映画犬鳴村の舞台「犬鳴トンネル」は実在する?実話や都市伝説の真偽、実際起こった殺人事件や事故についてまとめ

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2020年2月、映画にもなった「犬鳴トンネル」。

映画を観て題材として取り上げられた舞台について興味を持った方も多いのではないでしょうか。

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本記事では、

・犬鳴村や犬鳴トンネルは実在するのか

・犬鳴の都市伝説詳細

・実際に起こった殺人事件と事故の詳細

・犬鳴村は本当に地図から抹消された村なのか

以上について記載していきます。


目次

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犬鳴村や犬鳴トンネルは実在するのか

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そもそも、ゲーム化されたり、映画にも取り上げられた犬鳴村や犬鳴トンネルは実在するのでしょうか。

都市伝説として「地図から抹消された村」「トンネルに一度入ったら出てこられなくなる」「過去に殺人事件があった」などとんでもない曰くがついている犬鳴。

殺人事件等云々については後述しますが、犬鳴という地名自体は実際に存在しています。

犬鳴は現在の福岡県若宮市にある地区で、都市伝説や映画で描写されたような「地図から抹消された」ことはありません。

実際、グーグルマップで「犬鳴」と検索をかけても同上の地区がヒットします。

「GoogleMAP」上の犬鳴地区

上記マップ上、赤い枠に囲まれた地区が犬鳴です。

犬鳴は1986年の犬鳴ダム建設のために住民が脇田区に集団移住となったことから現在人口は0

住んでる方はいらっしゃいませんが、地図にも実際に載っている地区のため、あくまで「地図から抹消された」という話は都市伝説上の作り話と思っていいでしょう。

また、犬鳴村も犬鳴地区に「犬鳴谷村」という名前で実際にあった村で、一部誤りで「犬鳴村」と呼ばれることがあったのだそうです。

映画やゲームで「犬鳴谷村」が「犬鳴村」と称されるのは、単純に「犬鳴谷」より「犬鳴」のほうが呼びやすいからかもしれません。

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存在していても、入れないトンネル

犬鳴トンネルについても、「犬鳴隧道(ずいどう)」という名前で開通されたトンネルとして実在しています。

ただ、映画やゲームで取り上げられた曰く付きの「犬鳴トンネル」は、新犬鳴トンネルの開通によって現在使用されておらず、立ち入りを禁止されている区間となっているためそもそも入れません。

犬鳴トンネルにつながる道も封鎖されていて、無断で立ち入ると最悪通報されて処罰されます。

肝試しに行きたい愚か者はもちろん、一般の方は許可なしに立ち入ることが許されていないため、犬鳴トンネルをみることはできません。

犬鳴トンネル付近には監視カメラが設置されているため、入り込もうとするとばれて警察に通報されちゃうのでやめましょう……。

ぜーったい肝試ししたい!といきまいている愚か者は警察のお世話になる可能性大なので、もし実際に足を運んじゃってつかまったり怖い思いをしても管理人は一切その責任を取れないです。

あくまで自己責任できもだめしてくださいね!

現在犬鳴トンネルは映画にもあったようにコンクリートで封鎖されており、もし近くまでいけたとしても中にはいるのは至難の業です。

そもそも犬鳴トンネルに行くまでの道がかなり不気味なのと、その道を通ることが許されたとして犬鳴トンネルまでたどり着けたとしても中に入ろうと思う方はいないのではないかと思います。

犬鳴トンネルは新旧2つのトンネルが現存していますが、旧犬鳴トンネルは地図上では「犬鳴隧道」の名称で記載がされていますが、役所などの公民的な資料には「旧犬鳴トンネル」として記載されていて、新旧がわかりやすく書かれているようです。

また、旧犬鳴トンネルは新犬鳴トンネルが開通するまでの24年間実際に使用されていましたが、もともと旧犬鳴トンネルがある犬鳴峠全体が薄気味悪いということから開通当初も車どおりは少なかったのだそう。

