『ジュラシック・パーク』のパクリ?B級映画『ジュラシックシャーク』詳細ネタバレレビュー

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こんにちは、Kazuです。

みなさん、サメ映画と聞いて頭に思い浮かべる映画は何でしょうか。傑作といえば『ジョーズ』シリーズで正解でしょう。

『ジョーズ』は正統派サメ映画で、人食いざめがビーチの人を食い荒らすというのが物語の軸。迫力もあり大抵の人が楽しめる良作です。

しかし、最近のサメ映画は普通のサメを起用しなくなりました。

ご存知でしょうか……サメが空を飛んだりトイレからこんにちはしたり、はたまた宇宙から飛んできたり、そもそも世界はサメが支配していたりする映画を……

本記事ではそんなはちゃめちゃサメ映画の中の一本、くそ映画としてその名をはせる『ジュラシック・シャーク』についてネタバレありでご紹介いたします。タイトルから無性に『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせますが、全く違う映画です。恐竜は出てこず、タイトル通りサメが出現します。

とんでもない惨劇になりそうですが、いざ出陣!

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目次
『ジュラシック・シャーク』予告動画+鑑賞の際の注意点
『ジュラシック・シャーク』見どころについて
ネタバレ
おすすめ度
まとめ

『ジュラシック・シャーク』予告動画+鑑賞の際の注意点

予告動画

鑑賞の際の注意点

予告を観ての通りB級くそ映画臭がぷんぷんする作品です。タイトルは似ていますが、『ジュラシック・パーク』ではないです。タイトルはパクったかもしれませんが内容は全くパクれていません。

しかも「ジュラシック」と銘打っているにも関わらず、全く古代っぽいサメ出現しないんですよねこの映画。タイトルとの乖離がある時点でおそろしい展開が読めそうですが、観てみたら違うかもしれない……面白いかもしれない、いや、面白いに違いない。そう思って鑑賞したやつから死んでいくのでご注意を。

失礼な話ですがB級でもなく、まぎれもないくそ映画です。くそ映画を渇望している方やくそ映画こそ見たいんだという猛者のみご鑑賞いただければと思います…

『ジュラシック・シャーク』見どころについて

水着。これだけです。ド派手なサメアクションも予告以上のものはないです。決まったカメラワークのサメしか出てこない上に低予算のせいかCGもよろしくない……サメが浮きまくって終始ワロス展開です。

見どころは女性キャストの水着。このくらいですかね…だがしかし、女性も女性で太っている方の起用が主なのでスタイル抜群をご所望の方はご注意を。。。

ネタバレ

冒頭

水着の女性二人が湖のほとりに座っているところから物語は始まります。どうしてか定点カメラでしか撮影できないようで、あまりカメラの視点が動きません。スタートから駄作感がいなめないため、この時点でアウトな人は静かに動画を止めましょう。

ほとりに座る女性二人にカメラは向きますが、女性は水着姿で、それぞれいちごっぽい水着とパープルの派手な水着を着ています。それがまぁとにかくダサくてサメよりも水着がちょっと気になってしまいますが、B級映画なのでそのあたりは気にしていられなかったのだと思います。

あと、二人の女性はデブとは言えませんがスマートとも言えない、なんとも微妙な体系をしています。割とダレトクな映像が冒頭では続きますがこれもご愛敬でしょう。。。

パープル水着の方が水に入るのはサメがいるかもしれないから怖いと湖に入るのをためらいますが、いちごは湖だからサメはいるはずないともっともなことを言ったところでシーンは謎の研究所内に移動します。

何の研究をしているのかわかりませんが、女性と博士みたいな男が言い争っています。掘りすぎたとか掘りすぎていないとか謎のやり取りをする二人。説明が足りていないため視聴者は置いてけぼりを食らい始めますがこれもB級ではよくあること。

