2018年8月1日に『インクレディブル・ファミリー』が公開されました。
2004年に公開された『Mr.インクレディブル』の続編で、ピクサーの長編映画としては『リメンバーミー』に続く20作目となります。
コミカルなヒーローアニメーションで、子供から大人まで楽しめる本作。
夏休みだから子供と観に行くかという人も少なくないでしょう。
本記事では、『インクレディブル・ファミリー』の前に上映される、同時上映の『Bao』についてまとめます。
インクレディブル・ファミリーについてではないです汗
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※ネタバレありのため注意※
目次 Baoって? 制作者について 中華まんに命がともった理由は? まとめ
Baoって?どんなストーリーなの?
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『Bao』とは、『インクレディブル・ファミリー』と同時上映されたショート映画です。
『インクレディブル・ファミリー』上映前に先に上映される映画ですね。ピクサーでよくある演出です。
インクレディブルには直接関係のない映画ですが、心がほんわかするストーリーです。
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物語詳細(ネタバレ)
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中年の女性が中華まんを作っているところから物語が始まり、仕事で忙しい夫はすぐに家を出て行ってしまいます。
一人寂しく作った中華まんを食べる女性。
最後の一個を口に含んだところ、中華まんから赤ちゃんの声がして、慌てて女性は吐き出します。
吐き出した中華まんが入った蒸しせいろから確かに赤ちゃんの声が聞こえ、おそるおそる覗いてみると、そこには目と鼻、口がついた中華まんがありました。
中華まんからはぴょこんぴょこんと腕、胴体、足が出てきて、女性は両手で拾い上げ、なんともかわいいフォルムから、この中華まんを育てることを決めます。
まるで人間のように少しずつ大きくなっていく中華まん。
ただ、中華まんなので少し衝撃があるだけですぐにぐにゃぐにゃにへこんでしまいます。
中華まんが大きくなっても、女性は中華まんが危ない目に遭ってぐちゃぐちゃになるのではないかと心配で友達と遊んだ際も少しでもへこみができれば中断させるように遮ってしまい、中華まんは反抗期に入ってしまいます。
反抗期のまま、女性と中華まんは仲たがいしたままで中華まんはよく外に出るようになり、ある日、中華まんは彼女を連れて帰ってきます。
あまりにもその女性が派手に見えたため、女性は出ていこうとする二人を止めますが、中華まんは聞きません。
どうしても出ていってほしくなかった女性は、女性を追い出して、中華まんを引き留めましたが、聞いてくれなかった中華まんをひとくちに食べてしまいました。
後悔で泣き出し、寝込んでしまう女性。
寝込んでいる女性のもとへ、中華まんの顔そっくりの男性が何かいいたげに女性を訪ねてきました。
中華まんそっくりの男性は、女性の息子で、女性に詫びたいといいたげに女性と昔よく食べたおまんじゅうを買ってきて女性が横たわるベッドに腰掛けます。
最初はそっぽを向いてしまう女性でしたが、息子があきらめて出ていこうとしたところを引き取め、一緒におまんじゅうを食べて仲直りすることができました。
次の日、母親と息子、息子の恋人とともに中華まんをつくる。というところで『Bao』は終わります。
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制作者について
(引用元:https://en.wikipedia.org/wiki/Bao_(film))
脚本と監督をつとめたのは中国生まれでカナダ育ちのクリエイター「ドミー・シー」。
ピクサーでは初めての女性監督、そして初めてのアジア人が制作した作品となります。
ドミー・シーは『Bao』については自分の経験をもとに制作したと明かしています。
ドミー・シーの父親は仕事で忙しく、あまり家にいることはなくて、母親と一緒にいる時間が多かったのだとか。
その経験をもとにしてこの映画を制作したのでしょう。
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中華まんに命がともった理由は?
食べ物が主人公になる映画はピクサーで初めてですが、中華まんに命がともった理由は何だったのでしょう。
見る人によって見解は違うかと思いますが、制作者が母親との関係を描いているといっているだけあって中華まんに自分の気持ちを乗せているのではないかと思います。
遊びたがりの時期の思春期に、母親に反抗してしまい、素直になれなかったのをそのまま中華まんにして描いているのではないでしょうか。
実際、映画の終盤では中華まんそっくりの息子が現れることからもそう言えると思います。
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まとめ
以下、本記事のまとめになります。
・『Bao』は『インクレディブル・ファミリー』と同時上映の短編映画
・制作者は「ドミー・シー」
・中華まんは息子の昔の姿そのままを描いている
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