本当に面白いパニック映画『海底47メートル』ネタバレビュー 47meters down




あらすじ+予告動画

リサとケイトの姉妹はリサの失恋を癒すという目的もありバカンスを楽しんでいた。

バカンスの最中、ケイトの誘いで、海で檻の中からサメを目の前に鑑賞する「シャークケージ・ダイビング」を行うことになるが、クレーンが故障することにより、二人を乗せた檻(ケージ)は海底47メートル下まで落とされてしまう。

人食いサメがどこから襲撃してくるかわからない中、ケージから姉妹は抜け出すことができるのか__姉妹たちとサメの対峙を描くパニックスリラー

恐怖度

82/100

サメによる恐怖は題材にするほど強く感じません。

サメというより、海底で姉妹たちの酸素がなくなったり、自分たちが置かれた状況に精神的に追い詰められるパニック映画といった方が正しい気がします。

ストーリーもよくあるといわれればそれまでですが、思ったよりもしっかりと伏線が作りこまれていてテンポもよく、面白いです。

キャスト

・ケイト(クレア・ホルト:山口協佳)
主人公の一人。サメを間近で見るために姉のリサを説得する妹。姉がパニクっている中とにかく冷静でかっこいい妹。

・リサ(マンディ・ムーア:浅野真澄)
とにかくパニクってうるさい姉。きれいなので問題ないです。

・ハビエル(クリス・J・ジョンソン)
助けに来てくれる青年。一瞬で海底でぱっくんちょされます。助けに来てくれたのにかわいそう感が半端ない。

・ルイス(ヤニ・ゲルマン)
ちょっとよく記憶にないです。

・ベンジャミン(サンティアゴ・セグーラ)
この人もちょっとよく覚えてないです。

・テイラー船長(マシュー・モディーン)
無線でよく連絡をとるおじさん。おそらくすぐ呼んだんだろうけど沿岸警備隊を呼ぶのが遅い気が……。

サメに襲われるまでがちょっと長い

映画が始まってからサメに襲われるまでがちょっとだけ長いです。

本作は『ジョーズ』などの有名なサメ映画と違って冒頭から人がサメに食われることはなく、ゲージが落ちてからじわじわ追い込まれていくことになります。

6メートル級のサメが出現し、そのサメが人間を襲撃をしてくるまではそれなりに時間がかかります

早い段階でサメは出てきますが、ドキドキハラハラな展開は20分待たないとないので、冒頭で飽きてしまいやすい人は面白い展開までぜひこらえていただきたいです。

サメに囲まれ酸素は残り僅か

主人公姉妹のリサ(姉)とケイト(妹)はあらすじにもある通り海底47メートル地点までケージに入れられたまま落下してしまいます。

サメを集めるために大量の餌を巻いていたせいであたりはサメがうようよ。

おまけに海底47メートルは暗くて遠くまで見通すことができず、サメがいつどこから襲ってくるのかわからない最悪な状況

ケージの中にいればサメが襲ってきても安心かのように思えますが、途中サメの襲撃に遭い、ケージが破損しそうになったため、中で身を潜めているわけにもいかない。

酸素も残り少なく、持っていた無線もつながらないしで、ケージから出る以外に助かる道はない危機的状況に姉妹は陥ります。

とことん精神的に追い込まれた状況に目が離せません。

サメ成分少なめ?

サメはよく出てきますが、全面にサメを推してくる映画ではありません。

よくあるサメ映画はサメが主体となってもはやサメ成分が80パーセント以上をしめますが、この映画はそんなことはなく、サメが人を食い殺す映像が主体となっていません。

サメに食い殺されるという恐怖が常に付きまとっているものの、「酸素がなくなる」「潜水病の危険」「ケージから出ないと無線が通じない」等その他の要素が強く、サメがド派手に人を食い殺すことがメインの映画ではないです。

以下、ネタバレ

【様々な危機】

・潜水病

人間は海底から急に海上まで上がってくると潜水病になってしまうそうです。

なんでも深くまで潜ることで体内に窒素が溶け込み、その溶け込んだ窒素が急に海上まであがることで気泡となって脳に障害をもたらすとか。

難しい話はわかりませんが水圧の違うところに急に移動したら体に支障があるということだと思います。

映画内では海底47メートルまで落とされた姉妹たちが自力で海上まで上がろうと一度考えつきますが、妹が潜水病にかかると知っていて、少しずつでないと海面に近づくことができないと伏線を張ります。

サメがうようよいるだろうその中をゆっくり上昇しなければならない最悪の伏線を張るわけですが、実際にサメがうようよいる中を海面に向かって上がっていくことはありません。実際には。

・酸素がない
海の映画でつきものなのが酸素がないという危機的状況。しかもカウンター付きなのでどれくらいを残っているかが目に見えてわかります。1をきるとブザーまでなる仕様。

途中替えの酸素ボンベを落としてもらえますが、それをかえるのにうまくかえられるのか観ている側はハラハラさせられます。

・窒素酔い
映画の途中でボンベをかえますが、二本目のボンベを使うことで「窒素酔いを起こしやすくなり、幻覚が見えるかもしれない」と船長から助言があります。これがもう本当にいい伏線といいますか、やられたという伏線で、のちに展開を面白くするソースになります。

これをいってしまうと映画を観ていない人が映画を観た際に面白さが半減してしまうため、これ以上は書きませんが、「幻覚」がキーとなってくるのでそのあたりを念頭に観ていただければとても楽しめるかと思います。

何度も落とされます。

やった! これで助かるのね!と思う瞬間がこの映画ではあります。

が、簡単には助かりません。

お願いだから助けてあげてといいたくなるくらい何度も浮き上がっては落としどころで落とされるといった感じでみていて本当につらくなります。それだけ感情移入できて面白いともいえるのですがハッピーエンドじゃないと映画はだめだと思っている方にはオススメできません。

だってハッピーエンドじゃないから!!

後味がかなり悪い

姉妹は生きて帰れるかと思っていましたが、姉しか生き残れない挙句に姉が以後どうなったのか、幸せになったのか描写がされていないことからハッピーエンドは想像しにくいです。
※以下、白文字にて盛大なネタバレを書いているので映画を観た方は選択をすることでご覧いただければと思います。※

むしろ窒素酔いを起こして妹ともに助かったという幻覚を見たせいで、現実と幻覚とのギャップでどうにかなってそうと勝手に憶測をしてしまえるので後味がかなり悪い。

面白いのですがすっきりとした気分で映画を観終えることはできないです。

どんな人におすすめ? おすすめできない?

・パニックスリラー好き

精神的に追い詰められるパニックもののため、パニックスリラーが好きな方にはオススメです。

・サメ映画好きには……

サメが大活躍するわけではないのでサメ目的で観るとちょっと拍子抜けしちゃうかもしれないです。

・グロイシーンありのため、血が無理な人は……

血が苦手な人にはオススメできないです。サメもの映画と銘打っている映画にしてはそれほど血は出ませんが、結構リアルな感じで出血したり中の肉が見えたりするので苦手な人はやめておいたほうがよさそうです。



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