「?」と視聴者がなったところでいちごとパープルにカメラが戻ります。

ちょっとした談話を終えたところですぐ近くで謎の爆発が起こりますが、なぜか二人は逃げようとせず、湖へいちごがはしゃぎながら入っていきます。

いちごをいかれやがったかと疑うもののなぜか自分も水へ入るパープルの女。

二人に忍び寄る何か。

だだだだだんとそれっぽい音が流れて水の中の様子が映りますが、サメっぽい映像はかけらほども出てきません

何をみせられているのか訳がわからない中、雑にいちごが水中へ引き込まれます。金がないのか派手な演出はなく、とてつもない小並感満載でとにかく笑いを誘ってきますがこれはご愛敬。

いちごを水面でのみ探し続けるパープル。なぜか水中に顔をうずめたりせずにぷかぷか。サメ(?)の餌食に。

ここまで全くサメが出てきていません。いや、出てきてはいると思いますが、映像として姿を現してくれないため何をみせられているのか訳が分からないです。そこがいいのかもしれませんが、A級以上の映画を常に見ている人が鑑賞したらおそらく即死級のダメージをこの時点で受ける可能性が高いのでそんな方は自分のレベルが上がるまでこの映画は封印しましょう。

二人がサメの餌食になったところでタイトルコール。ジュラシックシャークの文字が淡水をバックに登場。これがまぁださいですが、ご愛敬です。

謎の盗賊団登場

本編は、どっかの窃盗団が車にどっかから盗んできた絵画をもって湖に浮かぶボートへ急いでいるシーンから始まります。

冒頭の子たちはおそらくサメに食われたんだと思いますが、説明はあえてありません。これはジョーズやほかのサメ映画でもよくある序章みたいな設定なので演出やキャストの演技を除いて脚本としてはいいのではないでしょうか…。

窃盗団は上下とも真っ黒い服のリーダーの女(こいつがものすごくいばっていて最初から最後までくそうざいです)と、そのほか4人のざこっぽい男で結成されている様子。リーダーの女が絵画を盗んだ際に警察官を殺したことでほかのメンバーがちょっとビビっているという設定らしいです。

なぜか湖を渡ろうとしてボートへ飛び乗った5人。今度の餌食はこの窃盗団でしょうか。

ボートを漕いで数マイル先まで行こうと女が言い出したところでボートが謎の襲撃(おそらくサメ)、転覆するのかと思ったらいつの間にかボートが沈んでいます。

転覆する演出まで面倒くさくなったみたいです。水に入った瞬間、ボートが跡形もなくなくなっていて驚かされます。いやはや、何トンの絵画をつんでいたのやら…。

湖に投げ出された5人。屈強な男が「何かがおれの足を!!」とかいいながらぷかぷかします。なかなか引きずり込まれないのでいつまでぷかぷかしてるの?と思ったところ、しばらくぷかぷかした男が水に引きずり込まれてシーンがなぜか暗転。他の4人がどうなったのかは不明のまま次のシーンへ移ってしまいます。

スレンダー女子登場

さっきのシーンで窃盗団はどうなったの? と思っていると、湖のほとりに車が一台止められ、中からデブ女2人、スレンダー女子1人、普通の男1人が出てきます。撮影のためとかなんとかいっていますが、要はスレンダー美女が研究所が調べている何かを調査しに来たついでにほかの3人がついてきたみたいです。

いやはやこの映画、デブ女しかでてこないし絶望的だなと思っていましたが、ようやく1人スタイルのいい女性が出てきました。この女性だけは最後まで生き残ってほしいと視聴者が祈ったところでなぜか4人は湖へ。どいつもこいつも湖が大好きみたいですね。

4人がボートへ乗ったところでカメラが4人の窃盗団を移し、シーンが変わります。いきてたのかお前ら!と突っ込んだところ「サメに襲われたんだ」と、全く姿をみていないにも関わらず窃盗団の1人がサメに引き込まれたものだと決めつけてやまない4人が会話を楽しんでいます。

サメがいるとわかっていながらもなぜか「湖に沈んだ絵画を取りに行け」とリーダーの女が指示を出し、いかついお兄ちゃん的窃盗団の一人がなぜかサメのいる湖へ入ります。

ここでようやくサメの映像が登場。やすっぽい演出、カットでサメが登場します。

「サメだ! サメがいるぞ!」とこちらも安っぽいコールでサメが登場したことを知らせる湖のほとりにいる窃盗団3人。いったいどんなサメかというかと全くジュラシックを感じさせないサメです。はい、普通のサメちゃんです。あれ?普通のさめじゃね?ジュラシックってどの辺がジュラシックナノ?と疑問に思ったらおしまいです。