また、犬鳴トンネルはトンネル内部が素掘りになっている上、上部からは地下水がぽたぽたたれてくる常時ホラー状態で何もでなくても十分怖い状態なんだそうです。

もし肝試しに行けるような状態でも行こうとは思わないスポットですね……。

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犬鳴の都市伝説と実際に起こった事件について

犬鳴トンネルや犬鳴村について、多くの都市伝説がのこされています。

犬鳴に関しての都市伝説は下記の通り。

・トンネルの前に「白のセダンは迂回してください」という看板が立てられている。

↑1990年代では見た事が無い。

・日本の行政記録や地図から完全に抹消されている。

・村の入り口に「この先、日本国憲法は適用しません」という看板がある。

↑無い。昔は、入口と言われていた脇道にあった。

・江戸時代以前より、激しい差別を受けてきたため、村人は外部との交流を一切拒み、自給自足の生活をしている。近親交配が続いているとされる場合もある。

・入口から少し進んだところに広場があり、ボロボロのセダンが置いてある。またその先にある小屋には、骸が山積みにされている。

・旧道の犬鳴トンネルには柵があり、乗り越えたところに紐に缶の仕掛けが施されていて、引っ掛かると大きな音が鳴り、斧を持った村人が駆けつける。「村人は異常に足が速い」と続く場合もある。

↑柵の後に仕掛けは無い。

・全てのメーカーの携帯電話が「圏外」となり使用不能になる。また近くのコンビニエンスストアにある公衆電話は警察に通じない。

↑1998年頃ドコモは通じた。公衆電話は道路に孤立。普通に使えた。

・若いカップルが面白半分で犬鳴村に入り、惨殺された。

(引用元サイト:犬鳴峠-Wikipedia)

などなど。

都市伝説なのでぶっとびまくってますが、もちろんこれは全て事実ではないそうです。

そもそも犬鳴は他の場所に住んでいた人間が偉い人に移住を命じられて移り住んだという経緯があるので、村人が激しい差別を受けた事実はありません。

そのため、村自体が自給自足して孤立していたような記述はうそっぱちだと思っていいです。

犬鳴は前述のとおり現在住んでいる人はいないので、村人が罠を仕掛けていて異様な足の速さで追いかけてくるとかいうのもありません。

幽霊云々についての真偽は現在犬鳴トンネルに近づくことができないため、検証も不可(検証できても怖いからやりませんが!)。

若いカップルが惨殺されていたらニュースになっているので、これもあくまで都市伝説(作り話)だと思っていいと思います。

実際に起こった事件も。。。

都市伝説についての真偽は偽りである可能性が非常に高いと記述しましたが、犬鳴トンネルや犬鳴村では実際にニュースや新聞に取り上げられるような事件が起きています。

1988年には田川市内で帰宅途中の工員が若者によって拉致され、自宅で監禁された後、犬鳴トンネル(犬鳴隧道)へ連れて行かれて手足を縛り上げられた上、ガソリンをかけられ焼殺されるという残忍な事件が起きています。

この事件で主犯とされた19歳の少年は実際に無期懲役判決を受けているため、犬鳴トンネルで殺人事件があったことは事実です。

また、犬鳴ダムでの死体遺棄事件、自殺といった事件が多発したことから土地そのものが何かに憑りつかれているのではないかという噂が立ち始め、都市伝説へとつながったのではないかと推測されています。

自殺や死体遺棄に関しては犬鳴ダムが建設された後、ダムで起こった事件が主のため、ダム建設前に犬鳴村という村で何かあったとする都市伝説があるのも頷けますね……。

映画『犬鳴村』で取り上げられた話はどこまで本当なのか

※以下から映画『犬鳴村』について記載するため映画内容のネタバレがあります。

映画『犬鳴村』のネタバレを読みたくない方は閲覧をお控えください※

犬を育てて食っていた?

映画『犬鳴村』では、犬鳴村自体が外部との関係を遮断し、村人が自給自足、さらに犬を飼って食っていたとされていました。

しかし、実際は犬鳴村(犬鳴谷)自体が外部との関係を遮断していたわけではなく、そもそも犬鳴と呼ばれている所以は犬を食っていたからという理由ではないため、これは映画オリジナルの設定で事実ではありません。

犬鳴村と呼ばれる由縁、名前の由来について

犬鳴村、犬鳴峠など、犬鳴という名前がこれら地区についた由縁は、近くに位置する犬鳴山にあります。

『犬鳴山古実』には「この山を犬啼と呼ぶのは谷の入り口には久原へ越える道筋に滝があり、昔狼が滝に行きついたが、上に登れないことを悲しんで泣いていた」と記されています。

他にも、この犬鳴山はとても深いため、犬でも超えることが難しく泣き叫んだため犬鳴山と命名されたとする説もあり、犬鳴が犬鳴と呼ばれる所以は犬を食っていたからその犬が鳴いたという意ではなく、犬が越えられない峠を悲しんで鳴いたという意から来ているのだそう。

そもそもの説が違うので映画はやはり映画を面白くするフィクションですね!

