『えんとつ町のプペル』トリビアと世界観解説まとめ「国のなりたちや腐る通貨」について

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お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣の絵本をもとにアニメーション映画『えんとつ町のプペル』。

早くから注目されている作品なので、

映画を観たい!!という方も多いはず。

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本記事では、

・『えんとつ町のプペル』にまつわるトリビア解説

・世界観設定や独特の通貨

・国のなりたち

以上について記載していきます。


目次

『えんとつ町のプペル』にまつわるトリビア

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『えんとつ町のプペル』にはトリビアがいくつかあります。

一つずつご紹介。。。

レター家のモデルは江戸時代将軍だった?

ルビッチたちの物語より250年前、えんとつ町のもととなった街を初代レターが作りました。

レター家は代々受け継がれてきており、ルビッチたちのえんとつ町は15代目のレターです。

15という数は、江戸時代の将軍家がモデルになっているのだそうです。

また、レター家の頭取室には歴代の肖像画が飾ってありますが、代を追うごとにやつれていっていて、臣下の方が力をつけるようになっています。

さらに、物語全体で海の生き物や海にまつわるものを多く取り入れており、頭取室には「ヤコブの杖」と呼ばれる天文観測用の道具=航海時代の遺産が飾られています。

町の人々は海は危険なものとしているため、航海に出られることも全く知らないので、ヤコブの杖をみたとしても何に使うのかわかりませんが、レター家やその臣下は国のなりたちを知っているためこの道具の意味はわかっているはずです。

宝石には価値がない国

えんとつ町は豊富な地下資源があったため炭鉱の町として栄えていました。

そのため、地下空間には炭鉱の後が残されていて、トロッコトンネルが多く存在しています。

ルビッチとプペルが迷い込んだのもこの炭鉱で、光っていたのは木の根っこがオパール化したもの。

現実世界ではオパールは高価なものとして扱われていますが、石炭をエネルギーとして使っているえんとつ町では宝石の概念がないためこのきれいなオパールは無価値なものとして扱われています。

交差点のモデルは渋谷のスクランブル交差点?

えんとつ町でハロウィンのダンスが披露されていた交差点は、渋谷のスクランブル交差点の配置を参考に作られています。

また、建築物も渋谷の建築物をモチーフに作られているのだとか

自然環境について

えんとつ町は太陽の日が煙によって遮断されているため、植物が生えません。

ただ、特定の施設で植物に必要な環境が整えられていて、野菜やキノコ類などが栽培されています。

植物が基本的に生えないため、木という存在を町の住民は知りません。

そのため、建造物は石や金属、モルタル、プラスチックなどで作られています。

時計の文字盤

町の時計は8までの数字で一周するように構成されていて12で刻まれていません。

時計の針も5本で、時間のはかり方も独特です。

ただ、どこから持ってきたのかブルーノの仕立て屋には12で一周する時計が置かれています。

ゴミ問題

生活ゴミは街中に設置されているダストシュートで地下まで落ちて集められたのち、収集トラックで運ばれていく仕組みになっています。

プペルが入ったダストシュートの底が抜けたのはこういった仕組みがあったからです。

また、再利用ができないものは地下水路を通って沿岸に集積され、ゴミ山となります。

プペルが生まれたのはこのゴミ山で、プペルを構成しているゴミはすべて再利用できないものが使われています。

ルビッチの家は星が見える場所を意識してたてられている

えんとつ町の住人は星があると知らないため星が見える、空が見える場所にこだわっていませんが、ルビッチたちが住んでいる家はマンションの屋上にたてられていて、空を見渡せる立地にあります。

子どもたちの仮装は海の生物がモチーフに

映画冒頭で子供たちがしている仮装は海の怪物がモチーフとなっています。

異端者は海の怪物に食べられて化け物になるという教訓を伝えるためこういった仮装をしているのだとか。

ドロシーは実は双子の姉クレアであった?