なんとかサメから逃れようと湖の岸まで泳いできた兄貴。足がつくところまできたにも関わらずもろともしないサメにやすっぽい合成技術で食われてしまいます。

仲間が食われるものの、「残念だったな」とまったく残念がる様子もなくコメントを残す窃盗団3人。シーンが暗転します。

マッチョが死にます

ボートに乗り込んでいる3人の女とボートをこぐマッチョ一人にカメラが切り替わります。今度のいけにえのようです。

サメが現れてボートを漕いで逃げようとしますが、お決まりのごとくボートは転覆し、そっこーでボートはなくなります。

岸まで逃げようと泳ぐ男はひきづりこまれて食べられてしまいます(おそらく)

ちょっと時間がたったのか、なぜか打ち上げられているナイスバディの女一人。他のデブ二人はナイスバディが目覚めてからなぜか肩を抱き合いながらやってきます。

岸にいないマッチョを探しながらふらつく女3人。それをちょっと遠くから草むらに隠れて様子をうかがっている窃盗団3人。

マッチョのカメラを岸辺で見つけて持ち上げた瞬間、カメラの下にマッチョの足があり、3人はマッチョの死を知ることになります。

ギャースカ騒いだ後に窃盗団を見つけた3人は助けてと言いますが、窃盗団は自分たちはいい人感を出しながら3人に駆け寄ります。

そして先ほど使ったサメのカットを使用してサメが登場し、シーンは暗転。

岸を離れて森の中で話し合う6人。「あれはきっとメガロドンだ」と言い出す弟分。窃盗団は自分たちは旅行者だと女性3人に紹介します。

島にある研究施設で不当な研究をしているかもしれないとかなんとかで島には人がいる伏線を張るナイスバディ。

窃盗団の女が島に人がいるかもしれないけど島の探索は明日でよくね?今日はもう寝ようぜと言い出し寝ることになります。

朝起きて研究所へ行こうと島を横断することになりますが、こいつらあまり危機感がないようで談話を楽しみやがる時間が多いです。

つべこべいっている間に6人は研究所に到着。

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研究所の外でなぜか研究員の1人が血まみれで倒れていますが案外元気で、「あまりにも深くほりすぎて古代のサメを呼びおこしちまった」とか意味のわからない説明をします。

どうみても普通のサメにしか見えなかったあのサメは、「古代のサメ=メガロドン」らしいですわ。

なるほどサメの正体がわかったところで研究員とそれを助ける女子3人を後ろから窃盗団が銃で脅しはじめます。研究員に湖に落としてしまった貴重品を取りに行けと指示を出した窃盗団。

しぶしぶ研究員が湖の中へ。血まみれだったのにいたって平然と歩いていきます。怪我どうしたんだよとつっこむのもつかの間、湖の中の演出家、サメが水の中を普通に泳ぐというチープな登場をかまします。

湖に入った研究員は「がぶっ」という音がするだけで直接的な表現がないまま、食われて死にます。

「食われている間に次をいれろ」とかよくわからないことを言い出す窃盗団ですが、そこはくそまぬけな窃盗団らしく、サメに気を取られている間に女3人が逃げてしまいます。なんで縛っておかなかったしとかつっこんだらおしまいですが、この後も謎のまぬけをかますのである意味期待してみる方が映画を楽しめるでしょう……。

必死に女3人を探す窃盗団。逃げきれずつかまる女2人(スレンダーは湖のつかまらないです)が、湖へ突っ込まれてしまいますが、突っ込まれたのは岸付近なのにまっていたかのようにサメがやってきて一人食われます。

「湖には素手で抱えて投げ入れただけなのでもはや岸なのになんでサメがこられるの?」とか、「なんですぐ岸辺にあがらなかったの?」とかそういった疑問を抱いたらきりがないです。