村人もろとも村がダムの底へ沈んだのは本当か

犬鳴村(犬鳴谷)は実際ダム建設により水の底へ沈むこととなりましたが、住んでいた村人は他の地区に移住することになったためもちろん殺されていません

まつられていた神社も別の市に移転するなど、かなり用意周到だったので逃げ遅れた村人がいるという説もフィクションと考えていいです。

そもそも人殺したらニュースになりますし、ただじゃ済みません……。

ただし、犬鳴トンネルがコンクリートで封鎖されている点、天井からぽたぽたと水滴が垂れてくるといった描写は実在する犬鳴トンネルと同様です。

しかし、映画ではダムによって沈められたために水が滴るといった描写がされていますが、実際はダム建設が原因で水がしたたってくるわけではないので原因については違いがあります。

犬鳴へつながる公衆電話

映画では犬鳴村につながる公衆電話が存在していますが、今でもこの公衆電話はあります。

ただ、公衆電話ボックスの中で人が溺死したり、何らかの事件が起こった事実はないため、映画で起こった事件はもちろん実話ではありません。

出てきた犬鳴村の一族について

森田家という犬鳴村の血を引く一族が映画では主役となって活躍してくれますが、これは完全に映画上の設定、人物のため、現実世界で森田という一族が何かしら事件を起こしたというわけではありません。

実際に犬鳴村に住んでいた人たちは無事に移住を果たしているので殺されることなく、ダム建設会社関係者を恨んでもいません。

そのため、血族を残すという映画の軸となる設定も、現実世界とはゆかりがないものと思っていいです。

映画『犬鳴村』について

以下、映画『犬鳴村』の予告やあらすじ、キャストについて記載します。

詳しく知りたい方はチェックしてみてくださいませ。

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予告動画

あらすじ

トンネルを抜けた、その先に__。

臨床心理士の森田奏は、周囲で起こる奇妙な出来事に共通しているのが心霊スポット「犬鳴トンネル」であることに気づいた。

突然死した女性が「トンネルを抜けた先に村があって○○をみた」と最後に言い残したことをもとに、奏は連続する不可解な出来事の真相を突き止めるために犬鳴トンネルへ向かうが__。

キャストは誰? 配役についてまとめ

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以下、主要キャストについて記載します!

森田奏:三吉彩花

森田悠真:坂東龍汰

成宮健司:古川毅

籠井摩那:宮野陽名

西田明菜:大谷凛香

優子:奥菜恵

圭祐:須賀貴匡

田中健

山野辺:寺田農

中村隼人:石橋蓮司

森田晃:高嶋政伸

森田綾乃:高島礼子

森田健太:梅津陽

遼太郎:笹本旭

豪華キャストが勢ぞろいしているので要チェック作品ですね!

まとめ

以上が『犬鳴村』の都市伝説や、犬鳴トンネル、犬鳴村の有無、映画と現実世界での違いなど、まるっとまとめでした。

いかがだったでしょうか。

映画『犬鳴村』自体は個人的に近年公開された映画『貞子』よりずいぶん楽しめたホラー映画ですが、大半フィクションなので実話とリンクしまくっていると考えるのはよろしくないとは思います。

もし肝試ししてみたい!と思っても、犬鳴トンネル自体に近づくことが許されていないのでできません。

絶対肝試ししたい方は警察に連行される覚悟でやるべきですが……そもそもおすすめはしないですし、何かあっても一切責任とれないので自己責任でやってくださいね(-_-;)

映画自体は結構面白い部類のホラーだったので、気になった方は映画見て満足するのがベストかもしれません。

ではでは、映画をみるよー!という方も、そうではない方も、良い映画ライフをお過ごしくださいませ。

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