカーが片方脱げる。

ロビー(2階):ユキが1階から移動。ニット帽とマスクをカウンターに置く。

ベンチ(外):ベンチに腰掛けてリョウコが煙草を2本吸って吸殻を捨てる。

1階:ノブオが受付にあった椅子2脚に兄を乗せてエレベーターへ。残った方のスニーカーが脱げる。

ロビー(2階):隠し場所を探したノブオが2階へ兄をつれて移動。

ベンチ(外):到着したサトシがベンチの下に落ちていた吸殻を発見。

事務室(1階):配電盤を見たサトシはすべてのスイッチがオンになっていることを不審に思う。

ロビー(2階):ケンイチ到着。2階へ行ってカウンターの上のニット帽とマスクを発見
⇒座ってリコが表紙の雑誌を読み始める。
・カウンターに隠れているノブオがアンリにケンイチの到着をメールで報告。
⇒アンリから6階の売店に行くよう返信がくる。

廊下(1階):リョウコが院内を歩き始める。
⇒ミツエが来たのを確認してリョウコ隠れる。
・リョウコに気づかずにミツエが女子トイレへ

女子トイレ(1階):トイレに入ったミツエが鏡越しにスニーカーを発見。

ロビー(2階):ノブオがニット帽とマスクを回収。

廊下(2階):2階へ上がるリョウコ。ケンイチに気づかれないようにトイレへ。
・ノブオが兄を乗せた椅子を引っ張ってエレベーターへ移動。
⇒兄が落ちて人が倒れるような音にケンイチとリョウコが反応。
⇒リョウコはトイレの扉の隙間から走るアンリをちらりと見る。

エレベーターホール(2階):エレベーターでノブオが兄を6階へ

女子トイレ(1階):ミツエが喫煙してせき込む。

売店(6階):ノブオが兄を連れて到着。6階へ誰も来ないように椅子をかませてエレベーターを使えないようにする。

屋上:開錠時間である11時になったため、アンリからノブオへ地下へくるようにメール

多目的ホール入口(地下):サトシがドアのカギを開けて院内の巡回へ。
⇒開錠後、ノブオがホールへ入り中を確認。ベッドを一つ出して6階へ。

屋上:アンリが到着したシンジロウを発見。

6階:兄をベッドに乗せてノブオが地下へ。

多目的ホール(地下):兄を運び入れる。

6階:ノブオが6階へ上がり、もう一度椅子をかませる。

1階:タカヒロ到着。エレベーターが止まっていたためあきらめて階段で6階へ。

屋上:アンリがマイを発見。すぐ後ろからメイコが入ってくるのを確認してパニックに(13人目だったため)なり、マイを見失う。

多目的ホール(地下):ノブオ、兄が睡眠薬で死んだと偽装工作。

6階:タカヒロ到着。エレベーターが椅子で動かないようになっていることに気づく。
⇒タカヒロが来る前にアンリが階段で1階へ(メイコが部外者ではないことを確認するため)

ロビー(1階):到着したシンジロウが正面玄関の扉が開いているのを見て、モップも確認する

自販機(1階):アンリがメイコの後ろから回れるように正面玄関からアンリが出すため、自販機で飲み物を買ってノブオがシンジロウの気をそらす。
⇒ノブオ移動⇒アンリがノブオからユキのニット帽とマスクを回収⇒アンリ、正面玄関から外へ

多目的ホール(地下):ノブオが購入した水を一口飲んで、兄の眠るベッドわきに置き、退室。

外:後ろからメイコにアンリが声をかけ、メイコを先に行かせて花壇にニット帽とマスクを捨てる。
⇒メイコを12人目と確認。中へ入る。

受付(1階):ノブオがスニーカーを発見し、回収。到着していたセイゴと会う。
⇒セイゴに話しかけられて慌てて持っていた上着にスニーカーを隠す。エレベーターが止まっている旨を伝える。セイゴは大量の汗をかいているノブオに汗っかきなのかと思う。

外(ベンチ):歩き回っていたマイがベンチに腰掛ける。

6階:ノブオとセイゴが階段で上がり、椅子が咬ませられていることを確認。タカヒロと会う。
⇒椅子をはずして3人で1階へ(番号札をとるため)

多目的ホール(地下):ケンイチが中へ入り、兄を発見。

外:マイが花壇に捨てられたニット帽とマスクを発見し、中へ。

受付:マイが通った後、コートを脱いだユキが最後の番号札を取ってホールへ

多目的ホール(地下):最後にサトシが入室。

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原作小説について

今回実写化された『十二人の死にたい子どもたち』は「沖方丁」原作の同名小説がもとになっています。

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まとめ

以上が『十二人の死にたい子どもたち』の犯人や自殺理由など、それぞれまとめでした。

いかがだったでしょうか。

この記事で少しでも疑問が解決できたのなら幸いです。

ではでは、映画をもう一度みるよという方も、DVDを待つよという方も良い映画ライフをお過ごしくださいませ!

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