窃盗団につかまる残った2人の女

とりあえず明日動き出すかとかのんきなことを言い出す女リーダー。

このちょっと前に「盗んだ絵画を売りつける相手はいつまでまってくれるかね?」と窃盗団同士で相談してたのにそんなのんきでいいのかと視聴している側は思い始めますが、そんなことおかまいなしに寝ます。

深夜、寝たふりをしていたナイスバディを見抜いて女リーダーが談話を始め、絵画の意味の話があるのですが本編には全く関係ないので割愛。

ダイナマイトで追っ払おうとナイスバディが言い出して、次の日の朝ダイナマイトで追っ払い計画を始動します。

窃盗団のうちのマッチョがダイナマイトをもってサメを追っ払っている間にナイスバディとデブの2人が絵画を取りに湖へはいれと女リーダーが指示を出します。

絵画を取ってきたら逃がしてくれるのか尋ねると「いいぞ」と女リーダー。絶対守ってくれなそうなのに信じて水着姿になる2人。なぜ上脱いだのか訳がわからないですがおそらくここは見どころの一つなのでしょうね……。

いらない演出と、「はよ絵画とりに行け」という思いが交錯したところでようやく湖の中へ二人が入っていきます。

そしてなぜかすぐに絵画を見つけます、もう本当に意図も簡単に。絵画を探すためにがんばるとかそういった描写は全くないです。やけにあっさりだなと思ったところでようやくサメが二人を狙い始めます。そこをマッチョがダイナマイトを放り込んで追っ払うという工程を何度か繰り返します。が、ダイナマイトを投げていたやつが投げそこなって爆死。なんで投げそこなったのかわかりませんが、とりあえず殺しとけみたいな脚本家の意図が垣間見えてげろ吐きそうです。

ダイナマイトをヒットさせてサメを殺せよとか突っ込んだら物語が終わるのでだめです。

サメ大ジャンプ……

絵画が重すぎて持ち上がらなかったため、岸に戻った2人の女。言い争いになる残った3人。

そこへなぜかサメが突然、ジャンプで突撃。どうなったかわかりませんが、ジャンプした状態で女リーダーを食ってそのまま湖に戻ります。おんなリーダーは岸にいたはずなのになぜかそれを食って湖に戻れるほどの大ジャンプをサメが見せる映画……もうなんでもありです。

「あれをやっつけなきゃ」と、なぜか謎の正義感を発揮させる残った2人。早く逃げろよ…といったらサメがそのままなのでだめらしいです。

湖に入って1人がおとりになったところでダイナマイトで殺そうとかまえる岸辺のデブ女。最初からそうすればよかったのにダイナマイトで殺そうと思わなかったのはご愛敬。

ナイスバディに迫るサメ。ダイナマイトに火をつけようとしますが、ライターにオイルが少なくなかなか火がつきません。
確認しとけよと思ったところでようやく火がついて、サメが口をあけて水面から顔を出したところ、都合よくダイナマイトを口に放り入れてサメ爆死。近くにいたナイスバディはなぜか爆発の影響を受けず無傷。

女二人、生還。

ようやく映画が終わったかと安心したところシーンが岸辺の岩の上で談話をする2人の男に映り、二人は談話中に横ジャンプしてきたサメに食われてエンドを迎えます。

普通のサメにしか見えませんが、どうやら研究員が掘り起こした「古代のサメ=メガロドン」は一匹ではなかったようですね……オーマイガッ

オススメ度

3/100

普通の映画をご所望の方に対しては3ですが、サメのくそ映画をご所望の方には満点近い映画です。

サメのB級以下映画が好きな猛者はレッツトライ!ジュラシックシャーク!

まとめ

以上がサメ映画『ジュラシックシャーク』のネタバレとオススメ具合でした。

いかがだったでしょうか。ありえないくらいのくそ映画ですが、トイレからこんにちはするサメに比べたらまだましでしょうか…

くそ映画をご所望の猛者には超オススメ映画なのでお時間がある猛者はぜひ…!

ではでは、よい映画ライフを!
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