ルビッチの姉貴分として登場するドロシーは、双子の姉がクレアがいます。

クレアは星読みの末裔のため異端審問官に命を狙われていて、ドロシーは姉を守るためにクレアと入れ替わり、命を落としたのだそう。

劇中のドロシーのなきぼくろがあったりなかったりするのはこういった理由から。

ドロシーが自分の身がわりとなってなくなった後、クレアはドロシーと名乗って生きてきたそうな。

異端者として追われるプペルを見過ごし助けてくれたのもこういった理由があったからでしょうか。

独特の世界観とえんとつ町の通貨

ルビッチたちがすむえんとつ町はえんとつから立ち昇る煙と、周囲を四千メートルの岸壁に囲まれた完全閉鎖都市です。

外の世界とのつながりがないのはもちろん、一部の人間しか外の世界のことを知る者がいないという独特の設定があり、空が煙で見えないことから星の存在すら人々は知りません。

また、我々が使用しているような貨幣制度とは違い、ルビッチたちの町では時間の経過とともに腐る通貨「L」が使用されています。

時間が経つと腐るという仕組みからお金を持っていてもどうしようもないため人々はお金を貯めずにすぐに使い、経済を回しているようです。

国のなりたちについて

ルビッチたちの住むえんとつ町は、もとから煙や岸壁に覆われていたわけではありません。

さかのぼること250年、あるところに暴動が頻繁に起こる荒れた国があり、その国を豊かにしようと立ち上がった人物レターが、腐るお金を発案したのがことの起こりになります。

レターが考案した腐るお金Lは、持っていても時間が経てば無価値になってしまうことから人々はお金を使うようになり経済が豊かになり、国も栄え、平和が訪れました。

しかし、腐るお金によって損をした中央銀行の人々がレターを異端者として処刑したことでLは廃止、その国はまた荒れた国へと戻ってしまいます。

そこで、レターの息子であるレター二世と彼に続く者たちは国を離れ、中央銀行の手の届かない土地を見つけて外の世界から完全に隔離された国をつくりました。

これがえんとつ町で、ルビッチたちが住む国です。

そしてレターの血筋は脈々と受け継がれ、その土地に住むものたちが外の世界に出ることがないように異端者は完全に廃絶、取り締まる組織異端審問官をつくって監視するようになったのでした。

ちなみに、初代レターが構築したレターマネー貨幣制度(L)は、シルビオゲゼルが提唱した自由貨幣の概念をベースに提唱されているそうです。

作り話なのでいいですがちょっとでも力を持つものと違う意見を口にし、行動しただけで完全に抹殺されるって相当ヤバイですよね……

原作について

『えんとつ町のプペル』は、西野亮廣(キングコング)さんによる絵本をもとに西野さんの脚本、製作総指揮によって映画化された作品です。

原作の絵本は、西野さんのプロデュースのもとイラスト、着色、デザインなど総勢3人のクリエイターによりクラウドファンディングを使って製作され、ベストセラーを記録したヒット作。

絵本と映画で内容は少し違っているので見比べてみても面白いと思います。

気になっている方はぜひ以下、原作の絵本もチェックしてみてください!

えんとつ町のプペル

『えんとつ町のプペル』予告動画+あらすじ

予告動画

あらすじ

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣のプロデュースにより、イラスト、着色、デザインなど総勢33人のクリエイターによる分業体制、クラウドファンディングを使い資金を募って制作されたベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」をアニメ映画化。煙突だらけの「えんとつ町」。そこかしこから煙が上がるその町は黒い煙に覆われ、住人たちは青い空や星が輝く夜空を知らずに生活していた。ハロウィンの夜、この町に生きる親を亡くした少年ルビッチの前にゴミ人間プペルが現れる。原作の西野が脚本、製作総指揮を務める。監督は伊藤計劃原作の「ハーモニー」で演出を務めた廣田裕介。アニメーション制作は「海獣の子供」「鉄コン筋クリート」などで高い評価を受けるSTUDIO4℃。

(引用元サイト様:えんとつ町のプペル : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

キャストは誰? 配役についてまとめ

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以下、主要キャストについて記載します!

プペル(吹替:窪田正孝)

ルビッチ(吹替:芦田愛菜)

ブルーノ(吹替:立川志の輔)

ローラ(吹替:小池栄子)

スコップ(吹替:藤森慎吾)

レター15世(吹替:野間口徹)

アントニオ(吹替:伊藤沙莉)

トシアキ(吹替:宮根誠司)

その他キャスト陣

大平祥生

飯尾和樹

山内圭哉

國村隼

豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!

まとめ

以上が『えんとつ町のプペル』についてトリビアや解説まとめでした。

いかがだったでしょうか。

少しでもお役に立てたということであれば幸いです。

子供向けと思われている方も多いとは思いますが、大人でもかなり楽しめる傑作映画なのでぜひみてみてください!

ではでは、映画をみるよー!という方も、やっぱりやめておこうかなという方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ。

くれぐれもコロナ感染対策は万全に……!

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